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開発室の名物

 「フィオナ、午後は配達に行ってきてくれないか?」

 「あ!そういえば、昨日水曜日だったのに、すっかり忘れてました」

 「うん、まあ、蜘蛛の件で大変だったから、誰も文句は言わないと思うけど、一応約束は約束だからね。一日遅れだけど、行ってきてくれる?ついでに、医療室か薬室で診療所の様子を聞いてきてよ」

 「分かりました」


 フィオナは、納品用のポーションや素材を準備して箱に詰めると、大きな肩掛けバックに入れて準備する。


 「じゃあ行ってきます!」

 「うん、気をつけて行ってらっしゃい」


 シキはフィオナの頭を撫でて、ふわりと微笑んだ。


 箒で魔植物園のゲートまで飛んで行くと、アルトゥールの姿が見えた。ゆっくりと高度を落とすと、向こうも気づいたらしく、軽く手を上げている。

 フィオナはふわりとゲートに降りていった。


 「アルト!久しぶり」

 「フィオナ、納品か?」

 「うん、そう」


 親しげに話す二人を見て、他の騎士達が目を丸くする。


 「荷物持ちに付いていくよ。まだ王宮は慣れないだろう?」

 「え?でも仕事中でしょう?大丈夫だよ」

 「いいんだ。ナック隊長にも言われているから。君が困ってる時は手伝うようにって。この前の一回きりじゃ覚えてないだろう」

 「まあ、それはそうなんだけど」

 

 アルトゥールは、近くにいた騎士の方へ歩いていくと、なにやら話して帰ってきた。


 「許可は貰って来たから大丈夫だ。いこう」

 「本当にいいの?」

 「くどいぞ」

 「じゃあ、後ろに乗って」

 「え?」

 「歩くと王宮の入り口まで遠いから」


 フィオナは箒の後ろにアルトゥールを乗せると、ゆっくりと浮き上がる。


 「うわっ、浮いたな!」

 「当たり前でしょう、アルトそのバックが落ちないように抱えて、私に掴まっていてね」

 「え!?」

 「バックを足で挟んで抑えて、両手で私の腰に掴まってて」

 「え、あ、ええ?」

 「早く」


 アルトの腕が、そろそろとフィオナの腰に回る。フィオナは、それを確認すると、ぐんとスピードを上げた。


 「うわっ!は、早いな!」

 「そう?そうでもないよ?それにルティなんてこれの十倍くらいの速さで、森の中を飛んで行くのよ。あれは死ぬかと思ったわ」

 「恐ろしいな。ルティアナ様は……」

 「いつになったらあの人に追いつかるのかって考えると、先が思いやられるわ」


 すぐに王宮の入り口について、フィオナは箒から降りる。なぜか、周りに注目されたが、気にしない事にした。もう前回で自分が噂になりまくっている事は承知している。今更気にしても仕方がない。

 納品の品が入った重たいバックは、いつの間にかさりげなくアルトゥールが肩に掛けて持ってくれていた。


 「今日はどこを回るんだ?」

 「この前と一緒。あ、でも中央騎士団は今日はないわ」

 「じゃあ、医療室からいくか」

 「うん」


 医療室の扉を開くと、今日もパティに遭遇した。

 医務室でのパティ遭遇率は今の所百パーセントだ。けれど、丁度診療所の事を聞きたかったので会えて良かった。


 「おやおやおや、フィオナたんにアルト君。なかなか珍しい組み合わせだねえ!」

 「私が王宮に不慣れだからアルトがついて来てくれたんです」

 「ふうん、ふふふうん!アルト君!」


 パティはアルトにびしっと指をさすとにやりと笑った。


 「フィオナたんはなかなか手強いよお!なにせシキ君が手放さない!この間も、口移しでポーションを……」

 「うわああああ!何言ってるんですか!?やめて下さい!」

 「え……、口、移し……?」

 「なんでもない!なんでもないの!それより!パティさん!診療所はどうですか?」


 呆然とフィオナを見るアルトゥールに狼狽えつつも、急いで話題を変える。


 「ああ、だいぶ落ち着いてきたよ。治って出ていく者も増えたしね。フィオナたんラブだったあの足を咬まれた男も昨日治って出ていったよ。最後までフィオナたんは?って言ってたぞお」

 「あ、あはははっ……」

 「ルティアナ様の殺虫剤のおかげで、新しい患者もほとんどいないし、明後日くらいには、臨時診療所も撤収になるだろね」

 「そうですか、良かった」

 「それを聞きにわざわざ来たのかい?」

 「あ、それもあるんですけど、注文のポーションを届けにきたんです。アザリー室長との約束で、毎週水曜日は、私が各部署に配達に行く事になっていたんですけど、昨日はちょっとシキが熱を出してしまって、忙しかったものですから。だから今日代わりにきました」

