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機械仕掛けと護衛の王  作者: 杉下 徹
四章  飛翔
42/67

4-1

「さて、と。これで全員揃ったかな?」

 返事を待つでもなく、トキトー先生は一度だけ軽くこちらを見渡す。

「フレクトにハートピース、ワイアードにクライム、それとガルベスにラッセル。ちゃんと六人いるみたいね」

 いよいよ当日となったカウス従器工場への実習。そのメンバーは、俺を含めたったの六人しかいない。確認作業に掛かる手間も、ごく少なく済んでいた。

「前もって言ってある通り、私は実習先には付いていけないから、何か質問とか確認があったら今の内に言っておいて。まぁ、もしもの時はあっちから電子メールで聞いてくれてもいいけど」

 トキトー先生の最終確認にも、特に誰も質問はないようで。

「それなら、出発! フレクト、後は頼んだわ」

「責任は被りませんけど、形式的な言葉として受け取っておきます」

 名指しの言葉を受けた俺が適当に返し、他の五人もそれぞれに挨拶の言葉を返す。

「……それじゃあ、まぁ行くか」

 冴えない宣言を合図に、俺達はカウス従器工場への往路を歩き始めた。


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