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朧月夜、あの桜の下で  作者: 秋丸よう
【第1部】約束の桜
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【間話】認識阻害眼鏡

 認識阻害――それは人が何を知覚したか理解するのを妨げるもののことである。人からの認識を阻害するのだ。その術式は並の術士なら誰でも使える。しかし……

 


 その術式を織り込んだ眼鏡――認識阻害眼鏡の入手は難しい。


 そのような物が世の中に出回ってしまうと、犯罪者にとっては最高のお助けアイテムになる。また、皆が皆、認識阻害眼鏡をかけると人の認識力が落ちる。こういった理由で、使用には国の許可がいる。



 では、認識阻害の術を発動しとけばいい、そう思うかもしれない。しかし、認識阻害の術はあくまで実践用であり、発動者がそこに居るという認識まで阻害してしまう。

 認識阻害眼鏡は顔の認識を阻害するものである。

 眼鏡のように発動しようと思うと、繊細な作業であり、結構な体力を消費する。


 認識阻害眼鏡はアイドルなどの芸能人、国のお偉いさんなどが使用する。というか、大体はそういう人じゃないと許可が下りない。



 ここでまたまた疑問が浮かぶ。

 朧月三兄弟は何故に全員認識阻害眼鏡の許可が下りているのか。



 これはこの三兄弟の今までの境遇が原因の1つだと言えよう。

 幼い頃、幾度となく誘拐させそうになり、そして誰もが5度見する美しい容姿をもつ。大俳優なんかより目が眩む美しさ、これは基準を大きく上回っていた。


 2つ目、三兄弟の母、美麗の圧が凄かったのだ。もちろんそれだけでは役所の人間も、受理しなかったであろう。美麗の仕事場を聞かされたのだ。担当の人は泡を吹いてぶっ倒れ、代わりの人が受理する程であった。つまりは半分無理やり許可をもぎ取ったのだ。それからと言うもの、美麗は役所の人から恐れられている。



 美麗の職場は何なのか。

 それはいつか分かる話である。

読んでくださりありがとうございます!

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