準備
めちゃくちゃ間が空いてしまい申し訳ないです!!!これからがんばります!
気分によりますが・・・(ボソッ・・・
橘内「ここは・・・」
目を開けると、床に赤い絨毯が敷かれていて、壁、天井ともに一面に真っ白の出口も扉もない部屋に転送された。そこには壁に腕を組んで寄りかかる高身長の女性一人と、床に座っている男の子と、そして泣きじゃくる遊宮が居た。
橘内「・・・」
橘内のE-BOT「あれ?皆さんどうしたんですか?葬式みたいな感じだして。自己紹介でもしないのですか?」
橘内「うるさいなあ!!というかこれが葬式みたいなもんだろ!死ぬんだぞこれから!!というかお前は本当に空気読めなさすぎだろ!!」
???「・・・」
橘内「ま、まあ、とりあえずE-BOTの言う通り自己紹介でもしましょうか。」
???「そうね。とりあえず、こんな状況だけど、ともに戦う仲間だものね」
橘内「うん。本当に急だよね。とりあえず、僕から自己紹介するよ。名前は「橘内 爽」アビリティは「超逆境」だよ。なんかピンチなときになったら身体能力が上がるみたい。E-BOTが言うには、強さは普通らしい。よろしく。」
???「よろしく」
???「じゃあ次は私から。。。名前は「蒼崎 香」アビリティは超俊敏。アビリティボタンを押すと三分間全身の俊敏性がものすごく向上するわ。クールタイムは10分。よろしく」
橘内「よ、よろしく。クールタイムなんてあるんだな・・・」
E-BOT「はーい!!!ここからは私が説明致しまーす!!!」
橘内「うわっ!まじでお前はいつも急だな」
E-BOT[アビリティには様々な物があって、クールタイムで発動するものであったり、外的刺激から発動するタイプ、素材と知識がもらえたりしてものを作ったりして戦うものもあるよ!ね、祭兎くん?」
???「君のE-BOTは本当によく喋るね」
橘内「ははは・・・」
???「ご指名を受けたからには、僕も自己紹介するよ。ぼくの名前は「辻 祭兎」(ツジ サイト)僕のアビリティは「超罠師」ここに来た瞬間から、僕には自動的に罠の知識が埋め込まれたんだ。E-BOTを使って素材を要求すると、E-BOTが自動で生成してくれるよ。時間もかかるし回数制限があるけど。まあよろしく。」
橘内・蒼崎「よろしく。」
橘内「ところで・・・」
橘内「遊宮くん・・・だよね?よろしく。」
遊宮「うわっ!!!な、なんでお前、俺の名前をッ!とっ、というかッ、お、お前らおかしいんじゃないのか?これから死ぬかもしれないデスゲームに無理矢理参加させられたんだぞ!?もうちょい驚けよ!!!」
蒼崎「驚くのも無理はない。だけど今は泣きじゃくる時間じゃない。これから作戦も建てなければならない。だから早くして。」
遊宮「そんなことはわかってるよ!!!」
辻「まあまあ。みんな、一旦落ち着こう。遊宮くん、無理する必要はないよ。ゆっくり、自分の心を整理できたら話せばいいさ。だけど、一つだけ。今は怖いかもしれないけど、仕方ないものは仕方ないんだ。もう僕たちは逃げられない。だからこそ立とう。ここで勝てばいいじゃないか。」
遊宮「なんでそんな乗り気なんだよ!勝った先に何があるっていうんだよ!!」
蒼崎「あら、聞いてなかったのかしら?」
橘内「え?勝って何かもらえるの?」
蒼崎「このEEEEで一位を取ると、賞金一億円がひとりずつ配られるのよ。」
橘内「なんだって!?」
遊宮「なんだと・・・」
遊宮「ここで勝つのも・・・ま、まあ悪くはねえんじゃねえか〜?」
蒼崎「急に乗り気ね。あと、ここでもしこのパーティーのメンバーが一人になって優勝した場合、残りの三人は蘇生されるわ。だから、実質一人が勝てばいいのよ。」
遊宮「うおおお!!!燃えてきたぁ!!!」
橘内「うおっ!!お前も急だな・・・」
遊宮「俺の名前は 遊宮 翔アビリティは「超硬化」!!!このE-BOTのところの発動ボタンを押せばものを超ガチガチにできるぜ!!!この硬化は解除は自由だが固くすることは30秒に一回だ。よろしく!!!」
橘内「よろしく」
辻「よろしくね。」
遊宮「早速作戦会議すっか!!!」
