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ひとつばかりの星  作者: マッキー
8/11

侵入者

『僕達の事は話した。次はお前の事を教えてくれ』


少女は静かに息を吸い、こう呟いた。


「私はひとつばかりの星の住人」


その場が凍りついた。

「は?えっちょ……いだぁあ!?」

物陰から出てこようとしたナルは勢いよく戸棚に頭を強くぶつけてその場で頭を抱えてうずくまる。


『どういうことだ』

冷静に対応するイクだが、内心とても驚いていた。


幻の星が存在しているかもわからないというのに、そこで暮らしていた?

ありえない。

なら何処にあるというのだ……ひとつばかりの星は……。





「記憶が曖昧なのだけど……」

『は?』


なら、違う可能性もある……ということか?



「よく覚えていないの。でも住んでいた星はひとつばかりの星。七色にきらめいていた。地を踏みしめれば金平糖の形をした石が砕けて砂となって……」


心を読まれた!?


『ま、まて!話がうまく入ってこない』


「……ごめんなさい」

『つまりなんだ……お前はひとつばかりの星の住人であると思うが、記憶が曖昧だからそうじゃないかもしれないってことか……?』


首を横にふる。

「いいえ、私は間違えなくひとつばかりの星の住人だった」


……は?


『だった?』


「はい、私の住んでいた星から色が落ちていき、真っ白になってしまった……。そして目が覚めると、真っ暗な空間に閉じ込められていて……。それで、出てこれたと思ったら爆弾を抱えていて、その爆弾から命じられた。

ひとつばかりの星を取り戻してくれ……と」


『……じゃあお前も今はひとつばかりの星がどこにあるかは分からないと?』


「はい、どこにあるかは分からないけど……見つけ出す方法はこの爆弾が教えてくれた」


それにはイクとナルは反応した。


『……どうすればいい』




「絵本を手に入れる」


『幻の絵本……をか?』

「はい、ただしその絵本が七色に染まっている時に、手に入れなければ何の意味もない……と」


「へーだから手に入れたのに何も起こらなかったのか~」


「はい……?」

少女の後ろには誰もいないはずだが、声がした。

なので髪を揺らして振り替える。そしてイクも少女の背後に目をやりソファから立ち上がる。



そこには、壁に寄りかかる宇宙人が一人いた。


「あれ?まさか気がついていなかったの?地球の近くでチンタラ飛んでいたからさ~目障りでしょうがない!だからちゃーんとした入り口からちょちょいとロックを解いて忠告しに来てやったってのに……」


その宇宙人は身長140cm程度のオレンジ色の天然パーマに赤紫色の帽子をしたレースの入ったおしゃれなワイシャツを着こなす。


イクは少女に近づき、かばう。

『お前何者だ』


機嫌を悪くしていた宇宙人はその問いかけにまっていましたと言わんばかりに目を輝かせて答えてきた。


「フッフッフッ!聞いて驚け! 僕は宇宙人の中でもトップクラスの星制組織せいせいそしきという星を征服するプロジェクトを立ち上げた偉い人!その名もノロイヤだ!数多くの星々はこの僕の指示と計画の上で征服してこの通り地球という大きな星をも手にいれた!だがしかし……僕はこれっぽっちで満足はしない。


次の標的はね……そう、幻の星・ひとつばかりの星……この素晴らしい星を手に入れるんだ」


そう言うや手を前に伸ばして

maniマァナァfestationフィステェィシャンと、唱える。

すると、イクと少女を囲うように銃が無数出現した。


「忠告だけで逃してあげようと思ったよ?けどさ……その少女がどういう奴かって、知ったうえで逃す馬鹿はここにはいない。そして君たちも渡さないだろうけど……。


僕の幻の星を手に入れる計画にはその少女が必要だ。


よこしてくれないかな?」

こんばんは!マッキーです♪ヽ(´▽`)/


ついに新キャラ登場!あらすじに書いてある宇宙人がでて参りました(*´ー`*)

キャラクターの容姿を上手く書けなくて悔しいばかりです……。

ツイッターの方に宇宙人の容姿(後ろ姿)の絵を載せてありますので、良かったら拝見してください♪

正面は次の投稿時には描けるようにしますw


では次回!なるべく早く、でも時間をかけてノッコノッコ書いてきます(’’*)♪



短編小説

初恋は白かった


暇なときにでも読んでみてください♪


連載小説

ひとつばかりの星


この話から見た人、読み返しの方。よければ読んでいってください♪

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