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称号破壊と・・・

更新大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

作者が現在受験中で時間がなく2ヶ月以上も空いてしまったことをここにお詫び申し上げます。次回は9月中遅くても10月には上げたいと思っていますがまたしばらく空くかもしれないのでご容赦ください。

誤字・脱字などがあった場合は気軽にお教えください。

ではどうぞ。

リリーのステータスを確認した真司はグレムリーにリリーを買いたいことを伝えた。

するとグレムリーは困ったような顔をして言った、


「彼女は少々訳ありでして前にも3人の方に買っていただいたのですが全員1週間もしないうちに大量の魔物襲われたり、事故に遭ったりなどの理由で死亡してしまうといったことがございまして・・・」


「かまわない、もちろん何かあってもこの店に難癖は付けないと約束しよう。だがそういう訳ありなら安くしてくれるんだろうな?」


「ええ、もちろんですとも。彼女の値段につきましては本来金貨10枚の所を半額の金貨5枚でいかがでしょうか?」


と言ってきたが、これはまだいけると思った真司はギリギリまで値引きをして最終的に金貨3枚と大銀貨5枚になった。だが彼女の扱いにはグレムリーも困っていたようで、厄介者が居なくなるならかまわないかといった感じで特に気にした様子もなかった。


「ご利用、ありがとうございました。またのご来店をお待ちして居ります」


そう言われながら真司は奴隷商を出て行きまた服屋へと向かった。服屋に行った理由はもちろんリリーの服を買うためである。彼女の今の格好はとても薄汚れた感じでこのままにしておくのは少し抵抗があったので買うことにしたのだ。本人はと言うと特に何も言わずに俺の少し後ろを付いて来ていた。



服屋に着いた真司はリリーに大銀貨1枚を渡し好きな服をと下着を2、3着ほど買ってくるように言った。リリーはとても驚いた顔をしていたが、特に何も言わずに15分程で服を買って戻って来た。



服屋を出た後は特にどこにも寄らずに宿へと戻って来て部屋を二人部屋に変えてもらい2泊分払って部屋に行った。



部屋に着いて、


「まずは自己紹介からだな、俺の名前は大谷真司。今日からお前の主人だ、まぁだからと言って変に硬い感じで話されると疲れるから、気軽に真司とでも読んでくれ。」


俺が自己紹介をするとリリーがハッとして慌てて言った、


「ッ!もっ申し訳ございません!主人に先に名乗らせるなんて・・・」


「あぁ、俺が何も言わずに先に名乗っただけだから別に気にしなくて大丈夫だ。」


「あ、ありがとうございます。私はリリー・クランツェルと申します。どのようなことでもいたしますのでどうかお側に置いてください。」


(今思い出したが、リリーはまだ買った時の格好のままだな。まぁとりあえず風呂にでも入ってもらおうか)


もう気がついている人もいると思うが、そう!!この世界、一般的に風呂の習慣があるのだ!!これを知った時は本当に嬉しかった。よくある異世界物の小説とかだと、大抵濡れたタオルで体を拭くだけだったり、風呂があっても貴族や王族の邸宅にしかないとかだから、この世界もそういう物だと思っていた。いやぁ〜本当にあってよかった。


「リリーそのままの格好じゃ嫌だろうから風呂に入ってさっき買った服に着替えてくるといい。あと腹も減ってるだろうから話はその後にでもしよう。」


「はい!!お気遣いありがとうございます。では早速使わせていただきます!!」


そう言ってリリーはタタタッっと駆け足で風呂場へと駆けて行った。

そして10分ほどして先ほど買った服に着替えたリリーを見て俺は思わず息を飲んだ。


(汚れていた時も結構な美少女だと思ったがこれは・・・)


ここでリリーの容姿について説明しよう身長は160cmくらいで腰まで届く金髪に若干たれ目気味な翠眼そして胸も巨乳とまではいかないが結構ある。服は白を基調とした青い線の入ったワンピースを着ている。そして何と言ってもそれに狐耳と尻尾が付いているのだ!!


(買う時は薄汚れていてあまり気にしなかったが風呂上がりで服が体にひっついて体の線もよくわかるし、これは理性を抑えるのも大変だ。いやリリーは俺の奴隷だからもうやっちゃってもいいんじゃね?いや、耐えろ俺!耐えるんだ!!よっ、よし!こういう時は円周率でも考えて邪念を捨てるのだ!!3.1415926535……)


そんことを考えていると心配した様子でリリーが話しかけてきた。

上目遣いで・・・


「あの、真司様。大丈夫ですか?」


(グハッ!)

シンジハ6000ノダメージヲウケタ。


「真司様?」


その声に反応し真司はリリーの方を見た。

腕を前で組んでいるせいで谷間が強調されていた。


(グゲラボゥ!)

