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報酬と奴隷

ゴブリンの討伐部位の耳を集め終わった真司は、王都に向かって歩いていた。


(そういえば、今の筋力だとどれくらい速く走れるんだ?)

そう思い、一気に全力で駆け出した。そして10分ほどして、王都が見えてきた、


(行きは歩きだけど2時間以上かかった道を、10分くらいで行けるって、めっちゃ速くなったな〜。それに、こんだけ速く走ってるってのに息切れの一つも起こらないとは。おっと、さすがにこのスピードで王都の近くまで行くのは目立つしこっからは歩くか)



歩き始めて10分ほどして王都に着いた真司は、そのまま冒険者ギルドへと向かった。そしてギルドに着いていつも通りティアのいる受付に行き依頼の達成の報告をして、ゴブリンの討伐部位の耳を全て出したところでティアがとても驚いた。


「!!し、シンジさん、今いったいどこからこれを!?そ、それにこれだけの量をこの短時間で狩ってきたんですか!?パッと見で100以上ありますよ!っは、よく見たらゴブリンキングのも混ざっているし!!」


「ああ、これは空間魔法の(異空間倉庫)から出したんだよ。あと短時間で狩れたのは、見つかる前に広範囲魔法を使って一気に倒したからだよ。ゴブリンキングもその時にだいぶダメージを与えることができたから、すんなり倒せたしね」

っと、当然のように言ったシンジであったが、ティアはまたもや驚いた様子だった。


「く、空間魔法が使えるんですか!それにこれだけの量をいったいどんな魔法を使えば一瞬で倒せるんですか!」


(空間魔法についてはこれからも見せることになるから言ったが他のについては言わないでおいたほうがいいだろうな)


「っま。それは企業秘密ってことでよろしく。ちょっと他の人の視線も気になりだしたし、できれば早めに鑑定してもらえる?」


「・・・はぁ〜、分かりました。今鑑定しますので、少々お待ちください」

そう言って、ティアは他のギルド員に手伝ってもらって、ゴブリンの耳を運び鑑定を始めた。2分ほど経った頃、鑑定が終わったようでティアが戻ってきた。


「ではまず今回の報酬は、依頼の報酬が集落の規模が予想よりも多くゴグリンキングもいたためBランクに上がり金貨二枚、そしてそれとは別にゴブリンの討伐料が186体でで金貨3枚と大銀貨7枚、銀貨2枚になり、ゴブリンキングの討伐料が1体で金貨1枚の合計金貨6枚、大銀貨7枚、銀貨2枚になります。」

そう言って金の入って小袋を渡してきたので受け取り、俺はそのままギルドを去った。



ギルドを去ったあと俺は今回の依頼で結構金が入ったため、着替えの服や生活用品、食料、旅に必要そうな道具などを買うために商業区へと向かった。

ちなみに食料に関しては、異空間倉庫の中に入れておけば、入れた時の状態のままになるので腐ったりする心配はない。

とりあえずまずは服を買おうと、キャシー(バケモノ)の店に行ったが、今は違う人が店番をしているようだったので、ぱぱっと下着5着と私服を3着選んで会計を済ませ雑貨屋に向かった。

雑貨屋では調理器具一式と、HP回復ポーションとMP回復ポーションを各5個ずつ買っておいた。ポーション系があったのを見て、ますますゲームっぽいな〜と思ったのは、言うまでもない。

最後にその辺を歩いて屋台で売っている調理済みの食べ物や、食料、香辛料、などを大量に買い込んだ。香辛料が予想より高かったので思ったより出費が高くなった。

そしてもう買うものはないかな?っと思い宿に帰ろうとした時、一つの建物が気になった。見た目は3階立ての普通の建物だがなんの店なのだろうと思い看板を見てみたら奴隷商と書いてあった。少し嫌な気分になったが、なぜかいったほうがいいと思い中へと入って行った。

中に入ると、とても腹の出た40代ぐらいのいやらしい目つきをしたおっさんが出てきたが、多分ここの店員なんだろう。そう思っていると話しかけてきた。


「ようこそおいでくださいました。私はこの店の店主を務めさせていただいてる、グレムリーと申します。今日はどのような奴隷をご希望で?」

と聞いてきたので、どうせ見るのなら女性のほうがいいと思い


「15〜25までの女性で頼む。種族はなんでもいい」

と返した。その後個室に連れて行かれ5分ほど待っていたら、


「準備ができたのでこちらに来てください」

っと呼ばれ付いて行った。行った先の部屋にいたのは30人程の女性だった。店主がこれがさっき言われた条件の女性だと言われたので一人ずつ確認してみたが、その内の5人以外は全員絶望して今にも死にそうな目をしていたので候補から外してもらった。で残りの5人を鑑定してみたが、16歳くらいの狐耳と尻尾のある獣人の子を鑑定した時驚いた、



♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦

名前:リリー・クランツェル

年齢:16

種族:九尾族

称号:・不運を撒き散らす者

   ・九尾の妖狐

   ・魔物に好かれし者

   ・天才

属性:火・風・空間


レベル:6


HP:800/1200

MP:900/900


体力:520

筋力:360

知力:600

精神力:1200

魔力:1500


ユニークスキル

・幻術・九尾化・空間魔法・精神強化


スキル

・火属性魔法6・風属性魔法3・剣術3・気配察知3

・家事3・礼儀作法1

♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦



(レベル6の時点ですでにこの前戦った、バカ(グレイ)より高いだと!あれでもあいつ一様32レベだったんだぞ、それと少し称号がきになるな)

そう思い、称号の詳細を調べてみると、


♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦

・不運を撒き散らす者

先天的に与えられる称号。自分と何かしらの契約をしている者に状態異常:不幸を与える


・九尾の妖狐

九尾族の先祖返りに与えられる称号。全能力値に特大補正


・魔物に好かれしもの

先天的に与えられる称号。半径500m以内にいる魔物が引き寄せられる


・天才

先天的に与えられる称号。成長率が1.5倍になる

♢♦♢♦♢♢♦♢♦♢♦


(なるほど、これは仲間に入れたいな。俺には状態異常無効化があるし最悪魔法創造で称号を消せる魔法を作ればいいだけだしな)

そう思い、真司は絶対に仲間に入れようと思うのであった。

誤字脱字がありましたら気軽に言っていただけると嬉しいです

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