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女奉行捕物帖  作者: 浅井
夏風に咲く徒花
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綾瀬川

 綾瀬川までは大した距離では無い。隅田川を渡り川沿いを北に数町行くと木母寺が見える。目的地は寺のすぐそばだ。

 弥七の言っていた通り、綾瀬川沿いの小高い場所にポツンと庄屋跡があった。中は明かりがついていて人影が何人も見える。

 庄屋跡の広さは奉行所を一回り小さくした程度で、十数名であれば広さはかなり余裕があるだろう。なんにせよ隠れ家にはもってこいの場所だった。

 忠景は息をひそめて庄屋を目指して一歩、また一歩と歩み寄る。すると二人組の浪人が外に出てきた。


「今回の仕事は造作も無かったな」

「ああ。血を見ずに済んだから本当に良かったよ」


 浪人たちは忠景の姿に気が付いていないようだ。小高い丘から両国の花火をのんびりと眺めている。


「それにしても小十郎が弥七に斬りかかるなんて思いもし無かったよな」

「確かに。自分の息子に斬りかかるなんて考えられねえ」

「俺もガキが三人いるけど斬るなんてことは間違っても出来ねえよ。この一件だって金の為だ。やりたくてやっている訳ではない」


 背の低い男がため息交じりにぼやく。


「小普請組の安月給でガキや女房を養うなんてどだい無理な話だよな」

「本当に困ったもんだよ。俺だって病気の親父とお袋の世話があるんだ」

「それなのに小十郎と忠之らの肝いりの連中は羨ましい限りだ。金持ちのボンボンが荒事したさに参加してるって話だ」

「ったく、近ごろの若え奴は何をやってるんだか……」


 二人してため息をついた。


「まぁ、あのお嬢ちゃんには申し訳ないが俺たちだって生活がかかってるんだからな」

「ああ。ちゃっちゃと仕事を終わらせて家に帰りてえなぁ」


 二人組は庄屋の中に戻っていく。





 忠景が到着して時が経つも、依然、小十郎らの動きは無く二・三名が小便をしに出て来るばかりだった。

 すると、庄屋から男が二人ほど出てきた。一人は服は肌蹴ており手には徳利の様なものを手にしており、腰には刀も指しておらずへべれけになっていた。もう一人が嫌な顔をしながらへべれけな男を介抱している。


