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影退治

「さあ、もう行かないと。」


黒いオオカミはそう言って必死に歩こうとするが何度もバランスを崩して倒れる。


「もうしばらくここに居なよ。俺の名前は大神翔。ショウって呼んでくれ。」


「……ショウ。……いや、このままだとまた影が襲ってくる。」


「ちょっと待ってて。」


そう言って俺は人の姿になって車から出て、黒いオオカミに見えるように手を前に出しランスを具現化する。


「それは魔法に近いな。いや、むしろ魔法がそれに近いか。人間の本質の力――。……だが、使用範囲が限定的すぎる……。」


「やっぱりこれじゃダメか。」


「見たところ戦闘経験ないし訓練したことがあるのか。ひょっとしてヴァンパイアハンター協会の一員か。」


「昔なったことがあるけど今は違うよ。」


「一度でもなったことがあるなら頼んでみようか……。実は魔力がもうほとんど無いんだ。このままだとどうせ影に喰われてしまう。生きるのに必要な魔力は、常に魂から出ているから、それを使えばなんとかなる。」


「それってとても危険なことじゃないのか?」


「下手したら死ぬかも(笑)。でも最悪の場合、影は俺の肉体を巣にして人を襲う。」


「――わかった、協力する。」


「俺の名前は黒神(クロカミ) (ハヤト)。よろしくな、ショウ。」

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