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1/2の命  作者: ふみお
8/12

一章結論

食事が終わると史郎はネットで「移植」について調べ始めた。

調べてみると、移植は比較的安全性が高く、提供者にリスクが少ないように書いてあった。

しかし、恐さは残った。

同じ兄弟がかかった病気にならないだろうか?


恐さ、不安が60%残った感じだ。


翌日に父親に話をしてみた。

父の反応は意外だった。

即答ではないが、答えは

『やらなくていい。』

理由を聞いてみると


『お前の人生。これから結婚もある。嫁さんに申し訳ないだろ。それに、伸郎の人生もそういうことだったんだ。史郎のこれからの人生とそれぞれの道がある。

だから、臓器をあげる必要はない。』


『おれの人生。。。』


『そうだ。お前はこれからいろんなことがある。これがきっかけで、二人の仲よりもお嫁さんに失礼じゃないかと思う。だから、今はする必要はない。』


『わかった。(今はか。。。)』

本当はして欲しいのかもしれない。手術をすることで楽になるのは明らかだ。

しかし。。。


わからない。。。


宗教的な考えだとどうなんだろう。

ふと、史郎は考えてみた。

死というものをどのように受け止めているのか、確かそういうこともあるはずだ。


気持ちはやりたくない理由探しになっていたようだ。

F県で執刀実績が最多の病院が就業先の近くにあり、史郎は尋ねてみることにした。

よし、S医師と連絡を取ってみよう。


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