「……頃合いだな」


 忠景は覚悟を決めて男に近付いて行く。男も忠景の姿に気がついたのかよろめきながら言う。


「ああ、あああ? てめえは何者だぁ?」


 介抱している男が刀に手をかける。


「てめえは!」


 介抱していた男が声を上げて刀を抜いた。それよりも早く忠景は突き刺し、返す刀で酔った男も斬り伏せた。

 外での音が漏れたのか、男が刀を携えてやって来るのが障子越しに見えた。


「南町奉行所だ! 小十郎、覚悟しろ!」


 忠景が名乗りを上げながら傾いた扉を蹴飛ばして突入する。

 弥七が言うには二十名だったが、三十名はくだらなかった。途中で合流したのかもしれない。

 小十郎が庄屋の奥に座り酒を飲み交わしている。その輪の中に両腕両足を縛られ猿轡をされた秋と、初めて秋と出会ったときに成敗をした浪人も混ざっていた。


「……!」

「てめぇは柳生! 貴様、裏切ったな!」


 秋は何か言いたそうに目に涙を浮かべて視線を送った。言葉は無かったが忠景には通じた。手にした刀をしっかりと握り直す。


「……小十郎、御託は後だ」

「く、くそがぁっ! アイツをやっちまえ!」


 小十郎がそう号令すると男達が忠景の元に殺到した。





「おらぁ! 死ねえぇぇ!」


 忠景が奉行所と分かるやいなや、適当にたむろしていた小男が威勢よく飛びかかった。

 だが、忠景は冷静だった。表情一つ変えずに対応する。

 小男が上段から振り下ろした刀を、軽々と真横に弾き返して腹を真一文字に斬り裂く。小男はすれ違いざまにその場に突っ伏した。


「……どうした、これで終わりか?」


 忠景は威圧しながら前進する。旗本奴たちの数名は尻込むも、何人かは面白そうに顔を緩ませている。


「次は俺たちが相手だ!」


 上等な身なりをした二人掛かりで忠景に飛び掛かって来た。

 鞘は白地でところどころに蒔絵が施され、胸元には金糸で家紋が刺繍されている。身なりから察するにかなりの家柄だろう。

 左右から飛び掛かってきて斬られたかと思う。しかし、倒れていたのは二人組の方だった。

 男達が倒れるも、忠景は顔色一つ変えず黙ったまま小十郎めがけて前進する。


「は、話がちげえじゃねえか! やってられっか!」


 刀を構えているも、三余名の男は逃げだした。一枚岩ではないようだった。


「お、おい、どうすんだよ!」


 小十郎は逃げ腰になると、横にいた大男が立ち上がり刀を抜いた。


「貴様、前はよくもやってくれたな! 今度は覚悟しやがれ!」


 カミナリ髭を生やした大男が忠景に斬りかかる。顔を見ると、前に隅田川の土手で秋が襲われた時にいた浪人らの頭領格の男だった。

 頭領格の大男は刀を振りかざし、上段から斬りかかる。


「……成長せぬ男だな」


 忠景はしっかりと一撃を受けとめる。重い一撃だった。並の剣士であれば、弾くことも受け流すことも出来ずに刀を折られて頭ごと真っ二つに叩き斬られるほどの力だった。

 だが忠景は並の剣士では無い。刀を当て大男の大振りを右へ弾き返し、男めがけて突進する。


「……もらった!」


 弾き返された刀は明後日の方向を向き、大男の体はガラ空きだった。一撃で仕留められる範囲内にある。

 だが、男は驚く様子もたじろぐ様子も無く、ニヤリと口角を上げて余裕を見せた。


「ハッ! てめぇの腕は知ってんだ。俺たちだって馬鹿じゃねえ。おらっ、やっちまえ!」


 大男の一声と同時に左右の襖が開き、忠景の脇腹めがけて銀色の穂先が飛び込んできた。

 両脇の部屋に旗本奴が隠れており、機を見て槍で突き刺す作戦だったようだ。

 踏み込んだ足を咄嗟に折りしゃがみ込んだ。なんとか避け切り、忠景の頭上で穂先同士が激しい金属同士の擦れる音が庄屋内に響く。

 忠景も上手く避け切ったと思っていたのだが、両肩に激痛が走る。


「……クッ!」


 思わず声を上げてしまう。その姿を小十郎はしっかりと見ていた。逃げ腰だった先ほどとは違い、自らも刀を抜いて揚々としている。


「よしっ! あの野郎をぶっ殺せ!」


 大男の背後にいた小十郎が威勢良く叫ぶと、旗本奴達も同じように意気揚々と叫ぶ。


「うらあぁぁ!」


 大声を上げて大男が再び斬りかかって来た。先ほどと同じように太刀を上段に構えて大きな一撃を食らわせる気だろう。

 忠景は横目で周りを確認するが誰も斬りかかって来る気配は無かった。

 

