第二章 登場人物まとめ
登場人物
★フロナ・ドレイクハルト
水色の髪/元公爵令嬢/混ざり物
帝国を追放され、辺境ヴァルシュタインで真価を発揮し始めた少女。
* 構成魔導アーキテクト(理)と霊素魔法フェアリー(感)を併せ持つ希少種。
* 帝都では「失敗作」扱いだったが、辺境では不可欠な“世界の設計者”。
* 自分の価値をようやく肯定し始めているが、情に弱い一面はまだ残っている。
* カイと出会い、「独りで戦わなくていい」ことを知りつつある。
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★カイ・ヴァルシュタイン
黒髪/辺境伯/混ざり物
帝国最北の地を守る現場主義の領主。
* 土属性と闇属性を持った混ざり物。
* 剣と経験で生き抜いてきた、泥まみれのリアリスト。
* フロナの“見えてしまう世界”を恐れず、翻訳し、形にする唯一の存在。
* 混血ゆえに帝国からは距離を置いているが、領地と民への責任感は極めて重い。
* フロナを守ることを、いつの間にか自分の使命だと思い始めている。
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★セドリック・ハーグレイヴ
青髪/皇太子/純血主義者
帝国の象徴として君臨してきた第一皇子。
* 構成魔導アーキテクト(理)に適性がある。
* 他人の才能に寄りかかることで“完璧”を演じてきた男。
* フロナを失って初めて、帝国が自分の力では回っていなかったことを知る。
* 失ったものを「取り戻す」ことに執着し始め、思考が危険な方向へ傾いている。
* 愛ではなく、支配と依存でしか人を繋ぎ止められない。
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★ヴァルター・ドレイクハルト
青髪/公爵/フロナの父
帝国随一の構成魔導研究者。
* 娘を“究極の演算装置”として完成させることしか考えてこなかった。
* フロナを切り捨てたことで、帝国と家が同時に傾いている現実に直面する。
* 自分が捨てた存在こそが「唯一の正解」だったと、ようやく理解し始める。
* 後悔と恐怖の間で、最もみっともなく揺れている人物。
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★エリセ・ドレイクハルト
**銀髪/公爵夫人/元王女**
霊素魔法フェアリーの天才であり、帝国の元・美の象徴。
* 娘を「自分を飾る宝石」として扱ってきた虚栄の人。
* 没落の気配に耐えられず、娘を再び利用する選択をする。
* 気品と弱さが同居した、非常に脆い人物。
* フロナへの母性はあるが、それ以上に自己保身が強い。
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★リリアーヌ・フレアライト
赤髪/侯爵令嬢/純血火属性魔導師
セドリックの新婚約者。
* 帝国屈指の火属性魔法を持つ、正真正銘のエリート。
* 群衆を煽る“象徴”として期待されるが、現実を救えないことを突きつけられる。
* 才能は本物だが、「仕組みを動かす力」を持たないことに薄々気づき始めている。
* 選ばれるために努力してきた少女であり、その努力が報われない恐怖を抱えている。
魔導は ”血筋で受け継がれる”のが常識。
* 父の系統 → 子も同系統
* 母の系統 → 子も同系統
* 通常は 、どちらか一つだけ
まれに、
ふたつの系統が混ざって生まれる子、がいる。
それが
混ざり物。
だが帝国では――
* 術式が干渉して不安定
* 魔力が弱い、または制御不能
* 実用に耐えない
という理由で、
混ざり物=欠陥・不吉・失敗作
とされ、徹底的に排除されてきた。
だが辺境では、
その「混線」こそが
世界を再設計する力になりつつある。




