表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青藍の空  作者: 雪風 春魔
第壱幕 高校生と妖
3/13

第1話 出会いはいつも突然


ある日の夜、夢を見た。

それはギラギラ輝く月の下、俺と空は共に刀を持ち青き龍と紅き鳥が俺達の後ろで気高い咆哮を轟かせる

「白〜、この現世を守ろうぜ☆ニヒ」

空の顔が月に照らされていつもいつも魔王と言ってるが今は堕天前の勇者かなんかに見える

「ああ、行こうぜ!」空の言葉に返事を返す

二人の背中に翼が生える。空の翼は虹色に、俺の翼は白い純白の真っ白な翼。

疾風はやてごとく突き進むぜ!!」

空がそう言うと同時に俺達は月の方へと飛び立つ


♢♢♢♢♢♢


「さてさて文化祭どこから行く?白〜」

「は?」

俺の目の前で夏休みの宿題をやっている空が突然文化祭の話をし始めた為聞き返してしまった

「は?じゃないよ〜白〜、文化祭皆んなで行くってゆったじゃ〜ん」

「じゃ〜んじゃねー、突然文化祭の話して、宿題の話じゃないのかよ」

「だって〜、宿題飽きたんやもん」

「飽きたじゃない、やれ、今はそっちが大事だ、第一明日から学校だからな」

高校生にもなって夏休みの宿題を前日までやらないとはな、まぁコイツの超苦手な英語だし、俺が俺が教えるのを拒否してしあおいはおばあちゃん家に行って今日帰ってくるらしいし、しゃーなしか

「文化祭楽しみなんよ〜」」

「いいからやりなさい、宿題終わったらサイダーカン食っていいから」

「白は俺のおかんですか?」

「うるさい、いいからやれ」

たく、俺はいつからお前のおかんになったんだ。

「あと約三カ月後が楽しみだにゃ〜」

さっきから話しに出ているが俺達おれんちが通っている学校、静岡県立茨高校 (いばらこうこう)の文化祭、異色いしょく薔薇バラと書き異薔薇祭いばらさい毎年11月の第1金曜・土曜・日曜の三日間にわたり開催される祭りでこの時期は文化祭に向けて皆んなそわそわする時期なのである。



