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マグマエリア!? なんでマグマがあるのよ!

「はぁ、はぁ、急に暑くなりましたわね。ん? これは!?」



『我らの母である。紅姫様がマグマエリアに入りました! この灼熱の暑さの中にも関わらず紅姫様は立ち止まらず走っています! さすが紅姫様です!!!』



 トップを走っている紅姫はマグマエリアに到着した。紅姫の目の前にはマグマが流れていた。


「危険すぎるわ!」


 すると、マグマが噴出し、紅姫を襲った。


「きゃぁ!!! ん? 熱くないわ? どうしてなのかしら?でも、熱くないなら先を進むのみ!」


 紅姫は先に進んだ。その後ろには主人様&花茶、黄結姫、黄結姫の背に乗る緑癒の順番でマグマエリアに着いたが、緑癒は熱によってダウンしてしまいリタイアした。


 緑癒、黄結姫の背中で優雅に休憩していたのに何やっているのよ。


「無理ですぅ、熱過ぎますぅ」


 レスキュー蜘蛛達が担架に緑癒を乗せて休憩所に向かった。



『ここで緑癒様が暑さでダウン!!! 途中退場となってしまいました。黄結姫様と主人様と花茶様はこの暑さをどう乗り切るのか!』



「何でマグマ!? 熱いわね、道あるから歩けるけどマグマって探検した時なかったのに何であるのよ!どうなっているのよ!」


「主人様、このドロドロしたの触れる?」


「花茶! 触っちゃダメよ!」


「んー、触りたいなちょっとだけちょっとだけ触っても良い?」


「ダメだって! 触ったら死んじゃうのよ!」


「えー!!! 触ったら死んじゃうの!!! このドロドロ怖い物なんだね」


「ドロドロに当たらずに行くわよ!」


「分かった!」


 黄結姫は私と花茶がマグマエリアで足止めを喰らっている間に先へ進み紅姫が見える所まで追いついた。


「やっと、紅姫さんに追いつきそう! はぁはぁこんなに走ったの初めて。でも、凄く楽しいわ」


 私と花茶はマグマエリアで命の危険を感じながら無事脱出することができた。そして、花茶はトップスピードで走り、黄結姫の体の下を走っていた。


「花茶! 黄結姫のお尻まで追いついたわよ!」


「主人様ドロドロ怖かったね!」


「えぇ、なんでマグマがあるのか本当に分からないわ。そもそも、こんなに直線が長い道なんて無かったしえーと、DJ蜘蛛は障害物走って言ってたのよね?」


「うん! 障害物がなんちゃらとか言ってた!」


「ゴールしたらDJ蜘蛛に聞いてみようか」


「そうしよう!」


 黄結姫の頭が見えた時、先頭を走っている紅姫を見つけた。


「あ! 主人様! 紅姫さん見えたよ!」


「やっと追いついたわ!」


 すると、後方からドドドドと地鳴りが洞窟内に響き渡り、慌てて後ろを見ても何もいなかった。

この地鳴りは黄結姫の下を走っているからよね?

でも、さっきまであんな音していなかったような。


『うぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!!』


「ん? 誰か何か言った?」


「花茶どうしたの?」


「それが、誰かがうおおあああぁお!って言ってたような気がしたんだよね」


「私には地鳴りしか聴こえなかったけど」


「まぁ、気のせいか。紅姫さんに追いつきたいから主人様ちゃんと掴まっててね!」


「わかっ」


 花茶はスピードを上げた。今までが最高スピードだと思ってたのにまだ速くなるのね! 危うく舌を噛んじゃう所だったわ。

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