第7話 風の型
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修行をする前にお昼になったので先に昼飯を食うことになった、なんと飯は青龍お手製のカレーだった、とそこへ
「そうだ、修行の前にお主にまだ全ての舞と渦を教えてなかったな」と青龍
「全ての舞?渦?」舞ならこの前は、壱と弐の舞はやったけどな〜他にもあるんだろうかワクワク
「あぁ、それと妖術の要領の差って何処でつくとおもうか?」
俺はカレーをくいながら首を横に振った、っていうかカレーが学校給食ぐらいうまい関係ないケド、カレーウマシ
「妖術っていうのは人によるが、だいたい2つに分けられる、1つは生まれつき持つ能力遺伝子によるものだったりする、そして2つ目はお前のようにイメージが豊富で幽霊や神を信じる者が覚醒したりして見えるようになるパターン、子供の頃だけ見えたって人は後者だな」
「青龍、俺はサンタの招待をお父さんだと知ってるぞ」
「「・・・」」急な沈黙に入ってしまった
「それは置いといてだな、お主にはまず風の型を十個覚えてもらう」
「十個!!2日で!」って言うか正しく言うと1日と半日
「まぁ、後で教科書的なのをお主に渡すから大丈夫だ」と青龍はグッと親指を上に立てて言う
「まず簡単に風の型とはからだな、風の型とはお前の前の10人の相棒が造った技だ」
てことは、俺は11人目ってことでいいのかな〜?
「この型は1人1つずつ順番に造られた技だ、まず”壱の舞”のそよ風」そよ風は俺が初めて使った技か・・いきなりチュートリアル的な実践が始まったしな
「そよ風はお主が使ったことがあるように初代以外は全員ほぼ同じように避ける技として使った」初代以外?と疑問に思う、てか俺は青龍に教わったとおりにしただけだし
「初代はあの技だけでその当時払いや最強の片割れとしょうされてたからな」
俺、そんなにすごい人の後輩〜?弟弟子〜?なのか〜?なんか急なプレッシャーが・・(汗)
「次に弐の舞 鎌鼬」
これも俺がチュートリアル?でやった技だ〜
「この技は二代目が造った技で基本的には壱の舞と組み合わせて放たれる事が多い、お主もやっただろ」と青龍が俺に問う
「うん、やったよ〜青龍に言われた通りにね〜」てか話を聞いてる間にカレーをくい終わっちまった
「ご馳走様でした」俺は皿を片付けようとすると青龍が
「米粒を一粒も残さず食べてそれほど俺の飯は美味かったか?」と聞いてきた
「だって米粒には神が7人いるんやろ?食わなきゃね〜」
「ほんとにお前は後者なのか前者なのかわからん」なんだ?俺は前者、つまり遺伝ていう可能性もあるのか?
「話はそれたが」確かにそれた
「次は参のの舞 迅風」
よくニュースとか見かける名前だな〜、辺りにダメージ与えそう
「これは四方八方敵に囲まれた時などに使う技だ、ただし正しく使わないの周りに迷惑がかかるからちゃんと使えよ」
「は〜い」俺は軽く返事した
「肆の舞 疾風(はやてOrしっぷう)、読み方のしっぷう・はやてはどっちでも良いと4代目からの希望だ、んでこの技は風の型で最も速さを、求める技だ」
どうせ俺には「早い!」とか言ってくるんだろうな〜
「この前の戦いを見たがお主は修行すればすぐに使えるようになるだろ」
「!?」予想外の回答だった
「どうした、いきなりビクッとなって?」
「いやなんでも」と俺は誤魔化した
「ならいいけど、次は伍の舞だな、伍の舞 夕風この技は己の気配を消し相手を切る技だ」
なんか想像と違った、夕方に吹く風だから太陽を背に切るのかと思った
「陸の型 いぶき 相手の呼吸や気を読み相手の隙を斬る技だ」
難易度高そうと俺が思った直後に
「これは最も難易度が高い、俺がお主を認めるまでこの技は教えられぬ」と言われてしまった
「漆の舞 天つ風この技は目の前の敵群生に突っ込んで道を開く技だ」
なんかかっこいい〜キラキラ
「捌の舞 神風は風の型で1番速い技で、速すぎで斬ったあとに遅れて突風が来る技だ」
斬ったあとに風が吹くってどんだけ速いんだか
「玖の舞 流し 流しは名の通り相手の技だとかいろんなものを流す技だ、いわゆる”カウンター”だな」
「カウンターってことはそこに鎌鼬入れても面白そう〜」となんとなく思ったことを言ってみた、すると
「良いところつくなやはり天の弟だ」
また、青龍から天兄の名前が
「ね〜、青龍は天兄のこと知ってるの〜?」
疑問に思い聞いてみる
「あぁ知ってるだが今は教えられない、天が青空に払いやになれば教えていいと言われてるからな、まずは払いやになれ」
「あの、俺まだ払いやのことについてまだなんも知らないんやけど〜」まだ百んちから払いやとはどんなものなのか、そもそも心霊部の本当の部活内容知らないし
「それはまた今度な」
今度が多いんですけど〜と言おうと思ったがめんどくさそうなのでやめた
「最後は先代が造った 拾の舞 秋嵐これは伍の舞に似た技で伍の舞は闇や光にて姿を完全に消すがこれは霧などに隠れて相手をかく乱させてから斬る技だ」
「ほへ〜、絶対覚えられん」と俺が呟くとポンと俺の頭に古いノートを乗っけてきた
「何これ?それに全ての舞が書かれてる、それみて覚えろ」
「お、おん」
こうして休み時間を終えて修行が開始するのであった
青龍「今日の青藍話は風の型一覧だ」
壱の舞 そよ風
弍の舞 鎌鼬
参の舞 迅風(つむじ風)
肆の舞 疾風
伍の舞 夕風
陸の舞 いぶき
漆の舞 天つ風
捌の舞 神風
玖の舞 流し
拾の舞 秋嵐