 「え!?シキ君が熱!?明日雪でも降るのではないかね?それはそうと、アザリー室長もなかなか考えるねえ。フィオナたん、私はもう、君を勧誘しようとは思わないけど、まあ、他はそうはいかないだろうからね。頑張ってくれたまえよ」

 「はい、ありがとうございます。パティさんのおかげで、私ちゃんと分かったんです。自分が何をしたいのかって」

 「うんうん、それは良いことだね。あーあ、シキ君が羨ましいよ。まあ、それはともかく、他の部署を知ることは今後の為になるだろうし、また遊びにきてくれよ」

 「はいっ」


 医療室を出ると、フィオナは嬉しくて顔が緩んでしてしまう。


 「なんだか嬉しそうだな」

 「うん、パティさんっていい人だよね。それにすごく頼りがいがある」

 「ああ、あの人は次の医療室長候補だからな。下からの人望も厚いって聞いている」

 「うん、それはすごく分かるよ」


 二人が話しながら歩いていると、前から青のローブの女性が歩いてきた。


 「あ、エレノラさん。こんにちは」

 「あっ!」


 エレノラはフィオナが声をかけると、顔をこわばらせ、横にいるアルトゥールに気づいて今度は驚きの表情になる。


 「こ、こんにちは」

 「診療所から戻ってきてたんだね」

 「ええ……」

 「お互い頑張ろうね、じゃあ」

 「あ!あのっ!」


 立ち去ろうとすると、エレノラが必死そうな声を上げる。


 「その、二人は、どうして一緒に?」 

 「フィオナが王宮に不慣れだから、案内しているだけだ」


 アルトゥールが、いつもの、他人から見たら冷たい声で答える。これが通常だと分からないと、非常に威圧感がある。


 「そ、そう。それじゃあ」


 エレノラはパタパタと走って医療室へと入っていった。


 「どうしたんだろう?」

 「さあな」


 その後に、薬室に寄ると、薬室はまだ蜘蛛の影響で忙しいのか、ばたばたしておりフィオナは注文品を納品して速やかに退室した。

 

 次は魔導警備隊の詰め所である警備部に行く。ここは前回勧誘が激しかったので、フィオナは身構えて警備部に入った。

 金色のローブを見た途端、人がわっと集まってきた。


 「あの、ポーションのお届けに……」

 「お、フィオナ・マーメルじゃないか」

 「ロアルさん!」

 「ん?なんでアルトと一緒なの?」

 

 ロアルがアルトをみていぶかしげな顔をする。


 「知り合いだったんですか?」

 「合同訓練で何度か一緒の班になったことがあるんだよ。こいつめちゃくちゃ強くって、おなじ班だと心強いけど、相手チームの班にいると恐ろしくてしかたないよ」

 「へえ、アルトってやっぱり強いんだねー」

 「えっと、フィオナ……さんは、知らないか。こいつ黒豹って呼ばれてるんだぜ。黒は見た目からだけど、いつも一人であっという間に敵を殲滅しちゃうから、そう呼ばれているんだよ」

