二話 この世界で
なんとか今日中に間に合いました!
小説書くのと普段の生活を両立させるのって難しいですね…
けど、頑張っていきたいとおもいます。 では、二話どうぞ!!
……っう!!
また気を失ってしまっていた。視界が徐々にはっきりしていく。
思った通り、また周囲が変わっていた。
あの光に包まれた後は、必ず周囲の景色が変わっていた。
あの光は転移のような事象を起こす原因だと容易に考えられる。
だが、普通に転移させる技術なんて現代社会に存在しないはずだし……まさか、魔法でもあるまいしねぇ?
……おいっ、ここって…マジでどこだぁ!?
今起こっていることについて推測していたら現状を把握できていなかった。
どうやら自分はとんでもない所に来たようだ。
俺の考えだとここは、世界史や美術の教科書でみたような城の中だと思う。
さらに、その城の中でも、前にはひとつの宝石のような光輝く豪華な椅子に、一人の勇ましい顔立ちのおじさんが座っており、左右には重たそうな鎧を着た人達がずらりと並んでいることから、いわゆる謁見の場というところだろうか。
あっ、後ろにみんないた。ふぅ…安心した……。
ていうかなんで俺だけ前にいるんだろう?(まさか、俺だけ仲間はずれとかじゃないよね?)
まあいい、それは気にしないでおこう。
で、あらためて、ここどこだろう。なんかシーンとしてるし、とても聞き出せる雰囲気じゃない。
うーん、どうしたものか…
俺が悩んでいると、あの目の前の豪華な椅子に座っていた勇ましい顔立ちのおじさんが急に立った。
周囲の空気が一瞬、ピリッとなったが、すぐに落ち着いた。
そして、口を大きく開け、話し始めた。
「勇者諸君ッ!!このたびは遠い異界からご苦労である!余の名はハイドリヒ、アルフレッド・ハイドリヒである。この、ローディンス帝国の皇帝である。
今回この国に来てもらったのは、聖女アナスタシヤが我らが神〝トート〟より『異界より超し者共が悪を齎す者を滅し、救いを与えし』という天啓を授かったためだ。なお、この国での生活に不自由はさせぬため、心配せずともよい。なにか質問はあるか?」
話が終わった際に俺は思った。
これは夢だな、そうに違いないと。
あまりに現実離れした話に一同唖然とする中、涼風さんが最初に沈黙を破り、自称・皇帝に質問を開始した。
「ここは夢なの?」 「現実である!」
「なぜ違う世界なのに言葉が通じるの?」 「無論、魔法の効果であるな。」
「帰れるの?」 「文献には召喚方法のみ記載されていた。」
涼風さんにしてはよく喋るな、と思った。(よく喋る涼風さんも美しいなぁ…。おっと今は関係ないな…)
まだ質問しようとしていたが、遮るように外山が不満そうな顔で唸る。
「おいィィ……」
おっ、文句か!!そうだ、文句言ってやってくれ! 夢でも、現実でもさすがに呼び出して、さらに働けっていうんだぜ?
そんなの納得いかないよ、美少女がお願いするでもしない限り!!(別に涼風さんに言われるのならいいんだけどね!)
けれど、外山は俺の予想を大きく裏切った。いや、彼ならあたりまえの発言なのかもしれない。
「呼び方は勇者様だろぉが?ああぁ?」
うっわああ、空気読めねぇ!!
発言してから場の雰囲気が凍りつき寒気を感じた。殺気というやつだろうか。ああ、夢だったならすぐにでも覚めてくれよ!
「はっ、ははっふははははははははははッ!!おもしろい、面白いぞ勇者。では貴君の能力をみさせてもらおう!!」
ええ!?この人こういうキャラかよ!期待を裏切らないというか…体育会系だな。
って、今はそれどころじゃない!!
ま、まさか、急にこっち来て早々、バトルが始まってしまうのか!?
いくら喧嘩が強くたって、あの勇ましい顔をした武人って感じの皇帝を倒せないだろう…
どうなってしまうんだ!!
書きおさまらなくて、連載マンガみたいな微妙な終わりになってしまいました…
すみません<(_ _)>
明日は予定がありますが、なんとか投稿したいと思います。
アドバイス、誤字脱字があれば、ご指摘ください! ではまた!!
※5/14文字と文字の間に謎の空白があったので消しました。