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異世界転移!?一般女子ゲーマーが死にゲー高難易度虫ダンジョンの主人になりましたが、少しゲームジャンルと違うような?  作者: 吉田 亜蓮
第四章 人間の国

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魚人と翼人

 俺は屋根裏に行く途中に出会った人達に挨拶をした。女ばかりで、皆メイド服を着ていたが、1人だけ違う服の女がいた。


 翼人の女は真白なワンピースを着て、純白の翼がより美しく見えた。


「初めまして、俺の名前はネルガルです。よろしくお願いします」


「あなたがエビィ様が助けた魚人ね。私の名前はアニエス、エビィ様の恋人よ」


 恋人? あいつはシルビーと結婚したんだけどな? もしかして、あいつ、この屋敷に自分の女を囲ってたって訳か? 真実を話すのは彼女にとって辛い事だと思うが、彼女達を屋敷から助け出すためには言うしかないな。


「恋人ですか? エビィ様は確か、人間の女性と結婚しましたよ」


「知っているわ。でも、私はエビィ様の恋人。なのに、あの女が現れて、でも、エビィ様は私しか愛していないわ。彼女のほうが不憫で可哀想ね」


「失礼なことを聞いてしまい申し訳ございません」


「いいわ。貴方がイケメンじゃなかったら、八つ裂きにしたのに、たまに、私の機嫌取りをしなさい。そしたら、エビィ様に頼んで貴方が欲しいものなんでも、与えてあげるわ」


「機嫌取りですか、なら、魚と空を泳ぐのはどうでしょうか」


「空を泳ぐ? 魚人が飛べる訳ないじゃない」


 俺は魔力を水に変換して、その水を魚の形に変え、空を飛ばせた。


「ほら、魚が空を泳いでいますよ」


「へぇー、貴方、魔法使えるのね。貴方、もしかして、魔王軍の兵士?」


「違うと言ったら、信じますか?」


「魔王軍が来たって、今更なのよ。私達は人間の奴隷として捕まり、家畜以下の扱いを受け、やっと、私はエビィ様に助けてもらったの。なのに、私の幸せを壊すような事をするのであれば、エビィ様に報告するわよ」


