おまけ 紫水とハインズ村に着く
母の黄結姫の情報で紫水とネルガルは雪山近くの村に到着した。
「紫水、やっと、村につきましたね」
「うぅう〜、寒い〜、ハインズ〜、早く〜、宿探そう〜」
「それも、そうですね。その前に紫水、お金持ってますか?」
紫水はズボンのポケットに手を入れて、金貨1枚を取り出した。
「金貨〜、入れてて良かった〜」
「私は無一文なので、良かった。それじゃ、宿を見つけましょう」
「おう〜!」
こうして、ハインズが村人に話を聞き、宿を見つけ、2部屋借りようとしたが、あいにく、1部屋しか空いていなかった。
「それでは、その部屋でお願いします」
「2回の5番の部屋です。こちらが鍵になります」
「やった〜、ハインズ〜、早く〜、ベッド〜にねよ〜」
紫水はハインズに抱きついた。
「紫水、抱き付かないでください!」
そして、受付をした女性はこの二人の関係はもしかして!? 禁断の恋!? と想像を膨らませていた。
「そもそも、人目がある所では抱き付かないでください」
「え〜、雪山で〜、沢山〜、温めあった仲じゃん〜」
受付嬢は温めあった仲!? と頭では驚いたが、聞いてないふりして、思いっきり二人の会話に聞き耳を立てていた。
「それは、凍死しないようにする為ですよ」
「ハインズ〜、寂しいこと言わないでよ〜、俺が〜、いないと寂しいでしょ〜、だから〜、ハインズを〜、ぎゅーしてあげるよ〜」
「それは! 貴方が寂しいだけでしょ!」
二人は階段を登り、借りた部屋に入ると、ベッドとソファーが一つずつ、置かれていた。
「俺がベッド〜」
「まぁ、紫水のお金なので、私がソファーで眠りますね」
「ん〜、やっぱり〜、ハインズ〜、一緒に寝ようか〜」
「いや、いいですって、私はソファーで」
「俺専用の〜、湯たんぽが無いと眠れないよ〜」
「なんですかそれは」
「ハインズだよ〜。ほら〜寝よう〜」
「私はその前に体を洗いたいですね」
「了解〜、俺が〜、ハインズの体〜、チャチャっと〜洗ってあげるよ〜」
「自分で洗えますから!」
受付嬢は彼らが気になりつい、彼等が泊まった部屋のドアに耳をつけて聴き、体を洗い合う仲!? と、二人の関係が恋人同士なのだと考えた。
こうして、村では若い男2人が来たことで、彼等を村に繋ぎ止めようと若い女を使って誘惑しようと考えていたが、宿の受付嬢の話が広まり、この作戦はボツとなり、ハインズと紫水は物資を補給して、3日間滞在したのち、王都を目指して村から出たのでした。
次回、2話投稿します。




