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俺の魔法

遡ること十分・・・


◆◇◆森◆◇◆


それはスモールボアが出てきたので倒した時の事・・・


【LEDライト付き浮ける石ころが進化します】


「おぉ!!やっとか!!さて、今度こそ強いチート能力が来るんだろうな〜」


【進化しました】


「はい!!結果は!!」


【パートナー・魔法の石ころ】


「・・・え?普通に強そう・・・だと!?」


いままでボイスレコーダーだのLEDライトだの訳わかんない進化をしたが・・・ついに!!


「よっしゃああああああああ!!!ついに俺ツエーの時代が来た!!」

「ぱぱ、どうしたの?」

「ミーシャ・・・うん、そうだよな仲間がチート持ちだから俺も絶対チート持ちだと思って頑張ったんだ・・・今なら女神に感謝できる・・・ありがとう」


女神に感謝をし終えたので・・・


「さっそく使える魔法を見よう!!」


スマホを開き、魔法の石ころのスキルを見る。


【魔法の石ころ】


【スキル一覧】

【ウォーター】

【水圧】

【調合】

【毒属性】

【骨合成】

【素材鑑定】

【ファイヤ】

【ファイヤII】

【ロック】

【念動力】

【鍛冶】

【裁縫】

【召喚】

【ボイスレコーダー】

【LEDライト】

【ホカホカ】

【ヒエヒエ】


「見ない間に結構スキル溜まってるな〜新しい増えてるのは・・・ホカホカとヒエヒエ?これが魔法だな!!」


【ホカホカ】

【消費MP0】

【使用すると石ころがホカホカになる気がする、冬にはポケットに入れると良い】


【ヒエヒエ】

【消費MP0】

【使用すると石ころがヒエヒエになる気がする、夏にはポケットに入れると良い】


「・・・」

「ぱぱー、どうだった?」

「ぱぱはね、ちょっと元気ないんだ・・・」


もうヤダこの石ころ。


「ぱぱ!げんきだして!みーしゃ、がんばるから!」

「ミーシャ・・・そうだよな、石ころの能力がこうなのは昔から知ってたし!!メソメソしてても始まらないよな!!」

「ぱぱ・・・」

「ん?どうした?」

「つかれてもうあるけない・・・」

「あー」


この森を出ようと歩き始めてもうかなり時間が経つからな・・・

ミーシャはホブゴブリン時代と違って人間になって時間があまりたってないし体が慣れてないのかもしれない・・・


「よし、じゃあ肩車してやろう!!」


肩車して森の出口がもう近いので駆け足で進んでいく・・・


◆◇◆チキン草原◆◇◆


「よーし、出れたぞ〜」

「ぱぱー、あのひとおとこのひとなのにおんなのひとみたいなしゃべりかたしてるよ」


ミーシャが指さす方向には黒いマントを羽織っている細身の男がいた。

口紅を塗って女の人のような喋り方・・・

コイツ、オネェだ!!

ミーシャにあんな教養に悪いのを見せるわけにはいかない!!


「シッ、ミーシャ、あの人は危ない人だから見ちゃダメよ!!」

「わー、ぱぱもへんになったー」

「ぐはっ、そ、それ言われたら、ぱぱキツいな・・・」


そんな会話をしているとオネェがこちらに気付いたようだ。


「あらぁ?目撃者発見しちゃった♡」

「オロロロロロ!!こんな気色悪い喋り方するやつ初めて見た、オロロロロロロ!!」

「あ、ひとがたおれてるー」


ミーシャが俺の頭を動かし、向きを変える。

するとそこには、自分の担任の先生の倒れている姿があった!!


「あれ先生じゃん!?」

「余所見するなんていい度胸じゃない!!死になさい!!」


オネェはこちらに向かって持っている剣を投げる。

剣は一直線に向かってくる。

そして直撃・・・


バギッ


しなかった・・・


「うわ、危な」

「なん・・・ですって!?」


剣を石ころでガードしたら砕けた。


「あー、なんかすみません。別に壊すつもりは・・・」

「その石・・・素材はオリハルコンね!!」

「・・・は?」

「そうでなければ私の剣は壊れるわけないわ!!」


・・・あの剣、ヒビが入ってたからなんだけど・・・


「とりあえずミーシャの教養に悪いからどっか行ってくれませんかね?」

「うるさい!!魔族の恐ろしさを味合わせてあげるわ!!」


こ、こいつ・・・

オネェなのに魔族とか・・・中二病も入ってるのか・・・

関わらない方がいいな・・・


「そ、そうか、うん、じゃあ俺達もう行くから」

「そういう訳にはいかないわねぇ・・・」


オネェはどこからかナイフを取り出した。


「もう正当防衛でいいよな、ナイフ出してるし・・・」

「何の話を・・・ホゲェ!!」


まず、石ころで顎を砕く。

そして次々とオネェの身体の部位に石ころを当てる。


「ほらほら、どうする?早く魔族の恐ろしさってのを教えてくれよ」

「はへるんはなひわほ(舐めるんじゃないわよ!!)」


顎が砕けて何言ってるか全くわからん。


するとオネェの上空に火の玉が出来た。

ファイアIIとは比べ物にならないぐらいの大きさだ。


「ひひははい!!(死になさい!!)」

「や、やばい!!」


すぐに石ころを戻らせる。

そして水圧を使う。


ジュワアアアアアアアア。


火は消えた。


「・・・」

「・・・あの」

「・・・」

「なんか、すんません」


そして、さっき石ころで攻撃している時に使っていた【毒属性】の毒が体に回ったのか、オネェは血を吐いて死んだ。


「・・・こんな現場見られたら捕まりかねないな・・・よし、トンズラするか」


その時の俺は知らなかった。

オネェが本当に魔族だった事なんて・・・

【ホカホカ】と【ヒエヒエ】、この二つの使い道は・・・

多分次回明かされる!!

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