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現在の紫水

 藍介のせいで俺は7日間、主人様の家に入れなくなっちゃんだよね〜。庭なら入っていいよね〜?


「そろ〜り、そろ〜り」


 俺は俺の布団に戻るためにこっそり主人様の家の庭に忍び込もうと塀を超えてようとしている。でも、すぐに灰土に見つかってしまった。なんで〜、ここに灰土が居るんだよ〜。


「紫水! お前は家に入ることを禁じられているのに何やっているんだ! さっさと出て行け!」


「そんな〜、俺の布団取りに戻っただけだよ〜。少しだけ〜、少しだけ〜庭に入っていいでしょ〜」


「俺が持って来るからそこで待っていろ」


 数分後、灰土は俺の布団を口に咥えて引き摺りながら持ってきてくれた。


「灰土ありがとう〜、布団なかったら眠れないところだったよ〜」


「いや、お前は布団なくても眠れるだろ」


「主人様に会ってからは〜、主人様が側にいないと落ち着かなくて眠れないんだよね〜」


「そうなのか」


「ねぇ〜灰土〜、主人様は今どんな感じ〜? まだ、怒ってる〜?」


「怒ってはいなかったな。確か、ダイエット成功してみせる! と言っていたぞ」


「主人様〜、またダイエットするんだ〜、俺はそのままの体型が好きなんだけどな〜。ムチムチ、ムニムニで気持ちいいのに〜」


「そもそもダイエットとは何だ?」


「体を痩せようとする為に〜、運動とか〜食事の量をへらす事みたいだよ〜」


「食事の量を減らすのはいけない事だろ! 主人様を止めなければ! 紫水教えてくれありがとう。俺は今すぐ主人様のダイエットを止めに行ってくる!」


「いってらっしゃい〜。それじゃあ〜、俺は〜布団もあるし寝ようかな〜」


 俺は布団を塀の前に敷き眠りについた。

布団って最高〜!!! 早く主人様に会いたいな〜。

そうだ、藍介のせいだから主人様に会えない間毎朝水責めしよう〜!


 主人様の家の前で暮らして4日経った。

まだ3日もあるよ〜。主人様に撫でてもらってないし〜、主人様を〜、一目見たいのに灰土に邪魔されて〜、緑癒には情報教えて欲しいって言っても教えてくれないんだよね〜。あっ、藍介には毎朝欠かさず水責めしてるよ〜。今日も藍介を水責めしてから湖泳いでようかな〜。


 主人様が恋しいなぁ〜、主人様が来てから〜俺はずっと主人様の側にいてどんな時も守って来たのに〜。はぁ〜、俺が主人様が嫌がることを言ったのが悪いんだけどさ〜、でもさ〜、藍介と同じ日数はおかしくない〜、藍介は1年でいいと思うんだけどな〜。その間に俺が主人様の1番になって〜、それで〜、それでね〜。主人様と結婚するんだ〜。


 主人様と結婚をすることを考えると〜、幸せすぎて胸が一杯になるんだよね〜。結婚したら〜、主人様の照れた顔だったり〜、甘えん坊に俺に抱きついてきて〜、イチャイチャ沢山。

ムフフフフフ〜♡

イチャイチャ〜♡

主人様に沢山キス〜♡

あ〜、もう〜、想像するだけでヤバすぎる〜。


「紫水、やっと完成しましたよ!」


 ムフフな妄想してたら急に藍介がやってきた。

あれ〜? わざわざ水責めされに来たんだ〜、せっかく主人様とのイチャイチャを想像していたのに邪魔するなんて〜、今日はいつもより水責めきつくしてあげよう〜、死なない程度だけどね〜。

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