4日間が経って
私は教会裏にて主人様の砂像を制作しています。
毎朝、紫水に水責めを受けていますが、私のせいで主人様に怒られてしまったので仕方ないですよね。
砂像には崩れないのように庇護で砂像をカバーしています。そして、4日経ち主人様の砂像を完成しました!
主人様1/1スケールの砂像!
主人様は長髪なので髪のサラサラ感を出すのに大変苦労しました。そして、胸の大きさは少々、実物と違うのですが、大きさはEカップであっているはずです。まさか、胸のサイズに単位があるとは考えていませんでした。あー、主人様の胸をもっと研究していれば、主人様の胸が左右大きさが違うことが知っていれば完璧な主人様砂像だったのに。
そして、主人様のお腹部分の私のこだわりは、お肉がほんの少し半ズボンの上に乗っかっているのがポイントです。紫水が指摘していた、太ももに関しては何度か紫水にレクチャーしてもらい主人様のムッチムチ太ももを再現! 紫水に褒めてもらえるぐらいに忠実に再現することができたのです! これぞ会心の出来! 早く皆さんに見せてあげたいですね。
そうだ! 今度は他の材料で像作りしてみましょう! そうですね、次は石が調達しやすいので石像でも彫ってみますかね。うーん、でも、彫るにあたって準備しないといけない物があるので今すぐには石像彫りはできないですね。
よし、紫水にこの主人様砂像を見せるとしましょう!
私は紫水が居る主人様の家に向かいました。
紫水はこの頃、主人様の家の塀の前で布団を敷いて眠っているみたいなのですよ。私も主人様を遠目に見ることしかできず、話しかけれないのがとても辛い。まぁ、私が砂遊びをしてしまったのがいけないのです。何か物を制作する時は何かに取り憑かれたようにその物を作ることしか考えられなくなってしまうのですよ。今まではこのような事が無かったのですが、主人様に出会ってから何かを作りたいと言う欲望が強くなったのです。
主人様の家が見えてきました。案の定紫水は塀の前で布団を敷いて何やらクネクネと体を動かしていますね? 話しかけてみますか。
「紫水、やっと完成しましたよ!」
すると、紫水はクネクネ体を動かすのを辞めてすぐに私に水の球体をぶつけてきました。
何も言わずに水責めですか!?
く、く、くるしぃ。
「はい、終了〜」
私は水の球体から解放されました。
死ぬぅ、死んじゃう、これで7回ぐらい水責めを受けましたが、やっぱり死を覚悟するのですよ。
「はぁ、はぁ、生きてる。生きてる!」
「殺すことは流石にしないよ〜。主人様に怒られちゃうからね〜」
「せめて何か言ってからやってください」
「俺の主人様とのムフフな妄想している時に〜、邪魔したのが悪いんだよ〜」
ムフフな妄想? それは、如何わしい妄想ですかね?
私だってムフフな妄想しますとも、例えば私が人間になって主人様とデートしたり、主人様とキスしたり‥‥。
恥ずかしくなってきちゃいました。
紫水はどんな妄想をしたのでしょうか?
とても気になりますね。
「ムフフな妄想とは何ですか?」
「主人様と結婚して〜、沢山キスする事〜♡」
「主人様が近くにいらっしゃるのにそんな事よく言えますね。私だったら恥ずかしくて言えませんよ」
「恥ずかしい〜? 俺は恥ずかしいって思わないけどな〜、それで〜、藍介は何しにきたの〜? まだ〜、7日間経ってないよね〜?」
「そうそう、主人様砂像が完成したのですよ。教会裏まで来てください」
私は紫水の足一本を引っ張りました。
「足引っ張らないでよ〜、分かった行くから〜、ちょっと待ってて〜」
「分かりました」
「主人様〜!!!! ちょっと藍介と一緒に教会行ってくるね〜。灰土〜、主人様の護衛よろしくね〜」
「あの、主人様と話しても大丈夫なのですか?」
「主人様から返事こないけど〜、それでも俺は〜、主人様の護衛だから伝えとかないとね〜」
「それは、そうですね。私も主人様に言ってみるとしましょう! 主人様!!! 掃除をほったらかして砂遊びをしてしまい申し訳ございません!!! ですが、主人様の姿の砂像が完成しましたので、もし宜しかったら観に来てくださいー!!!」
「主人様観に来てくれるかな〜? ほら〜、教会行こ〜」
「そうですね。教会に行きましょう」
私は紫水の背に乗せてもらい教会に行きました。
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