クラス転移とサバイバルの始まり
俺TUEEEEモノではなく、俺TUEEEE目指すモノを書かせてもらいます。
文章下手ですが、頑張って直していきたいです。
批判コメはお断りでお願いします……
・・・・・・・・・・・・
「あれ?ここどこ?」
気が付いたら
右を見ても森、左を見ても森、正面を見ても当然森。
みたいなところに着いてしまった・・・
「おかしいな・・・さっきまで教室で帰りのホームルームを受けてたんだが・・・」
俺は思い出せる最後の記憶を引っ張り出す。
それでもやはりこの森とは結び付かない。
何故ここにいるのか、他の生徒はどこに行ったのか。
そんな事は見当も付かなかった。
「あれ?そもそも・・・俺は誰・・・」
まて、確かにクラスメイトの名前は思い出せる・・・
しかし俺の名前?
俺は誰だ?
確かに俺は市内の公立高校に通う高校二年生のはずだ。
なのに名前が思い出せない・・・
「記憶・・・喪失?しかも名前限定の?」
不思議な話もあるもんだ。
「で・・・本当にここどこだよ・・・」
とりあえず現状をチャックしよう。
俺は今、制服を着ていてスマホを持っている。
制服を着ていることから学校にいた事は確かだ。
次にスマホ。
残り充電残量は何故か表示されず、アプリも俺が入れていたものが無く、二つしかなかった。
「【おっさんの加護】に【パートナー】?何だこりゃ、しかもおっさんの加護とかいらねぇよ、どうせなら女神の加護くれよ」
文句を言いながらおっさんの加護を開く。
すると、スマホの画面が真っ暗になった。
「はぁ!?もしかしてウイルスアプリ!?ふざけんなよ!?」
叩き壊してやろうかこのおっさんが・・・
そう思った瞬間、スマホに文字が打たれた。
【女神の加護とか欲張ってんじゃねぇぞ糞ガキ!!便所に顔面ぶち込まれてーのか!?あぁ!?】
「あ?うるせえこの糞ジジィが!!お前どうせ体臭がキツいデブ野郎だろ!?」
【馬鹿にしてる?ねぇ、明らかに馬鹿にしてるよね?それとオラァまだ四十だ】
「なんだよ、聞こえてんのかよ、それで?ここはどこー、私はだれー状態なんだが」
【チッしょうがねぇ、本題に入ってやるよ、いいか?ここはお前のいた世界とは全く異なる世界、つまり異世界だ。さらに言うとファンタジー大好きな高校生が泣いて喜ぶ魔法がある】
「え!?俺も魔法使えるのか!?」
【いや、それは無理】
「ファッ!?」
【魔法は偉く希少なものでな、今のお前には無理だ、まぁ使える日が来るかもしれんが・・・】
「そういえば、なんで俺は異世界にいるんだ?魔王倒せばいいのか?」
【いや、神の気まぐれで飛ばしたらしい】
「あぁ!?張り倒すぞ!?」
【まぁまぁ、その代わりに能力を一人一つ渡したらしいからさ】
「なるほど許す。・・・ん?一人一つ?」
【そうだ、お前のクラスメイトが全員飛ばされてるんだ】
「まじ!?アイツらどこいんの!?」
俺のクラスは団結力があり、いじめと呼ばれるものも無くかなりまとまったクラスだった。
俺の気の合う友達もいてそれなりに楽しかった。
なので合流できるならしたい。
【えっとな・・・他の奴らは・・・王宮に召喚されてる】
「・・・え?」
【いや・・・ね、お前だけ個別で森に飛ばされて他の奴らは・・・世界を救うべく勇者として召喚されました】
「なんで!?いやいやいやいや、オカシイヨネ、ナンデナン?」
【・・・神の気まぐれです】
「・・・そいつ殴らせろ」
【ま、まぁまて、その代わりに能力を渡してあるから、パートナーってのに入ってるぜ】
「・・・しょうがない許してやるか・・・」
そんなことを言いながら俺は能力を超楽しみしている。
なのでさっそく【パートナー】のアプリを開く。
【パートナー・石ころ】
「ふざけるなああああああああああああぁぁぁ!!あれか!?神をぶちのめせって言ってるんだよな!?」
【まぁまぁ、落ち着け、ふむ・・・石ころか・・・もしかしたら超強い能力を持ってるのかもよ?ほら、石ころを押してみろよ】
「そ、そうだよな、めっちゃ強い能力が備わってるんだよな?」
【石ころ】
【自らの意思を持っている、石だけに・・・まぁ学習能力があるだけで別に意思とは呼ばない、ぶっちゃけダジャレが言いたかっただけ、しかしそれ以外はもうホントカス(笑)、その辺の石ころと変わんないよ、モンスターを倒せば進化するけど石ころで死ぬ魔物とか聞いたことないわ(笑)】
「ふざけるなああああああああああああぁぁぁ!!」
【・・・まぁ・・・頑張れ・・・】
「・・・もういいや、それでこれからどうしよう・・・まずは水を探さないとな・・・」
これから、この少年の超ハードな異世界生活が始まるのであった。