 こういう時は笑顔が1番と言う事で。


 ネルガルは爽やかスマイルで彼女に返した。


「イケメンじゃなかったら、報告できたのに、それに、私以外の奴隷達を助けてあげて、彼女達は帰る場所があるのに、帰り方が分からないから、ここで働いているだけなのよ」


「なら、この屋敷から出る方法を教えてくれませんか?」


「エビィ様から教わったでしょう。それに、今は、魚をとりたい気分なの」


 翼人は空を飛び、俺が作った水の魚を足で掴み始めた。


「楽しんで頂けるようですね。俺は失礼します」


「久しぶりの魚取りは楽しいわ! ありがとうネルガル」


 そして、俺は屋根裏部屋に行き、白桜ちゃんの子蜘蛛達と合流した。


『ネルガル、ハヤクモ、スジョウ、バレタ』


『それって、やばくない? 殺されるんじゃない?』


『メズラシイ、コイツガ、オキタ!』


『ほら、みんな話すの得意じゃないじゃん、報告は俺がしたほうが聞き取りやすいでしょ』


『ネテタ、ダケ、デ、アツメタジョウホウ、ナニモシラナイ、ダロ』


『だから、僕に全部話して、それを僕がネルガルに伝えるって事だよ』


『ネルガル、コイツノ、テイアン、ノルカ?』


『そうだな、聞き取りやすいなら、そっちの方が助かるしな』


『シカタナイ、ネボスケ、ニ、ハナス』


 その後、蜘蛛達はネボスケに集めた情報を伝えた。


『よーし、今まで寝てた分、働くぞ! まず初めに、ネルガル別館には絶対に近付かない事』


『エビィと妹の作品が飾ってあるからだろ?』


『そうなんだけど、エビィの作品、まるで生きているかのような像で、不気味、1番、怖いのが、妹の作品』


『確か、画家って言ってたな』


『絵から血の匂いする。しかも、生物の肉片もあったりする』


『はぁ!? 絵に肉片!? なら、妹が大罪芸術のメンバーだって、言うのは確定だな。にしても、その絵見てみたいな』


『見れたとしても、殺させるのがオチだよ』


『俺が殺されないようにするのが、お前達の仕事だろ。そもそも、俺は強いんだからな』


『ネルガル、弱弱だから、僕達に守ってもらわないと怖いんだね。わかった。僕達がネルガルを守ってあげるよ』


『別館に行けば、あいつらが大罪芸術だって、証明できる。でも、それをやる為にもシルビーとゴーエイと連絡ができなきゃ意味ないな』


『ゴーエイがいる屋敷と僕達がいる屋敷は本来同じなんだけど、魔法で空間を捻じ曲げ、もう一つの屋敷を作り上げて、僕達は本物の屋敷ではなく、偽物の屋敷に囚われているんだよね」


『ん? それって、俺はてっきり、遠くの別荘とかに転移魔法で移動しているって考えてたけど、違うのか?』


『全く違うよ、この事実を偶然見つけたのが、この僕ってね! 僕、天才だからね!』


『コイツ、ネボスケ、テンサイ、ジャナイ。テンサイ、ト、イウノナラ、ワルイホウノ、テンサイダ!』


『酷いな、僕がいなかったら、この地図をゲットできてなかったよ』


『ソノ、チズ、ドコカラ、ダシタ?』


『僕は天才だからね! というか、正直に話すと、寝ぼけて、空間転移したら、誰かの書斎でね。それで、帰り方を模索していたら、地図を見つけて、それを拝借!で、屋敷の空間が歪んでいるから、僕が本物の方の屋敷に空間転移しちゃったみたいで、あの時、そっちに戻る方法が分からなくて、藍介様に話したんだよ。そしたら、行き方教えてもらったんだ! だから、僕は天才だよね!』


『ナラ、ナゼ、イマハナス、ナカマニ、ハナスベキダ』


『眠かったから、寝たら忘れてた!』


『オマエナ!!!!』


『でも、僕のお陰でこの屋敷から脱出する事はできるから、僕偉くない!』


『なら、この屋敷に連れてこられた人達を全員逃す事できるな!』


『あっ、それは、僕の魔力的に無理かな。ネルガルと仲間だけなら、いけるけど、その他を連れていくには、んーーー。無理だね!』


『それなら、一日1人を運ぶって言うのはどうだ?』


『はい、それをすると、ネルガルが本当に逃げなきゃ行けない時に、僕が魔力切れだったら、意味ないじゃん。だから、僕は仲間とネルガルだけ助ける』


『ソレハ、コイツガ、タダシイ、ネルガル、ハ、ナカマ、ソレイガイ、テキ、ノ、カノウセイガ、アル、トクニ、ツバサ、ノ、オンナ、ハ、キケン』


『アニエスか、相当、あの男に入れ込んでいたよな』


『ネルガル、ホカニモ、ツタエル、コトアル。デモ、ナガク、ココニイタラ、アヤシマレル。キョウハ、コノグライニシテ、アシタ、マタ、ハナシアオウ、ソモソモ、オレハ、ハラガヘッタ』


『そうか、それじゃ、俺も夕飯でも食べいくか』


『なら、僕がネルガルについていくね!』


『ネボスケ、ガ、ウゴイテイル、アシタ、ユキダナ』


『え?僕が動いてたら雪ってなに?』


『こいつが働くなんて、相当珍しいんだな』


 子蜘蛛達はネボスケ以外、うんうんと頷いていた。


 ネルガルは屋根裏から出ると、自分の部屋に行き、付いてきたネボスケから色々と話を聞いた。


 そして、ネルガルは屋敷に働く人達と仲良くなり、ネルガルは屋敷に馴染んだのでした。

あけましておめでとう御座います。

今年もこの作品をよろしくお願いします!


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― 新着の感想 ―
明けましておめでとうございます。今年も健康にはお互いに気を付けましょう。 早速の身バレ♪この調子で大丈夫かな(笑) ……段ボールは何時被るの?
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