表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

83/589

勝者はどっち?

 どうしてわたくしは走っているのでしょう。それは、パーティーグッズが欲しいからなのです!!!


 パーティー。なんて、素晴らしい響きなのでしょう。パーティーはとっても楽しく、パーティーには色々な種類があります。藍介さんからパーティーのお話を聞いた時、私は胸が熱くなり、子供達にパーティーについて話したら、子供達もパーティーが好きになってくれて、この前のパーティーでは盛り上がりました。しかも、主人様が参加してくれて皆も大喜び。途中、喧嘩騒動がありましたが、主人様が納めてくれました。次回のパーティー『主人様、1年間お疲れ様です。これからもよろしくお願いしますパーティー』では、主人様にもっと喜んでもらいたい。その為には主人様が作るパーティーグッズを参考にして、主人様が望むパーティーにしなくてはいけません!!!


  最初は花茶ちゃんが遊びたがっていたので参加しただけだったのですが、主人様が「勝ったら欲しい物作ってあげる」と言い、わたくしはつかさずパーティーグッズとお願いしてしまいました。そもそも、わたくしは主人様にどうやってパーティーグッズをお願いしようかと悩んでいましたの。そんな時に勝ったら貰えると言われたら勝つしかない!!!


 やはり、わたくしが考えていた通りの展開になりましたわ。この参加者の中で1番厄介な存在。そう、花茶ちゃん。

黄結姫さんが最後まで残るとは思いもしませんでしたが、疲れているご様子。わたくしの敵ではないわ。やっと、ゴールが見えてきましたわ!!!

最後の力を振り絞って勝ちますわよ!!!



「あっ! ゴールだぁ!!!」


「先には行かせませんわ!!!」


 巨大な蜘蛛と大きなゴキブリはゴール目掛けて走っていた。


「花茶がぁ!!! いっちばーーん!!!」


「パーティーグッズ!!!!」


 2匹はゴールテープを同時に切った。


『 ゴールゥゥゥゥゥ!!! なんていう事だ、これではどちらが勝ったかわからない状態な為、ゴールした瞬間をスロー再生で見返してみましょう。ふぅ、主人様から使い方聞いといてよかったぁ』


 教会前と湖の巨大なモニターにはゴールした瞬間がスロー再生で流れていた。すると、紅姫の足がほんの少しゴール線に触れているのが確認することができた。


『これは!!! 僅差で紅姫様は1位!!! 花茶様は惜しくも2位となってしまいました。最高の走りを観せてくれた2人に大きな拍手をお願いします!!!』

ブックマーク、評価いただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] クモさん、おめでとうございます。 [気になる点] パーティーグッズというと、定番の「髭メガネ」「とんがり帽子」は入ってますか? [一言] 頑張ったんだから慰めてあげないとね♪
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