蒼崎「そうね」
橘内・辻「そうだね」
遊宮「まず、どこに降りるかだよな・・・」
蒼崎「敵を殺しても特にメリットはないのかしら?」
蒼崎のE-BOT「はい。敵をノックダウンさせた場合、敵が退場するのはもちろん、それぞれのアビリティが強化されます。ノックダウンさせればさせるほど勝ちやすくなりますよ!」
蒼崎「なるほど・・・」
遊宮「得はあるけど、俺血とか見るのは苦手なんだよな・・・」
辻「まあそこは慣れでなんとかなる・・・かな?」
遊宮「えぇ・・・」
蒼崎「で、どこに降りるのかしら?マップを見ると、南ときたがちょうど端になってるかんじの半円形ね。南から、砂漠、田園 森林 渓谷。」
辻「森林だったら僕の罠も活かしやすいかもね。」
遊宮「俺の硬化も、入り組んでるから使いやすいかもな!!」
橘内「僕はまだ能力について全然理解できてないから。お任せかな。」
蒼崎「中心に近いしアビリティも使いやすいから、人は多そうだけど、ここで決まりね。
橘内・辻「了解」
遊宮「おっけ!」
蒼崎「決定ね。じゃあ次に、森林内のどこに降りるかね・・・」
橘内「ちょうど5つのエリアに別れてる感じだね。中心に物見櫓的な施設が3つ。そこから見て東に集落。南に集落 西に少し高い山。 北に大木の生息地があるね。」
蒼崎「東の集落と北の大木の間に、いい感じに家が数件建っているから、その家を出発点とするのはどうかしら。」
橘内「武器は落ちてないって言ってたから、マップには何も落ちてないのかな?」
橘内のE-BOT「はーい!!ここかっらは私が説明を。マップ上には、武器こそ落ちてませんがチケットが落ちています。」
橘内「チケットってなんだ?」
橘内のE-BOT「チケットは、E-BOTで使うことで様々なものがもらえます!!種類は、【CTチケット】【ヒールチケット】【アビリティ強化チケット】【シールドチケット】があります!!!【CTチケットは、そのCT時間に応じて短縮させることができます!ヒールチケットは、みなさんのおってる傷を治癒することができます!アビリティ強化チケットはアビリティを強化できます!シールドチケットは、身体的ダメージを軽減することができます。すべてのチケットは、lv1〜lv5まであります!!レベルが上がるほど効果が強くなります!」
橘内「おぉ!!!ますますバトロワっぽいじゃん!!で、チケットはどこにおちてるんだ?」
橘内のE-BOT「チケットはマップ上のどこでも落ちてます!でも、人が多く降りたところには多く生成されて、尚且質の良いものが落ちています。反対に人の少ないところはチケットはあんまり落ちてませんね。」
蒼崎「なるほど」
蒼崎「でも、リスクを犯してまで激戦区に降りる必要はないわ。祭兎のアビリティと遊宮のアビリティをうまく使って勝ちましょう。」
橘内「そうだね」
蒼崎「じゃあ、大体の流れはこんな感じでいいかしら?」
橘内・辻「了解」
遊宮「おうよ!!」
場内アナウンス「まもなく、E4が開始いたします。それぞれのチームで最初の降下地点を選択してください。時間になったら、入力していただいた場所に転送いたします。」
橘内「緊張してきた〜!」
遊宮「1億は・・・俺のものだ!!」
辻「みんな、一緒に生き残ろう!」
蒼崎「私も尽力するわ。」
遊宮「よーし!勝つぞ!!!お前ら、遅れるなよ!?」
蒼崎「あなたこそ、早死にはやめてよね。」
橘内「ははは・・・」
場内アナウンス「全チームの入力が完了しました!皆さん心の準備は良いですか?それじゃあ、いきますよ!!!」
場内アナウンス「5」
橘内「・・・」
場内アナウンス「4」
蒼崎「ふぅ・・・」
場内アナウンス「3」
遊宮「よ〜し・・・」
場内アナウンス「2」
辻「よし。」
場内アナウンス「1」
一同「行くぞ!!!」
場内アナウンス「ぜろ〜〜〜っ!!!!」
場内アナウンスのゼロの掛け声の瞬間、俺達は真っ白い光に包まれ、目を閉じた・・・
長々とすみません!!ここまで来てくれてありがとう!!!
ひとくちメモ「蒼崎の身長は178cm」
次回もお楽しみに!!!