 大男の一振りを忠景は受け切れない。両肩の傷はかすり傷かと思いきや意外と深かった。必死に力を込めるのだが力が伝わらず、大男の一撃を受け切れない。

 だが忠景の剣術が冴えた。両肩の力は入らなかったのだが胴体は言うことが利いたため半身になって力を逃がした。


「……っチィ!」

「ふんっ! 悪運の強い奴め! だが、俺が手を下すまでも無いな。さっさとやっちまえ!」


 忠景は間一髪で避け切る。大男がそう言うと、背後から五・六名の男達が飛びかかって来た。





 背後から飛び掛かって来た男達は大した腕前を持っている訳では無かった。

 身なりこそ上等だが、実力でいえば二人組で飛び掛かって来た男たちと同等程度だろう。しかし、両肩に怪我を持つ忠景にとってこれらを相手取る余裕は無い。

 普段なら易々と斬り伏せているであろう相手にも大変な苦戦を強いられている。

 必死に相手の刀を防ぐのだが、相手の繰り出す一撃いつも以上に鋭く感じ、防ぎきれずに刀が体に達する。


「どうした、たかがそんな傷で終わるのか?」

「……はぁ、はぁ」


 気の利いた一言を言ってやりたかったが、両肩の傷や細かい傷で何も言うことは出来ない。息を切らしながらは旗本奴達の刀を防ぐのが精いっぱいだった。

 それに数名を斬ったといえども、相手は十名以上が残っている。それらすべてを倒しきってなお且つ小十郎を捕縛する体力は忠景に残っていない。


「それじゃぁさっさと死んでもらおうか!」


 忠景を殺せると確信したのか、大男が嬉しそうに笑みを浮かべながら斬りかかる。

 その時だった。小十郎の背後の壁が崩れ、何本もの提灯の明かりが部屋を包む。

 提灯には「火盗改方」「御用」の文字が書かれており、その中心に女の子がいた。


「火盗改よ。覚悟しなさい」


 黒漆塗りの陣笠を被り、黒地の陣羽織の下に鎖帷子を着込んだ女性が凛とした声を響かせる。

 胸元と陣笠には金字で左三つ藤紋。火付盗賊改方長官の長谷川宣冬以下十名ほどだった。


「か、火盗改がなぜここに!」


 大男が慌てていると、宣冬の脇から見知った顔が出てきた。


「小十郎、貴様は終わりだ」

「金四郎か……」


 忠景は小さくつぶやく。当の金四郎は刀を手にし、ずかずかと前に進む。


「柳生、いや忠景殿だな。よくここが分かったな」

「……小十郎の息子の弥七に聞いた」

「そうか。その手段もあったんだな」


 金四郎はなるほどと頷いている。すると宣冬が口を開いた。


「貴様は奉行所のものか」


 忠景は傷口を押さえながら頷く。


「この人数差の中よく戦ったな。後の雑魚は私たちに任せろ」


 宣冬はそう言い刀を抜いた。


「このアマが。舐めんじゃねえぞ!」


 雑魚と呼ばれ青筋を立て、大男が宣冬に斬りかかった。

 宣冬と並んで見ると二倍はあろう大男で、防ぎきることはほぼ無理だろう。

 だが、刀を振り下ろす前に決着がついた。

 大男が刀を振りかざして斬りかかる間もなく、大男の腹を宣冬の刀が貫いたのだ。


「……下郎め。出直して来い」


 納得がいかないと言いたそうに大男は宣冬の眼前で崩れ落ちた。それを蔑みながら宣冬は冷たく言う。


「おおおぉぉぉ!」


 宣冬が華麗に大男を倒したのを見て、火盗改の男達が威勢良く雄叫び声をあげて旗本奴達に斬りかかった。

 それと同じくして、周作がやって来た。


「忠景! 大丈夫か!」


 周作が真っ先に忠景の元に駆け寄る。忠景は壁にもたれかかり傷口を必死に抑える。


「ああ。なんとかな。奉行所はどうした?」

「直に来るぞ。安心しろ」


 忠景は「そうか」と相槌を打った。


「くそったれ! てめえら二人とも許さねえぞ!」


 小十郎も火盗改と応戦をする。道場で鳴らしていたらしいだけのことはあり、長物を持った火盗改すらも圧倒している。

 だが、小十郎の脇にいた秋を連れつつの戦いは無理だったようで、周作は秋の縄と解く。


「柳生殿! 大丈夫ですか!」


 秋は猿轡と縄を外されると一目散に忠景の元に寄る。


「秋殿、本当に申し訳なかった。この命でどうか……」

「馬鹿なこと言わないで下さい。気を確かに持って」


 忠景は力なく笑った。その横で秋は手を握って必死に励ます。


「その通りだ。俺が決着をつける」


 観念ならねえと、周作が一歩踏み出した。小十郎をやろうということだろう。顔は滾っているようでこの暑い時期にもかかわらず湯気が立っているように見える。

 だが、袖の裾を秋に掴まれた。


「……待って下さい。私がケリを着けます」


 秋は静かに言う。周作はギロっと目を丸くして見つめる。


「元より父と叔父上の因縁。それを終わらせるのは私の役目でしょう」

「……いいんですかい?」


 周作が聞くと、秋は答えた。


「当然です。父の無念を晴らします」

「……そうですか。なら、これを使ってくれ」


 周作の血の滾りは治まり、自らの刀を手渡した。

 秋は黙って頷き、小十郎の元へと歩み寄って叫んだ。


「宮本小十郎! 父の仇を取る、覚悟しろ!」





 刺又や袖搦を相手取っていた小十郎も、秋の凛とした声に気がついた。

 火盗改の相手をするのを止め、秋へと近づいて行く。


「……秋か」

「なぜ、父上を殺した!」

「ふん、特段意味は無い」


 小十郎は吐き捨てるように言う。


「俺の邪魔になったから殺した。それだけだ」

