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ベーコンチーズバーガーサンドイッチ

昨日投稿したと思ったら出来ていなかったので初投稿です


翌日。水晶広場にログインしてレベルアップ処理をし、上質戦士へとステータスを上げながら今日の予定を立てる。

午前中は教会で座学のつもりだ。その後午後になってから丘に狩りへと行こう。


まずは昨日と同じように達成した依頼の報告の為にギルドへと寄る。


何事も無く報酬と経験値を入手して、市場で林檎と焼き菓子を買い足す。

林檎は冒険中の疲労回復やちょっとしたお礼に使えるし、焼き菓子は教会へのいつもの土産だ。


こうして今日も教会へと顔を出した訳だが、今日もエリスが玄関付近でハーブの花壇を手入れしていた。


「こんにちわグレッグさん!今日もお勉強ですか?」


「おはようエリス。まぁそうなるな。今日の土産だ、みなで食べるといい」


挨拶を返して土産をエリスに渡すと、シスター服で隠れた金髪を揺らしながら喜んで受け取ってくれた。


「ありがとうございます!皆喜んで食べてくれていますよ」


頷いて返すとハーブの花壇から出て土を払うと、教会へと共に歩いてくれる。


「グレッグさんは異邦人なのに此方の事を積極的に知ろうとするなんて勤勉なのですね」


歩幅を合わせてゆっくりと石畳を歩いているとエリスから話を振って来た。

概要だけでなく細かい事情まで知ろうとするのが珍しいのだろう、彼女の言葉からは好意が感じられる。


「活動する場所のルールや文化だけでなく、それがなぜ出来たのかを知る事が相互理解への一歩だ」


「お堅いんですね。素直に友達になりたいから、じゃ駄目なんですか?」


土産を後ろ手に手を組みながら夢のある言い方で直されるが、生憎そこまで俺は夢のある人間じゃあない。

考察余地に思考を巡らせるのは没入感が増して、よりゲームが楽しめるからだ。つまりこれも自分の快楽の為である。


「大人は言い方ひとつであっても気にするものだ」


「あー、悪い顔してますね。それで誤魔化す気なんでしょう」


意味深な表情は時に言葉以上に説得力が出るので使いようがある。

それとエリスにはあんまり悪い事を言いたくない。神父からの言葉もあるが、人を笑顔にする子には笑っていてもらいたいものだ。


「大人はあんまり嘘はつかない。ただ誤魔化すのが上手くなるだけだとも」


「それで誤魔化されてあげるのは何だか釈然としません。私、抗議します」


怒ったように早く歩き出したエリスに追いつくために俺も歩みを速めた。

ただじゃれ合うような関係だが、これもまた心地がいいものである。


今日の授業は女神教についての概要だった。

女神を頂点に火、水、風、土、光、闇の大精霊がその下に創造され世界を管理しているとの事だ。

更にその下には属性の精霊が配置されており、官僚機構のようになっているそうな。

そして各大精霊は各地の神殿に実際にいて世界の運行をあれこれと取り仕切る。

万一それが滞ると災害が発生したり異常気象が起きたりなど大変なことになったとの記録が残っているそうだ。


それ故各国は大精霊の神殿には神官を配置し、その動向を把握しながら守る事にしている。

その実働戦力が神官騎士であり、これは精霊からの加護を受けて世界の敵と戦うことが義務らしい。

これはちょっと俺には向いていないな。正義の味方とかは余所を当たってくれ、俺は楽しく殺し合えればそれで満足なんだ。


この世界では女神教が一番ポピュラーな宗教で、地方毎に大精霊を祭っていたりしていることも有る。

あとなぜか存在するベーコン教とフライングスパゲティモンスター教。驚くことに女神公認らしい。

ベイケンは今日もまた悩める誰かをその美味しさで救うんやなって。追いベイケンは調味料。BBQPitBoysで習った。

ガバガバァ!

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― 新着の感想 ―
[一言] 休みだと思ってたら明日日曜出勤だった事に、退社時に気付いたので初感想です。 >個人武器としては結構息が長い斧槍くん 実はハルバート実用性皆無説が根強く有って、儀礼用のただのハッタリ武器だっ…
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