夏
鳥のさえずりが聞こえる。カーテンの隙間から日の光が漏れている。
昨日は食べすぎて体が重い。もうすこし寝ていよう。
暑い。扇風機どこだっけ。窓開けなきゃ。
はあ……。大理石、神だよこれ、神。
今日はユウがCDにプリントするための猫の写真撮って来てくれる予定だ。それまでは横になっていよう。……ん?
「こんにちわワンコちゃん!うわ~かわいい!」
あれ? 俺玄関の鍵開けっ放しにしてたかな? まあいいか。それよりお腹の調子ワリい。
「ちょっとちょっと無視しないでよ!ってかどこ行くの?」
「トイレだよ。」
「ご、ごめん。」
ピンポーン
「はいはーい」
「あれ?君だれ?」
「あなたこそだれ?」
「まあいいや。それよりショウはどこ?」
「今トイレにいるみたい。」
「そっか、じゃあ勝手に上がらせてもらうよ。」
ショウの家はエアコンが効いていないから暑い。エアコンつけたら体調崩すんだよなあいつ。
肩下げカバンからさっき撮った猫の写真を取り出してテーブルに広げる。それから束の白紙とペンを数本取り出す。
「ねえねえ何してるの?」
「ん?ああ、CDにプリントする用の猫の絵を描こうと思ってね。」
「へー。絵なんて描けるんだ。」
「あまりうまくないけどね。」
「あーやべえわ痔だわ。ん?おお、ユウ!来てたのか、おはよ~!どうだ、写真撮ってきたか?」
「おはよって、もう昼過ぎだよ。写真は撮ってきたよ、ホラ。」
「斜向かいのミーちゃんかわいいなあ。これはタマちゃんかな?」
二人でキャラクターにするためいくつかの猫の写真を選ぶ。
「これならいいんじゃないか。」
「よし、これで行こう。この後ユウはなんか予定ある?」
「なんもないよ。」
「じゃあダンレボして遊ぼう。それから一人用のゲームしていいよ。俺は見るだけでいいから。」
「そうだなあ、そうするか。外あっちいもんな。」




