第五話:好意はいつも人の中に
実は美鈴ちゃんヤンデレ説。
「晴人君、来週お祭りあるんだけど一緒に行かない?」
日も傾き、部屋には日の赤い光で部屋の赤がより強調される。
僕は思考が停止してしまい、その場で立ち尽くしたままである。
もしかして、僕今誘われてる?
「こ、答えてくれないのは悲しいなぁ……」
頬をほんのり朱色に染めて言う美鈴を美しいと感じたが、そんなことよりも返事をしないと流石に失礼と感じたので。
「ぼ、僕でいいなら。あんまり楽しめないかもしないけど――」
「晴人君がいいんだよ。じゃあ来週行こうねっ!」
美鈴の笑顔には幼さが少し残るが何とも言えない可愛さに溢れていた。
……僕は彼女を好きだ。
けれど、美鈴はそうじゃないかもしれない。
自分の欲望と現実が僕を挟んでくる。
分からない。
自分の中で自問自答していると、自分がいまだ美鈴の部屋にいることに気づいた。
美鈴は顔を両手で抑えながら指の隙間から僕を覗く。
その目は紅色に染まっていた。
……もう一度言おう。
『その目は紅色に染まっていた。』
……。
「あ、あのね晴人君。別に覗くつもりじゃ無かったんだけど、唐突に表情が変わったと思ったら急に考え始めたりするから驚いちゃって思わず視ちゃって。ほ、ホントだよ!?」
……オワタ。
心の中を全部見られた。
やばい、超恥ずかしい!!
しかも好きってのもばれてんじゃん!!
「ち、ちなみにどこから?」
「えっと、頬をほんのり朱いr――」
「つまり、初めからだね!!」
僕は速攻で美鈴の部屋を出ていき自室のベッドに逃げた。
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい。
ベッドでもだえる感じがあれだが本当に恥ずかしい!!
◆ ◆ ◆
晴人君の心を見た。
べた褒めされてた。
頬が熱いのがわかる。
私も、晴人君が。
「だぁいすき……!」
続
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