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僕たちが出来ること  作者: 環流 虹向
華宮屋敷
23/174

災獣園

縁側に着くと、さいさんは日向ぼっこをしていた。


世永「あ、おかえりー。仲直りできた?」


樂「いや、ケンカ…」


虎雅「出来ました!」


世永「おおー、それは良かった!じゃあ、ついてきて。」


樂「ッチ。」


樂はなぜか舌打ちした。


せいさんに連れられて屋敷を歩く。

どこに向かっているんだろう?


だんだんと動物の鳴き声が大きくなる。


せいさんが迷わず入っていった扉の上には

『災獣園』…?なんだろ?

樂も普通に入っていく。


少し背の低い扉をくぐるとそこには

沢山の動物がいた。

鳴き声でもわかっていたが結構多い。

30〜40はいるだろうか?


この部屋は庭にも繋がっているので結構広い。


世永「お疲れ様ー。みんなの様子どう?」


「はい。大体の子は妖力がなくなってきたんですが…」


せいさんが白づくめの人に話しかける。

この部屋に5人くらいいる。

この動物たちを管理する人たち何だろうか?


世永「あ。この子。新人の虎雅。」


せいさんが急に自己紹介を進める。


虎雅「はじめまして!佐伽羅 虎雅です!よろしくお願いします!」


急だったので声に力が入り、だいぶ大きい声で自己紹介をした。


「よろしくお願いします。私はこの災獣園(さいじゅうえん)の管理をしてます。作治さくじ きょうです。よろしくお願いします。」


二人でお辞儀し合う。


杏さんは僕より大人っぽい印象で、

ぱっちりした目が特徴的だった。


虎雅「あのすみません、災獣園ってなんですか?」


杏「災獣園は、凶妖の妖力を全て無くし、もとの体になった子の怪我や病気を治す場所です。健康になったら元いた場所へ帰します。」


世永「凶妖を一旦封印してここまで連れてきて、邪念を取り除いてくれるところなんだ。少し前までは無かったんだけど、(かしら)が各臓方の家に一つ作るように命じたんだ。」


なるほど、(かしら)は殺したくないって言ってたもんな。


樂「まあよく思ってない奴もいるけどな。」


世永「そういう余計なことは言わなくていいの。」


杏「私はこの施設が出来て良かったと思っています。殺して存在自体を抹消するのは、相手を生かすより簡単なことです。(かしら)は難しいことを選択して今挑戦してる。私はお力添えしたいと思ってここでお世話をしてます。」


小さい凶妖を抱きしめて笑顔で話す、杏さん。

確かに悪と思っているものと、共存って選択はなかなか出来ないよな。


世永「今日はこれから妖力を凶妖から無くす実践していくよ。」


虎雅「はい!」


樂「俺は別だろ?」


世永「樂もだよ。ちょっと手こずってる子いるらしいからその子の面倒見て。」


樂「えー…。」


世永「これも仕事。しっかりやって美味しいご飯食べよう!」


樂「食えりゃなんでもいいだろ。」


樂は何だかんだせいさんの言うことは聞くよな。


世永「じゃあ虎雅は…、この子!樂は俺と一緒に外にいる子の妖力取っていくよ。」


せいさんに抱っこされて僕の手に渡ってきた凶妖。

なんか黒の柴犬みたいで可愛いな。


世永「まあ、杏ちゃんに教わって!教え方上手だから!」


そう言いながら、庭に出て行くせいさんと樂。


虎雅「よろしくお願いします!」


杏「はい。えっと…、まず虎雅さんは何がわかるんですか?」


虎雅「へ?わかる?」


何のこと言ってるんだろう。

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