寝起きドッキリは心臓に悪い
私は布団の中でぐっすり寝ていた。
しばらくして布団の上に何かが乗っかっているような気がしたが、私は寝相が悪い為、掛け布団を蹴っ飛ばしお腹を出しながら眠っていた。
朝なのかはわからないけど私は目が覚めた。
掛け布団がなくなっていた。また、私は蹴っ飛ばして寝てたみたいねと思った矢先。
「ぎやぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
私の布団の周りに大量の小さな虫たちが私を包囲していた。
「誰か!たすぅけぇてぇぇぇ」
私は泣き叫んだ
掛け布団が虫達の敷布団になって心なしか掛け布団に乗っかっている虫達は快適そうにしていた。
ふざけんなよ!なんで、朝っぱらからこんな仕打ち、だれかぁぁぁぁ、たすけてぇーーー。
「主人様!大丈夫ですか!ってお前たち!なんて羨ましいことを!!!!!絶対許さん!!」
駆けつけてくれたのが長ゴキブリさんだった。
長ゴキブリさんは木の枝を持ち果敢に虫達と戦ってくれた。
「ていっ!やぁ!主人様の布団にあがるなど羨ましい!」
長ゴキブリさんは戦闘力皆無な為、妹ゴキブリさんが私を助けてくれた。
「お兄ちゃん、弱いんだから戦おうとしちゃダメだよ」
長ゴキブリはゼェゼェと息を切らしていた、妹ゴキブリさんは私の部屋に侵入した虫達をムシャムシャと食べていた。
助けてもらってなんだけど、妹ゴキブリさんの虫達を食べてる姿はあまり見たくないなぁ。
朝から悲惨な目にあった私なのであった。
寝起きドッキリはやめようね。
心臓に悪いから
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