【10】
10話目です、いつも1000文字内で投稿頻度も2日に一回というスローペースですが、読んでくださってる方、本当にありがとうございます
エリーヌとアリアは考えた結果魔術を使う対戦ゲームで一度様子を見ることになった。
「私がやっているMagic worldが一番いいと思うんだけど、魔術を使うゲームでアドバイスもしやすいから」
「は、はい!えーと…頑張ります!」
ゲームなんだから気軽にやったらいいと言いながらエリーヌはMCTを開き、アリアもそれに釣られるようにMCTを開いた、今の時代にコントローラーを用いるゲームは極めて稀だ、そしてこのMagic worldはコントローラーは必要なくプレイヤーの魔力の流れを読み取り(これに魔力の多い少ないは関係ない)、アバターを動かす事が出来る
「じゃあ、始めるよ」
----
「久しぶりのゲームですから疲れましたー」
アリアは大きく伸びをしてからMCTをしまった、エリーヌはゲームに慣れているせいかMCTをしまうとカミラの用意した夕ご飯が並べられているテーブルの前に座っていた、そこにアリアとカミラも着席し、いただきますと一礼したあと3人揃って夕飯を食べ始めた、それはアリアが来る前にはなかったことだ、エリーヌは朝から晩までゲームをしながら食事をとるので揃って食べるということがないのでカミラもご機嫌のようだ。
「どうです?効果はありそうですか?」
「まだ一時間程度しかやってないからまだ何とも言えないですね」
「ゲームの中なら魔術は使えるみたいだけどね」
アリアが言うにはゲームは仮想世界だから何でも出来るが現実ではそう簡単に物質は作れる物ではない、その概念が存在するからこそ現実では魔術が使えないのだろうというのがアリア見解だった。
「ゲームはゲーム、現実は現実…仮想と現実は違うということですか、やはりそう上手くはいかないみたいですね」
「…すみません」
「謝ることないよ、少しずつ頑張ろうう?」
アリアに優しく微笑みかけるエリーヌを見てカミラは少し驚いていた。
「カミラさん?どうしたんです?」
「いえ、出会って少ししか経っていないのに随分仲良くなられたなと」
「…お陰様でね」
エリーヌは赤面している事を勘付かれないよう顔を伏せているが既に二人に気づかれている事は言うまでもないだろう。
再び三人で食事をし始めてから暫くすると家のインターホンが鳴った。
「あ、私が出ますのでお二人はお食事を続けていてください」
今出ますよ〜と扉の向こうにいる相手に聞こえるはずもない声を発しながら扉を開けるとアリアと同い年であろうメイド服を着た少女が立っていた、少女を見るなりアリアの顔色が悪くなっているように伺えた。
「アリアッ!」
少女はアリアの名前を呼ぶと他人の家ということはお構いなしにアリアに抱きついた。
書き忘れていたのですがまだまだ表現も下手で初小説で至らない所ばかりなのでアドバイスなどもらえると嬉しいです(^^;;