表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/22

作業用BGM:payday2 Driveshaft

疲れた時は甘味ってそれ一番言われてるから


「誰だ!」


「お前らを殺しに来たんだよ、盗賊」


槍を構えて此方を警戒した盗賊へと突き進む。それに対して迎撃の突きがやってくるが、当たる直前に半歩右に逸れて斧槍を縦に振るう。

人形か何かのように頭がカチ割れた門番が倒れる音と共に、木造の家屋から武器を手に持った盗賊たちが続々と飛び出してくる。


「敵襲だ!」


「相手は一人だ、囲め!」


殺意と緊張を感じて楽しく凶相を浮かべ、飛び出して来た賊へと斧槍を振りかぶる。

賊はそれを剣を盾に防ごうとしたが、抗えずに脳天が割れ、血飛沫を上げた。

力を失い倒れ込む仲間を見やり、怒りに身を任せた別の賊が横から俺に接近して切りかかろうとする。


「堪らぬ血で誘うものだ・・・えづくじゃないか・・・」


一息で飛び下がりながら距離を調節して小振りに斧槍を振るう。

それだけで相手の剣は外れ、こちらの斧槍が相手の首を飛ばした。


活発に動いていた所に急に首が飛んだ影響で周囲に血を撒き散らしながら崩れ落ちる賊。

それを飛び越し血しぶきを浴びながら更に動き損ねた賊へと斧槍を振るう。

目の前の猟奇的光景に一瞬固まってしまった賊へと縦に銀閃が襲い、頭がカチ割られた。


人間と同じような感情表現を可能とした搭載している高度AI故の隙をついて包囲網を脱し、半包囲へと移行した所手あたり次第に近づく賊を切り伏せる。


「これ以上やらせるな!弓持ちは良く狙え!」


遠巻きに包囲を維持されるが、常に隠れ里内を動き回る事で背後だけは一時的に安全にして戦う。

二人ほど高台に昇って弓を構えている。勿論気にはかけている。飛んできた矢を細かいステップで避けた。

そうしたら家屋から更に飛び出して来た賊に対して斧槍で喉を突いて致命傷を与える。


「所詮は獣よ・・・」


崩れ落ちる賊の腰にあった剣を抜き放ち、そのまま高台の弓兵に向けて投擲する。

持った一瞬で剣の重量バランスを把握し身体の回転を使って投げた剣は無事に命中、片方の弓兵の頭部へと突き刺さった。


高台から落下する弓兵を尻目に併走する賊へと斧槍を鋭く振るう。

賊はなんとか盾で横薙ぎを耐えると接近して槍を突き刺しにくる。

同時に前方からも道を塞ぐように賊が剣を両手で持ち振るってきた。


これに対して地面に足を突き立て急停止しながらその場で旋回するように斧槍を回す。

槍と剣が空を切り、それぞれの持ち手の首が空を飛ぶ。

追いかけて来た賊に対して突きの三連をくれてやると同じく三人が心臓を貫かれて倒れる。


「これで十六・・・」


脚が止まった瞬間を狙った弓の一矢が飛んでくるが、そんなバレバレのタイミングで当たってやるほど甘くは無い。

斧槍を一閃して矢を撃ち落とすと、転がっている剣を脚で弾き上げ右手で持つと先ほどと同じく投擲、命中しこれで死体は十七になった。


隠れ里の広場に残った親玉とその取り巻き二人が武器を構えて恐怖に震えた表情でこちらを見た。


「なんだよ・・・何なんだよお前っ!」


「分からんか、ならそれでいい」


「う、うおぉぉぉぉぉぉ!!」


やけくそになったのか取り巻きと一緒に突撃してくる親玉。

それを左に避けながら左の取り巻きに斧槍を振り下ろして命を抉り、それから親玉の背後に回る様に斧槍を翻して背中から心臓を貫く。

なんとか反応が間に合い振り向いて、此方に剣を袈裟切りにしてきた最後の一人は小剣を抜刀し弾くと、そのままの勢いで喉を突いた。


「・・・二十。全部か」


普通の感覚なら違うのだろうが、俺からすればまともに戦い慣れていない素人二十人程度なら朝飯前と言ったところである。

今回は相手のフィールドで戦ったが、出来れば遠距離攻撃手段が欲しい所だ。戦利品に期待したい。


血臭ただよう死体だらけの隠れ里を家探しする事にした。

ピトー管にレバノン料理が詰まってボナンストライクしてオーバーラン

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 剣を投げる時に重心の描写が有る部分がさすがですねぇ。 でもコレマジ スプラッターの襲撃者側…… >通勤二時間 いやそりゃ大変ですねぇ、私も以前はそれ位掛かっていましたが、転職して近所に勤務…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