 「フィオナでいいですよ。新入りなんですから。それにしても、黒豹かあ。かっこいいね」


 フィオナがアルトにそう言ってにっこり笑うと、アルトはぶすっとした顔になる。


 「あれ?嫌なの?」

 「なんか、馬鹿にされている気がする」

 「してないしてない、かっこいいよ。黒豹アルト!」

 「よ!黒豹!かっこいいー」

 「お前ら馬鹿にしてるんだろう」


 アルトがぎろりと睨んできたので、ロアルがさっと話題を変えた。


 「ところでフィオナはどうしてここに?あ!もしかして、この前の要請書にサイン貰ってきてくれたとか!?」

 「違いますよ、ポーションの納品です。はいこれ」


 フィオナがポーションの入った箱をロアルに渡すと、途端にがっかりした顔になる。その様子をみてアルトが首を傾げた。


 「申請書って?」

 「ああ、警備隊の隊長さんから、私の転属要請書がルティあてに届いたの」

 「ああ、そういう事か……」

 「やっぱりルティアナ様は了承しないよね。残念。まあ、隊長もダメ元みたいだったしね」


 シキがにぎりつぶしたとは言えない。ごめんねロアルさん。


 「それに私、他に転属するつもりないので。隊長さんにもそう伝えておいてください」

 「え!?そうなの!?大丈夫なわけ?あの魔植物園で働いていて」

 「はい、とても楽しいですよ?」

 「へ、へえ……。君ってすごい子だったんだねえ」


 ロアルが珍獣でもみるような目でフィオナを凝視すると、視線をアルトに移す。


 「それで?アルトは何の用できたの?」

 「俺はフィオナの付き添い。こいつまだ王宮内慣れてないから」

 「黒豹が付き添い!?……へえ」


 ロアルが意味ありげな目でアルトゥールをみて、口に端を持ち上げる。


 「ま、いいけど。ふうん、フィオナ、こんど配達の時は俺が付き添ってやるよ」

 「え?いいですよ。ロアルさんだって仕事があるでしょうから」

 「いいって、アルトばっかりに付き添いさせたら、可哀想だろ?」

 「それはそうなんですけど。私、今日で、頑張って王宮内覚えますから」

 「そう、でも困ったら声掛けてよね」

 「ロアルさん、いつも親切にありがとうございます」


 フィオナが礼を言って警備部を後にしようとすると、なぜか、ロアルとアルトゥールがじっと見つめ合っていた。

 え、なんだろう……。もしかして二人って……。

 脳裏をかすめたとんでもない考えに、フィオナは赤くなって顔をぶんぶんと振って、妄想を頭から追い出した。


 警備隊の魔導士と騎士黒豹の禁断の恋とか、そんな事考えてません!


 その後、魔導開発室に寄る。

 この部署は、フィオナが行くと、勧誘はしてくるが、あまりしつこくないので、あまり気を張らなくてすむ。見ている限り、みんな自分の開発に夢中といった感じだ。


 「すみません、魔植物園から素材を持ってきました」

 「ああ、ありがとう。今日は室長がいるから挨拶していくかい?」


 対応に出た中年の男性に聞かれて、フィオナは室長の元へと案内してもらう。

 開発室の中は、色々な道具や部品であふれかえっており、皆それぞれ自分の開発に没頭していた。


 「開発室の中ってなんだかおもしろいですね。色んな道具があって」

 「でしょう?楽しいよ!興味があるならぜひおいでよ」

 「今は魔植物園にいたいので。でも興味はありますね。機会があったら見学させてください」

 「もちろんだよ、ちなみに僕はいまね、水中で息が出来る魔道具の開発をしているんだよ!これがなかなかうまくいかなくてねえ!魔方陣に組み合わせる魔法式に、風魔法の応用で、空気を発生させる魔方陣を組み込んでるんだけど……」


 男は嬉々として自分の開発について話し出す。

 内容がよく分からないまま相槌を打っていると、後ろから声を掛けられた。


 「こら、べリス。彼女が困ってるぞ」

 「あ!室長」

 

 黒いキャップ帽をかぶった男性が、口の端に一本釘を咥えて、くいっと笑みを浮かべて立っていた。年のころはおそらく二十代後半だろうか。中肉中背で、キャップで隠れてあまり見えないが、短い金色の髪が帽子の襟足からのぞいている。同じく金色のくりっとした目でフィオナを面白そうに見ていた。


 「初めまして、フィオナ・マーメルさん。俺ここの室長の、アキレオ・ボナ。アキって呼んで。みんなそう呼んでるから。俺、君の所のシキと同期なんだ」

 「えええええええ!?そんなに若いのに室長なんですか!?」


 フィオナが驚いてのけぞっていると、べリスと呼ばれた男が笑って答える。


 「この部署は年齢とか関係なく実力重視ですから。アキ室長はすごいんですよ。なにがすごいって、今開発しているのがですね!空間転移の……」

 「あーはいはい、べリス、ちょっと黙っとけって。んで、君はどうしてここに?もしかしてわざわざ挨拶に来てくれたの?」

 「ああ、注文いただいていた素材をお持ちしました」

 「わざわざ!?シキなんて一回も持って来たことないよ!?」

 「研修中は、毎週水曜日に私が配達することになったんです」

 「シキがそう決めたの!?へえ!ちょっとびっくり!君シキのお気に入りっだって、噂で聞いたんだけどね」

 「提案してきたのはアザリー室長です。まあ、私も勉強になりますし」

 「あはは、なるほどね!魂胆丸見えだね!シキも良く了承したもんだ!まあ、渋々承諾したのが目に浮かぶけどね」

 「あの、アキ室長はシキと仲がいいんですか?」

 「うん、そうだね。あいつはどう思っているか知らないけど、俺はシキの事大好きだよ」

 「そうですか。なんだか嬉しいです」

 「俺も嬉しいよ。シキの事で嬉しがってくれる部下があいつに付いていてくれてさ」

 

