五話 地味な奴以下の俺って
すみません、昨日は予想通りの寝落ちで…
今回も、もう日をまたいでしまった…
頑張りたいです
「さあ、最後の二人か!!期待が高まるな!楽しみだな!では、いくぞ。”ステータスオープン”」
あれ?俺一人じゃないの?
後ろを見まわして確認する。
1、2、……俺入れて7人…あっ!!いた、8人目!!
そういえば、クラスに入ってきた人数が6人で、俺と涼風さんで2人、合わせて8人だった。
うわ…目立たないなぁ……
まあいいや、今は俺がどんなユニークスキルを持っているのか、楽しみで仕方がない。
ああ、涼風さんを守れるほど強いスキルがいいな!それが無理でも、サポートできる支援系統とか!!
妄想…いや想像が広がる。
「ほう、こちらは【調教獅司】、テイム系統で一番強いな。もともと、この国ではテイム系統スキル持ちは少ないからな、、貴重とされるんだ。」
へえ、テイム系統ってのもあるのか。おもしろいな~
テイムっていったら、魔物とかを従えるってイメージだから、この世界には魔物というのが存在するのか?
魔法って聞いてから薄々思っていたけど…
そうだったら、戦闘とかして死んだり………
やめよう、そういう考えは。次は、俺の番なんだから。今は楽しいことだけに目を向けよう。
「で、こちらは…………ハハハハハッハ!!スキル無しッ!!ステータスも普通のレベル1のステータスより、少し上なだけだ。
さらに【剣を持つ者】ときた。勇者が!!今までにないな!ガハハハハハ!
これはな、スキルでもユニークスキルでもない、称号だ。
剣を三年以上鍛練したものに与えられるものだ。だから、私も持っていたぞ。今は剣士に変わったがな!
今まで召喚されてきた者には称号に【勇者】とあるのだが、貴君にはないな……
ん?そしたら勇者ではなくなるな!だが、召喚されてきたことは確かだ。貴君はイレギュラーだな。ああ、本当に面白いな!!」
…俺が、勇者では、ない、だ、と…
そんなことは考えていなかった。勇者であることが大前提で考えていた。
俺に力がなければ、涼風さんと肩を並べることができないじゃないか。
そんなのって…、そんなのってあるかよ!
どうすればいいんだ、俺は。あてもない、言葉も魔法がないと理解できない、力もない。これじゃ、涼風さんに見向きもされないから、この世界、この国で生きる希望がない。
どうすればいい、どうすれば…
どうして勇者じゃないのに、この世界に来た?あの手紙か?
「皇帝…、どうして勇者じゃない俺が召喚されたんだ?勇者は、手紙かなんかに導かれるのか?」
「手紙?そんなものは出していない。ただ、天啓で神が告げられた座標にいる人物を召喚するだけだ。」
はぁ…神が原因かよ。俺は運命の神を呪う。朝早く起きて学校へ行かせた運命を呪う。
けど、どうしようもない。神なんて呪うこともできないし、それで現状が変わるはずもない。
「さて、ステータスも確認し終えたことだ。これから、この世界、この国について詳しく教えよう」
はあ、先は真っ暗。後にも行けず。どうしようもない、俺の異世界ライフが始まった。
明日も投稿予定ですがどうなるやら…
明日の投稿で一週間なので、その次から3日から5日で一話ずつ投稿していきます。
アドバイス、誤字訂正があれば、ご指摘ください<(_ _)>