主人様は俺の事が好き〜♡
主人様は昨日の俺達から逃げている所をモニターに映し出されてしまったせいで恥ずかしくて外に出れないと言って家に引きこもってしまっていた。
俺は主人様と一緒にいたいから家に入っていいか主人様にお願いすることにした。
「主人様〜、大丈夫〜? ちょっと上がるね〜」
「もう、外出れない。って、紫水何で上がってるのよ!」
ふぇ、怒られちゃった。でも、昔に父さんが言ってた女は押し続ければいずれ結婚できる。俺が嫌いな父さんでも唯一信用した言葉だった。そうじゃなきゃ俺が産まれないし父さんでも結婚出来たんだから俺が出来ないわけないよね。怒られちゃったけど上がっちゃおう!
俺は主人様の家に上がった。
「失礼するね〜」
「もう、紫水私の家に上がって何がしたいのよ」
「それはね〜、主人様を慰めたくてさ〜。ほら〜、主人様が緑癒をギューと抱きしめている時〜、とっても嬉しそうだったから〜、俺が主人様をギューと抱きしめてあげたら喜んでもらえるかなって〜」
「気を遣わせちゃってごめんね。私なら大丈夫だから部屋から出ていってくれないかな」
「そんなこと言わずにギューと抱きしめてあげるよ〜」
俺は我慢できずに主人様に抱きついてしまった。冷く遇らう主人様も素敵すぎる。
「ちょっ! はぁ、分かったわよ! 紫水が好きなだけ抱きしめていいわよ」
「え〜!!! 好きなだけ抱きしめていいの〜♡ 主人様は俺の事好きなんだね〜♡」
主人様の体に俺の体を巻き付けて主人様の温もりが上半身に伝わってきた。
「紫水、顔だけは出させて!」
「あっ、ごめん〜、顔は出すようにするね〜。はぁ〜♡ 幸せ〜♡ 主人様ってとても暖かくて大好き〜♡ 主人様も俺の事好き〜?」
「えぇ、紫水こと好きだけど、この好きは家族としての好きかな」
「家族〜♡ もう〜、主人様は先の事考えてくれているんだね〜♡ それなら俺もしっかりしなきゃな〜♡」
家族として好きって、もしかして俺と結婚したいってこと!? やったぁぁぁぁぁあ!!!!! 俺が主人様の家族ならそれは主人様の夫であるってことだよね!!! あ〜、もう〜、幸せ過ぎる。父さんありがとう、俺主人様を妻として迎えられるよ! あとで、母さんに伝えなきゃ。 あっ、確か人間の結婚って両親挨拶とかあるよね、ん? 主人様の場合はどうやったら主人様の両親に挨拶に行けるのかな? まぁ、そこは後で考えることにしよう。
「しっかりってどう言うことよ。って聞いてないわねこれ」
俺は主人様がお昼ご飯食べている時も主人様に抱き付いて、夜お風呂に入ろうとする主人様に抱きつこうとしたらとてつもなく怒られた。ふぇぇぇ、なんで俺〜、主人様の夫なのにお風呂入っちゃだめなの〜、あ〜、思い出した〜、父さんも母さんと一緒にお風呂入ろうとしたら顔面ビンタされてたな〜、正式にまだ結婚式を挙げてないからお風呂一緒に入るのダメだったのかな? 仕方ないな〜、今回は我慢することにしよう。
「俺〜、ここで待ってるね〜、ゆっくりお風呂楽しんできてね〜」
「ここで待たないでよ、考えろ私、どうにかして紫水を‥‥」
「主人様〜お風呂入らないの〜? そっか〜、やっぱり俺と一緒に入りたいんだね〜♡ もう〜、主人様ってツンデレなんだから〜」
「ツンデレって言葉何処で覚えたのよ! ねぇ、紫水お願いしたいことがあるんだけどいい?」
俺はお風呂場のドアを開けシャワーを付けようとしていた時に主人様にお願い事をされてしまった。
「ん〜? いいけど〜、主人様お風呂入らないの〜?」
「入るわよ、1人で。紫水には私の布団を温めて欲しいのよ」
布団を温める。布団、もしかして、俺は人生で初めてを対戦しちゃうってこと!?今日主人様に童貞奪われちゃう!? 藍介、緑癒ごめんよ〜。俺は今日! 主人様と愛し合っちゃうから〜、2人が可哀想だからあの時の事はチャラにしてあげるね〜。
「分かった〜!!! 俺布団温めてくるね〜♡ これで、俺は大人の階段を登るんだ〜」
「大人の階段登るってどう言うことよ! まぁ、風呂場から出て行ってくれたのはいいけど、紫水、何考えているのよ」
俺は主人様の布団を敷いて布団の中に入り温め始めた。
早く〜、主人様来ないかな〜、主人様と〜。すると、布団が心地よく眠気がきた。ふぁぁぁぁ〜、はっ! 欠伸しちゃってたよ。ダメダメ、これから主人様と愛し合うんだから〜、ねちゃダメだって俺〜。
いつの間にか俺は布団の心地よさと温かさに負けてしまい眠ってしまった。
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