 アキレオの屈託のない明るい笑顔にフィオナは、少し申し訳なさそうに言う。


 「アキ室長、それで、先日届いた要請書なんですけど……。私、転属する意思はないので、一応お伝えしておこうかと。もちろん申請書にルティがサインすれば、転属にはなりますが、シキが私が転属する気がないなら受理させないといってくれているので」

 「え?ちょ、ちょっとまって!申請書って何?」

 「私の、転属申請書です。先日開発室の方が届けに見えましたよ?」

 「え!なにそれ、知らない!俺がシキのお気に入りを取り上げたりするわけないだろう!?誰だ!?そんな勝手な事したのは!」

 「そういえば、この前、ユアラが新人に魔植物園に素材を取りに行かせてましたね」


 べリスがぽそりと言ってから、しまったという顔をする。

 アキレオが大声で怒鳴った。


 「ユアラ!ユアラはどこだ!?」


 アキレオが叫んでいると、扉の一つがバン!と開いて、銀髪の長い髪の色っぽい美女が出てきた。


 「なによ!うるさいわね!今実験中なのよ!」


 出てきた女性が、こめかみに青筋を立てて怒る。

 美人が怒ると迫力があるな……。

 その姿を見て、フィオナは思い出した。

 

 「あ、あの人、副室長さんですよね。以前お目にかかりました」


 フィオナはそう言えば、そんな名前だったなと思い出す。妖艶な美女だったので、顔の印象が強すぎて、名前を忘れ去っていた。

 アキレオはずんずんとユアラに向かって歩いていって、問い詰める。


 「ユアラ、お前、魔植物園に、フィオナ・マーメルの転属申請書を出したのか!?」

 「そうよ?なにが悪いの?」

 「なんでそんなことをしたんだよ!シキのお気に入りだって聞いただろう!?」

 「欲しいものを欲しいって言って何が悪いのよ!」

 「大体申請書のサインはどうしたんだよ!俺は書いてないぞ!」

 「分からないようにして他のサインする書類に混ぜたに決まっているでしょう?」

 「お前!」

 

 怒鳴り合っている二人を見て、べリスが小さくため息をついた。


 「まーた始まった」

 「え?」

 「いつものことなんです。まあ、開発室の名物みたいなものですよ」


 べリスが言う通りよくあることなのか、周りの魔導士達は、またかといった風に、ちらりと見ただけで作業を続けている。開発室の入口で立って待っているアルトゥールだけが、驚いたようにじっと様子をみていた。


 「大体なに、その理由は!シキのお気に入りだから手を出さない?どの部署も欲しがる優秀な子なのに!?あなたはいつもそう!シキシキシキシキって!」

 「当たり前だろう!親友の大事なものを奪えるわけないだろ!」

 「親友!?向こうはそうは思ってなんかいないわよ!」

 「論点がずれてるぞ。何をそんなに怒っているんだ」

 「だって……。あなたいっつもシキのことばっかり心配して、私のことなんかほったらかしじゃない」

 「なんだ、ユアラ。やきもちを焼いていたのか?」

 「ち、違う。そんなんじゃ……。あなたがシキばっかり心配するから、ちょっと嫌がらせしてやろうと思っただけで……」

 「それをやきもちっていうんだろう。ユアラ、ごめんな。俺が一番大事なのはユアラだから」

 「アキ……」


 アキレオが、ユアラに熱烈な口づけをする。


 「!!!」


 あまりの事に、フィオナが両手で口を押えて真っ赤になっていると、横でべリスがささやく。


 「あれもいつもの事なんですよ。しょっちゅうあるんです。夫婦喧嘩して、そのあと仲直りして、人目もはばからず、いちゃいちゃし始めるんですよ」

 「ふ、夫婦!?」

 「あ、そうなんですよ。ここ、室長と副室長が結婚してるんです」

 「そ、そうなんですか……。知らなかった」

 「あはは、さすがにあそこまで見せつけられると、最初はびっくりしますよねえ。ここの人間はもう慣れっこですよ。さ、フィオナさん。あの二人は放っておいて大丈夫なので。他にも納品があるんでしょう?」

 「え!?あ、はい。じゃあ、私はここで失礼します」


 未だにいちゃいちゃしている二人から、そっと視線を外して、入り口に行くと、アルトゥールは、居心地の悪そうに、遠い目で何もない壁を見ていた。


 「アルト、いこうか」

 「ああ……」


 二人は、なんだか気まずい雰囲気で外に出たのだった。 

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