必殺!!ロックショット!!(投げてるだけ)
どーも!!石ころにスキルを手に入れる能力がある事を知って色々試している俺です。
今の所、得た能力はこちら!!
【石ころ】
【スキル一覧】
【ウォーター】
【水圧】
【調合】
【毒属性】
【骨合成】
【素材鑑定】
【ファイヤ】
【ロック】
なんかね、火を起こして寒さを凌いでる時の石を入れちゃったんよ。
そしたらファイヤを貰いました~
ロックは火を起こす段階で石と石を叩いて火花が出るって聞いたことがあってやったら石ごと吸われた。
ちなみにやり始めて二時間たったころ石って火打石じゃないといけない事を思い出して泣いた。
結局木と木を擦る原子的な方法で付けました。
手が疲れた・・・
テレビでは弓みたいなのでやってたからあれ欲しいな。
異世界テレビショッピングとかねぇかな。
「はぁ、スキルは増えても腹は減るな・・・食うもん水の中に生えてた草しかねぇもん・・・」
「グギギッ」
「・・・ん?どうしたゴブリン」
「グギギ」
「・・・」
「・・・」
「ゴブリンだあああああああぁぁぁ!!」
俺は逃げた。
するとゴブリンくん・・・いや、ゴブリンちゃんかもしれない。
そんな事はどうでもいい!!ゴブリンが追ってきた!!
「いやあああああああん!!ゴブリンさんのえっちぃいいいいいいい!!」
「グギギッ」
「いや、何言ってんだ俺」
冷静なってに走る俺。
すると目の前にゴブリンが二体出てきた!!
「うわっ!!仲間がきたぁ!!こ、こうなったら戦うしかないのか!!よし、武器は・・・」
①石ころ
②石ころ
③石ころ
「・・・あれ?詰んでね?」
落ち着けー、落ち着け俺。
こんな時は頼れる味方!!おっさんの加護だ!!
【まぁ、勝てるっしょ】
「おぉ!!まじか!!勝てるのか!!」
【俺ならな】
「しねええええええええぇぇぇ!!」
「グギギッ」
「グギギッ」
「や、やばい、来る」
ピコンッ
「あー!!何だよ!!」
【PS、君を追ってたゴブリンは味方だよ】
「・・・まじ?」
俺は後ろを見る。
するとゴブリンが親指を立てて「頑張ろう」と言ってるようだった。
「よ、よし!!一緒に戦おう」
「ぐぎっ!!」
ピコンッ!!
【ゴブちゃんがパーティーに加わりました】
「俺はこの石ころを後ろから投げるから前衛任せた!!」
「グギッ!!」
後ろに下がるとゴブちゃんは前で戦ってくれた。
敵ゴブリンが二体なので少し押されている。
ゴブリンとは言え助けてくれたんだ。
俺も援護しないとな。
「くらえええええぇぇ!!必殺!!ロックショット!!(投げてるだけ)」
投げた石は敵ゴブリンの頭にぶつかり、少し怯む。
その瞬間ゴブちゃんが敵ゴブリンの胸の所を刺した。
胸を刺したのでそこに核があったのかすぐ死んだ。
次にもう一体の敵ゴブリンだが、すぐに倒せた。
二対一でも少し押される程度で特に危ない状況にはならなかった。
もちろん俺のロックショットがなければやられていただろう。
なので一対一になったら余裕で倒せるという訳だ。
「よし!!倒せた!!ありがとうゴブちゃん!!」
ピコンッ
「ん?なんか通知来た」
【石ころが進化します】
「なん・・・だと!?」
「グギギ?」
少し待つと石ころが光を帯びて進化した!!
【進化しました】
「おぉ!!これは・・・変わってなくね?」
石ころは見た目が変わらず、いつもと同じサイズだ。
持ってみたら重量も同じ。
投げてもいつものように戻ってくる。
「・・・かわって・・・ないよな」
アプリを開いて見てみるとそこには石ころと言う名前ではなく別の名前が書いてあった!!
【パートナー・浮ける石ころ】
「浮ける・・・石ころ?」
どういう意味だろう。
スキル一覧を見ると【念動力】と言うスキルが増えていた。
「念動?念でも送れば動くのか?じゃあ・・・浮け」
ふわぁ~ん
「お、浮いた」
「グギ!!」
「なるほど、これを使えば投げて届かない所でも届くわけか。便利だな、念の為説明見ておこう」
【浮ける石ころ】
【名前の由来は・・・ウ~ケ~る~から来ました~(笑)ぷふー、なになに?ダジャレじゃないと思った~?バッカじゃないの~うーけーる~】
「・・・」
「グギ?」
「ふざけるなああああああああああああぁぁぁ!!」
叫び終えるとスッキリしたのでゴブリンたちの死骸を漁る。
「なんか使えるか分かんない物が取れたな」
【ボロすぎてワロタな剣】
【汚ねぇ布】
「とりあえず入れていくか・・・」
【浮ける石ころは鍛冶を覚えました】
【浮ける石ころは鍛冶レシピ1を覚えました】
【浮ける石ころは裁縫を覚えました】
【浮ける石ころは裁縫レシピ1を覚えました】
「おー、生産系・・・」
なんか生産系多くね?ねぇ、嫌がらせ?
「まぁ、いいか。さて、このゴブリンどうしよう・・・」
いきなり助けてもらってるけどなんで助けてもらったのか分からないし・・・
仲間にできるならしたい所だ・・・
「うーん」
ピコンッ
「通知来たか」
【ゴブちゃんが仲間にして欲しそうにこちらを見ている。仲間にしますか?】
「ま・じ・で?じゃあ仲間にしますか、戦力としてもね」
「グギッ!!」
イエスを押すとゴブちゃんは光の粒になって石ころになんか吸収された。
「え?ゴブちゃん?ゴブちゃああああああああん!!」
【石ころは召喚を覚えました】
「・・・ん?召喚?」
アプリを開く。
すると召喚というスキルが増えており、詳細を見るとゴブちゃんの名前があった!!
「死んだわけじゃないのか・・・よかった・・・。にしてもファンタジーっぽくなってきたなぁ」
こうして、仲間を手に入れたのであった。