シンジハ10000ノダメージヲウケタ。シンジノライフガレッドゾーンニトツニュウシタ。


(ま、不味い。このままだと理性が持たん。ここは何か言って離れてもらわないと。)


「あ、ああ。ちょっと考え事をしていただけだから大丈夫だ。それより腹も減っただろう飯を食べに行こう。」


「はい。かしこまりました。」


そう言ってリリーを連れて食堂へと行ったのは良かったんだがリリーはなぜか椅子にではなく床に座った。


「リリーどうして床に座るんだ?普通に椅子に座ればいいだろ。」


「奴隷である私が真司様と同じ席につくなど恐れ多くてできません。それに奴隷は床に座り主人の残り物などを食べるのが常識です。」


「確かに一般的な人たちはそうかもしれないが俺はリリーのことは奴隷としてではなくこれから一緒にやっていく仲間として接していくつもりだ。だからそんなことは気にせずに椅子に座って普通に飯を食べてくれ。」


そう言うと、リリーは戸惑いながらも椅子に座り俺が注文しておいたご飯に手をつけ始めた。

夕食を終え部屋に戻ってから改めて俺がリリーをどう扱うかと俺の能力についてについて話した。


「先ほども言ったとおり俺は他の人がなんと言おうとリリーを奴隷としてではなく俺の仲間として接していくつもりだ、だからリリーももっと気楽に話しかけてくれて構わない。後これから言うことについては他言無用で頼む。」


「わ、分かりました。真司様がそうおっしゃるならそうします。私なんかのためにのためにありがとうございます。」


「もっと軽い感じでいいんだけどな〜。まあいいかじゃあ俺について話すか。簡単に言うと俺はこの世界の人間じゃなくてな。先日この国がした勇者召還って言うので拉致られた一人だ。」


「ゆ、勇者様!真司様は勇者様なのですか!?」


「ああ、一応そう言うことになるが、どうにもうさんくさい感じがするし勇者なんて面倒そうだから勇者ってことを隠蔽して巻き込まれたことにして抜けてきた。」


「ぬ、抜けてきたって。そんなことをして大丈夫なんですか!?」


「まぁ、大丈夫だろ。俺以外にも30人くらいいるし俺一人がいなくても大丈夫だろ。この話は置いといて次にリリーのことなんだけど」


「私のことですか?」


「ああ、単刀直入に聞くがお前は不運を撒き散らす者という称号を消したいか?」


そう聞いた途端、リリーは目を見開いて言った


「ッ!?な、なんでそれを知っているんですか。そんなの、消したいに決まってるじゃないですか!ですがそもそもあれを消すなんてそんなことができたらとっくの昔にしてますよ!!それができないから父さんも母さんもお兄ちゃんもみんな・・・」


「消したいってことでいいんだな?なら俺がいいというまで目を瞑っていろ。」


そう言われたリリーは疑うような目をしながらもちゃんと目を瞑った。


(っよし!じゃあいっちょ作りますか!!)

そして俺も目を瞑り魔法想像に意識を集中したそして頭の中で魔法のイメージを固め新しい魔法を作り出した。

(ック!消費MPが今までの比じゃない。だが作ることには成功した。あとは称号を消すだけだ!!)

そう思いながら俺は魔法名を唱えた。

称号破壊タイトルブレイク!!」


(っう体がだるいMPが100切ってるな、今はそんなことよりもちゃんと発動したか確認だ)



♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦

名前:リリー・クランツェル

年齢:16

種族:九尾族

称号:・勇者の庇護

   ・九尾の妖狐

   ・魔物に好かれし者

   ・天才

属性:火・風・空間


レベル:6


HP:1200/1900

MP:900/1400


体力:630

筋力:480

知力:730

精神力:1300

魔力:1800


ユニークスキル

・幻術・九尾化・空間魔法・精神強化


スキル

・火属性魔法6・風属性魔法3・剣術3・気配察知3

・家事3・礼儀作法1

♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦



(よかった、ちゃんと消えてる。だがなんか称号が一個増えてるしステータス上がってるしちょっと見てみるか)


♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦


・勇者の庇護

   勇者の傘下になった者に与えられる称号

   勇者の半径10km圏内にいるときステータスが一定値上昇する

   上昇量は人によって個人差がある


♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦


(やっぱりこれのせいか。まぁ今は気にしないでおこう)


「リリーもう目を開けてもいいぞそしてこのステータスプレートを見てみな」


そう言いながら城でもらったステータスプレートをリリーに私見させる。そこからはちゃんとあの称号は消えていた。それを見た途端リリーの目に涙がたまり泣き出してしまった。

「ありがとうございます。ありがとうございます。」


リリーはそう言いながら俺の胸に顔を埋めた。

しばらくすると突然リリーが話しかけてきた。


「真司様本当にありがとうございます。このご恩は一生忘れません。おかげであの忌まわしき称号を消し去ることができました。」


(やばい不意打ちすぎる、上目遣いに涙目だと!!グハーーー!!)

シンジハ10000ノダメージヲウケタ。HPガゼロニナッタ。


「お礼になるかわかりませんが、どうか私の初めてを捧げさせてください。今までのご主人には買われてすぐにあの称号が原因で別れていたので私はまだ処女です。どうか受け取ってください!!」


そして、真司の中でプチンと何かの線が切れた音がした。

♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦

名前:リリー・クランツェル

年齢:16

種族:九尾族

称号:・不運を撒き散らす者→・勇者の庇護

   ・九尾の妖狐

   ・魔物に好かれし者

   ・天才

属性:火・風・空間


レベル:6


HP:800/1200→1900

MP:900/900→1400

体力:520→630

筋力:360→480

知力:600→730

精神力:1200→1300

魔力:1500→1800


ユニークスキル

・幻術・九尾化・空間魔法・精神強化


スキル

・火属性魔法6・風属性魔法3・剣術3・気配察知3

・家事3・礼儀作法1

♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦


なぜこうなった!!

書いてるうちになんか無理やりな展開になっッちゃった・・・

お読みいただきありがとうございました。

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