「そ、そんな理由で父は……」


 秋は言葉を失う。


「……青いんだよ、お前は」


 小十郎はため息をつく。


「街にいる連中を見てみろ。自分の店のことしか考えないで、道端にいる浪人や無宿人なんかをコキ使っては使い捨てる。お前だって見てきただろう?」


 小十郎の言う通り、浅草には無宿人や浪人で溢れかえっている。

 食い詰めた地方の農村から江戸に仕事を探しにやって来るのだが、元より江戸は人口が多い。やってきた所で働き口なぞ有るはずもない。

 そうなると江戸の中心に居場所は無い。居るとするならば江戸の外側や繁華街に溜まるしかなく、浅草へ、陸奥や上州からの農民・浪人が大量に流れ込んだ。

 秋もズタボロの服を着た浪人や無宿人達を嫌というほど見ている。


「しかしそれは……」

「お前の親父は商人たちに呑み込まれた。だが、俺は武家の端くれだ。そんな同胞たちが道端で商人らにこき使われて死に行く姿なんか見てられねえ」


 小十郎は淡々と物を言う。


「それをお前の親父は何にも関わっちゃいねえくせに、口だけ出して町人の歓心を買う。どうだ? 苦労を重ねるだけで、誰にも評価をされねえ俺の気持ちが分かるか?」

「だからといって叔父上を許しはしません!」


 秋が答えると、小十郎は鼻で笑い口角を上げる。


「何を話したって埒があくはずねえな。さっさと来いよ。てめえも親父のところに送ってやるよ!」


 二人は刀を構えた。

 秋は中腰になって右脇構え、対して小十郎は上段に構え相手の動きを伺う。

 不思議なことに周りで火花を散らしていた火盗改や旗本奴達は戦うのを止め、食い入るように二人の試合を見始めた。

 刀を構えると二人の動きはぴたりと止まる。今までの庄屋の喧騒は嘘のように止み、遠くで花火が弾ける音がするくらい静けさに包まれる。聞こえるのは二人の吐息くらいのものだ。


「覚悟しろ小十郎!」

「親父のところに送ってやるよ!」


 二人はそう叫ぶと、両者打ち合う。交わしたのは一合のみだった。

 秋が一歩先んじて動いた。忠景は、このまま脇構えの状態から左下から右上に斬り上げるものだと思った。事実、小十郎もそう思ったようで秋の剣先を弾こうと、刀を右下に振り下ろす。

 だが、小十郎の刀は空を斬った。

 確かに、秋は手首を返して刀を左に移し右上へと刀を動かした。これだけなら小十郎は刀を弾き返せる。だが、秋の剣先は自由自在に動き回った。

 右上に斬り上げたと思われた刀は水平に右方向へ移動した。それから真上に行き、右上から左下へと流れるように斬りかかった。小十郎は受けきろうとするも、勢いよく振り下ろしたため刀を戻すことも出来ず、秋に斬られるしか無かった。

 まさしく、しなやかさと強さを持った秋の剣そのものだ。

 低い呻き声が屋敷中に響き渡り、小十郎は右膝を落とす。よく見ると右肩口から左胸にかけての太刀傷から血が溢れ出ている。

 火盗改、旗本奴問わず、二人を取り巻いた輪から歓声が沸きだして勝負がついた。

 息を切らしながら、秋は小十郎に近付き涙目になって刀をつきつける。


「殺しはしません。私は叔父上とは違います!」

「……馬鹿が、だから青いって言ってんだよ」


 喉元に刀を突き付けられても、小十郎は毅然とものを言い上目遣いで秋を見つめる。

 遠巻きに忠景がそれを見ていたのだが、小十郎の表情は、長い旅路を終えて全ての重荷を下ろしたかのようにどこか安堵したような表情にも見えた。





「南町奉行所よ。観念なさい」


 火盗改がやって来てから半半刻ほど経って忠春らがやって来た。

 応戦していた旗本奴達も火盗改だけなら何とかなると踏んでいたのだろうが、宮本小十郎が倒され南町奉行所の加勢が来たとなっては勝てないと思ったのだろう。刀を捨てて黙って投降してきた。


「何よ。火盗改がいたの」


 血のついた刀を拭う宣冬の姿を見て忠春が呟いた。

 その声は宣冬にも聞こえていたようで、即座に反応する。


「あら、遅れてきたくせによく偉そうな口が叩けるわね。何か不満でもある?」


 宣冬は鞘に納め、嫌味っぽく微笑んで見せた。

 バツの悪い顔で忠春は言う。


「別に文句なんて無いわ。でも、あの大男を斬っちゃってもよかったの?」

「事前に、部下からあの男と忠之にこれといった情報は無いと聞いてる。それに相手斬りかかって来たのだから殺しても文句は無いでしょ?」


 刀の柄を掴んでニッコリと忠春に微笑みかける。宣冬の趣味の悪さにはどうしてもついていけない。


「そ、そうなの。それにしても、忠真様が言うには火盗改は断りを入れたって言ってたのにアンタ達はなんで居るの?」


 忠春の言葉に宣冬は大きく笑う。


「私たちは文官連中と慣れ合うつもりは無いわ。今回はつけていた標的がたまたま同じだったってだけ」


 宣冬は冷たく言った。


「そうなの。でもありがとう。ウチの大切な同心が死ぬところだったわ」


 忠春は素直に頭を下げた。


「……別にあんたのためにやったわけじゃないし」

 

 素直に頭を下げられ、宣冬は対応に困って顔を赤らめる。


「かわいくないのね。御苦労さま。忠真様にも報告しておくわね」

「ええ。小十郎は後日そっちに引き渡すわ」


 忠春が再びありがとうと声をかけるも、宣冬は長い黒髪を揺らしながら部下を連れて黙って庄屋を後にした。


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