「やっと宿題終わった〜」そういうと空はおやつのサイダーカンに手を出す

「おつかれ・・お前ほんとにサイダーカン(それ)好きだな」

「うん・・白〜、明日から学校が始まるよー」

「あぁ、あるぞ朝の9時からな」

「うぅ〜学校か〜」

長いようで短いような夏休みも今日で終わり・か・・」

夏休みも終わり学校の皆んなと嫌ってくらい顔を合わせる日々が戻ってくる、まっ、コイツとは夏休みの半分くらいは顔合わせてた気がするけど

「早起きやだな〜」

「お前早起き嫌いだもんな」

「朝は嫌い〜」

「まっ、頑張って起きてこいよ」

いつもおれんちは朝7:15分に学校に行っている、そのためにコイツは朝会うたびにあくびをしているくらいだ

「うん、じゃぁいつもの時間でいいら〜」

「あぁ、いつものな」

時間が気になり時計を見ると針が6時を指そうとしている

「おい、空もう6時だぞいいのか?」

「あ!、ほんとだ」

空は荷物を鞄に詰めて帰る支度をする

「ん〜疲れた〜」

おれんちは背伸びしながら階段を降りる

「じゃぁな、白また明日」

空はそう言うとドアを開ける

「おう、じゃ明日な」

「じゃましました〜」

俺は家に帰る空を横目にドアを閉める




♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎


次の日。部活の合間に青と購買でご飯を買ったあと

「青〜俺、ガチで女装させられるよ〜」

「しょうがないよ空、決まったことなんだから」

俺、雪風青空は文化祭にて女装をする、なんか知らないけど知らないうちに決定してしまった、本人の意見無く、ちなみに俺達は喫茶店をやることになった

「大丈夫だよ空、きっと似合うよ」

「似合うとかそうゆうのじゃなくて女装するのがやだの〜」

「ま〜、お互いがんばろ空☆」

「う〜ん」

話をしながら階段の前に着くと頭の中に何が語りかけくる

「こい、お前はこちら側に・・」

頭の中に声が響く

「誰だ!?」

「どうしたの?空、大丈夫?」

「誰かが呼んで・・」

そうゆうと俺は倒れ込む横から青が心配そうに声をかけてくるがその声も遠ざかっていく

「さて、部室に戻るか」

自販機から部室に戻ろうと階段の前を通ると

「・・ら・空・空・」

下から空っと呼ぶ声が聞こえてくる

「青か?」

耳を傾けて聞くと

「空、空、起きてよ」

何が起こったかと思い下へ降りるとそこには床に、倒れている空の姿があった

「おい、青何があった?」

「あ、あのね白…」

青から一通りの話を聞き終わってから気づいたがこの場所に妖力が充満している、それが外因だろ

「とりあえず、コイツを保険室に連れていくぞ」

そういった俺は空をおんぶして保険室に向かいベットに寝かせると”バタン”とゆう音が聞こえそっちへ顔を向けると今度は青が倒れていた

気がつくと俺は霧の中を一人歩いていた

「おーい、青ー!何処ー?」

さっきまで学校にいたのに知らない間に鳥居の前まで来ている

「何処だよ、此処は〜もう〜」

俺がぶつぶつ言いながら鳥居をくぐると後ろから何者かが抱きついてきた

「空〜、寂しかったよ〜空は大丈夫だった?寂しくて泣かなかった?よしよし」

「もー、俺はもう子供じゃないってば!」

青が相変わらず俺を子供扱いするもんで手を払った

「も〜、そうやって背伸びする空も可愛いんだから〜」

「だからー!もー、やめt」

俺が青とキャッキャしてると霧の中から声がした

「お主よ、こっちに来い」

そう聞こえると一気に霧が晴れて俺と青は森の中の神社にいた、ただこの神社は社殿が古くしばらく使われていないようにみえる

「こっちに来いって、ボロい社殿にか〜」

「あっ、空あそこに人がいるよ」

「人?」

青に言われ社殿の上を見ると確かに人が浮いてるそして、その後ろに御神木なのか大樹が見える

「とにかくあのでっかい木の所いきゃいいんやろ?」

「多分、あそこに行けばいいと思うよ」

「よし、行こ青☆」

そう言って俺は青の手を引っ張り大樹に向かう

「えっ、ちょっと空」

「何〜?青〜?」

「なんでもないよ空」

「そう?ならいいけどさ〜」

そして向かった先、大樹に寄りかかっている人がいた、その”ひと”はテレビに出てる人並みにイケメン?であった

「待ちわびたぞ、お主」

「えっ?どなたでしょうか??」

いきなりの質問に俺は聞き返す

「お主の”兄”殿”ら”からお主の話しを聞いている」

「はぁ〜」

「空のお兄ちゃん?天お兄ちゃんのことなのかな、空?」

「ん?ソナタ何故この世界にいる?」

「え?わ、私?」

「そうだ、お主だ何故お主もこの世界にいる」

「わ、私は空がいきなり倒れてそしたら私も一緒に・・」

「此処に来たとゆうことか、つまりお前も妖力が高いがまだその力に目覚めていないとゆうことか」

「力?」

「ああ、妖怪と同じ力つま妖力」

「妖力ってことは〜」

「力に目覚めればお前たちは妖怪が見えるようになる、青空そらお主の場合だとぼんやりだったものがはっきり見えるようになるな」

「妖怪が・・」

そう、俺はぼんやりとみたり聞いたりしかまだ妖をみたりしてないのだ

「お主が覚醒するに従って私と契約してもらおう」

「あの、私は」

「お前は、この俺と契約しないか?」

「貴方は?」

「三毛猫?いや猫又だよな?これ」

どうたらこうたら話していると大樹から尻尾が2本ある三毛猫?ぽい猫又が降ってきた(おりてきた)

「さっきから見てたけど、嬢ちゃんとこの俺は波長が合う見たいなんだよね〜」

「猫ちゃんと波長が?」

「猫ちゃんゆうな!猫又と言え!」

ナイスツッコミっと言いたかったが気力がなかったようでなんか言えなかった

「時間がないからもう手短にやるぞ」

なんかカッコいい儀式とかやるのかと思いドキドキする

「はい、じゃぁこれ持って」

俺はイケメン?の人から鍵を渡される

「お前の名前って青龍せいりゅうなんだな」

「あぁ、まだ名を言ってなかったな」

青龍は名を呼ばれるのが嬉しかったのか笑顔でこちらを見た、そして青も猫又から鍵が渡される。

俺と青は渡された鍵?を持つ、青のには”猫又”と書いてある

「ではお主らにはこれ読んでもらおう」

「これ?」

俺と青は青龍が持つ板を見る、それを見て俺はついつい言っちゃう

「カンペじゃん」

「では、これを読んでくれ」

俺の意見とゆう名のツッコミが無視された

「いいから読めお主ら」

読めと言われ俺と青はカンペを読む、ただし俺は中二病でよくあるポーズをしながら

「我、汝と契約を結びこれにて我と汝、契約とゆう名の鎖をむすばん!」俺はカンペを読み終える

「これでお前とは契約完了だ」と青龍がいう

「空ノリノリだたね」と同じ読み終わった青が

「だってこうゆうのなんかっこいいじゃん☆」

と俺と青が話していると

「お主らはもう元の世界に戻る時間だ」

と言うと次第に霧が濃くなると同時に青が俺の手を握ってくる

「俺らを呼びたくば契約の証である契約のチェーンアークを持って名を叫べ」と猫又の声が薄っすらと聞こえた


気がつくと俺は保険室のベットの上にいた

「お、目覚めたか」

「白、なんで俺、保険室に?」

「お前が階段の前にぶっ倒れてたからだよ、たく妖力に負けやがって」

「そういや青は?俺、青と夢であったんだけど」

「青ならそのカーテンの向こういるよ、お前と一緒でぶっ倒れたんだよ」

へ〜と俺がいいながら握っていた手を開くと

「おい、なんでお前が契約のチェーンアークを持ってるんだよ!」

「え?これ、これはね〜夢の中で青龍が渡してきたの〜あとね〜青も貰ったはずやけど」

「はー!」

白が予想外なことが起きたみたいに声をだしてちょっとうるさい

「どうしたの白?いきなり大きな声をだして」

そうゆうと青はカテーンを開ける、その拍子に手のひらから鍵?が落ちる

「お前もか」

白はそう言うと鍵?を拾い青に渡す


投稿ペースは遅いですが面白いと思ったら評価と感想をお願いします☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