表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
帰郷の花々  作者: 宇羽野 葉月
1/8

《???》⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎

初投稿作品です。

最初は話の進みがゆっくりですが、

すぐに加速させていくつもりです。

稚拙な文章ですが、ぜひ読んでみてください。

 これは脳にこびりついた中で、一番古い記憶。

 それは呪いの熱さだった。目の前には禍々しい程の赤。空間は徐々に黒に支配されていく。吸っても吸っても息はつまり、それどころかガンガンと頭の痛みを酷くさせる空気。

 

 そして次々に遭遇する、赤い、黒い、吐き気を催すような香ばしい匂いのする、動く塊たち。それがわたしに向かって何かを言っている。言葉にならない言葉で叫んでくる。何を言っているか解るはずないのに、その言葉の意味をわたしははっきり理解できた。そしてその塊がなんなのかも。それらはみな次の瞬間、いろんな形で真っ二つに引き裂かれ、わたしに降りかかってくる。わたしの視界は紅く染まる。鼻のもげるような酷い臭い。ドロリとした何か。ブヨブヨとした物体。熱い、熱い、あつい、あつい、アツイ––––。


 

 

 わたしの家族は殺された。わたしが殺した。だからわたしが今受けていることは正しいこと。受けなければいけない正しいこと。わたしは赦されないから。死ねばいい。でも、死ぬだけで赦される事ではないのは知っているから。死ぬよりももっと、もっともっと苦しい目に遭わなければならない。辛い目に遭わなければならない。それでも赦されないから。ひたすらそういう目に遭い続けて、遭い続けて。ボロボロになって心の底から自分が存在する事を悔やんで。そうして。

 

 




 できるだけ苦しみ踠いて、死ね。







ここまで読んでいただきありがとうございます。

もし面白いと思っていただけたなら大大大感謝です。


ご感想、ご指摘などなんでも大歓迎です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