青空とオレンジのあまずっぱいかおり
だまっててもあれなんで、正直にいいますと、ちょっとまえに「とよなかにき」にはいっていたやつの改訂版です。「あまずっぱい」ってタイトルで。で、今回タイトルもちょっと変えさせて頂いて、あ、ごめん、おもしろいからこのままのこすけど、「にき」の名前、「ゆめなかにき」のまちがいでした。素の馬鹿者です、ハイ。詩は、直したやつのほうがわかりやすいのかなぁ。ま、でなきゃ直す意味もないもんね。もっとも、もとから単純きわまりないまっすぐな詩、ではありますが。でわッ、わかりやすいやつで!
オレンジのかおりする緑の丘に
やってきた。
「そらがたかくてあかるい青だね」
なぜあらためて?とくちにもせず
かるく眼で訊いてそっぽ向く。
そんなに冷たいたいどないんじゃない?
そう、いってやりたいけど
いまはそのときじゃないから
あたしのくちよ、だまっていろよ
「いそいではしって、ころばないでよ」
「だいじょうぶ、ガキじゃないんだからさ」
と、なのにおおごえあげてはしりおりていった。
田舎道、
ふたりのほかはだれひとりいないなぁ
ってかんがえてると、
かれも同んなじことおもってたみたい
急にたちどまってふりかえって
あたしをまって、
あたしのあたまを撫でながら
「オマエが、好きだぁーッ!」
って大声で。
そりゃ嬉しいけどさ、
「お、おまえって……
ちゃんとなまえがあるでしょう?」
(ちーちゃんがすきです……)
こえ、ちいさすぎ。
ていおうと尖らしたくちびるを
くちびるでふさぐって、やるじゃん、
大好きだよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。でわ、また会う日まで、さようなら。