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異世界転移!?一般女子ゲーマーが死にゲー高難易度虫ダンジョンの主人になりましたが、少しゲームジャンルと違うような?  作者: 吉田 亜蓮
第四章 人間の国

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真白の暗躍 後編

 主人様は豪華な魚料理を転移魔法で自宅に送り、色々と真白と話し、外は陽が落ちかけてきていた。


「あら、もうこんな時間! 私、帰るわね。真白、頑張り過ぎないでね。藍介に嫌な仕事振られたら私に言ってね。私が藍介にガツンと言ってやるわ」


「ありがとうございます。でも、もうお帰りになってしまうのですか。真白はもっと、もっと、主人様に話を聞いてもらいたかったのに、真白、寂しいです」


 黒常がいなくなったあと、真白はずっと、主人様を抱きしめて話していた。


「そう言われても、この体を教会に置いていかないといけないし、そうなると、もうそろそろ、ここを出ないと間に合わないのよね」


「なら、わざわざ教会へ行かなくてもよろしいのではないでしょうか? 教会の石像は女神が降臨し動き出すと有名ですし、一日、教会に石像が無くても、女神が遊びに来ているとだと、考えるのではないでしょうか」


「でも、その石像がここにあったら、その、女神としての威厳とか、ねぇ」


「なら、真白にお任せください。誰にも石像を見せませんし、次回、主人様が遊びにくるまでの間、真白が石像を大切に保管しときます」


「いや、でも、そうなると、緑癒とかが、嫌がると思うんだよね」


「主人様、真白はずっと、寂しかったのです。凪教の教会に行きたくても、仕事で行けずに、ましてや、真白は有名になり過ぎてしまい、自由に外を出ることが出来なくなってしまったのです。だから、主人様の石像に祈りを捧げる事ができずにいました。でも、主人様が、石像をここに置いていってくれるのであれば、今まで出来なかった主人様への祈りをやっと、真白は捧げられるようになるのです! 主人様、お願いです。主人様が次回遊びにくるまでの間だけでも、真白に石像を預けてもらえませんでしょうか」


「でもぉ」


 真白は涙を浮かべながら、主人様を見つめた。


「わかった、わかったわよ。今回だけよ。私、それじゃ、真白、私の体(石像)預けるわね。次回は多分、明日は筋肉痛で動けないと思うし、明後日は、チェルーシルさんとハチミツ収穫の手伝いするから、三日後が四日後に遊びに行くわね」


「はい! それまで、真白が大切に保管しておきます! ですが、その、主人様、真白、今まで寂しかったので、預かる4日間の間、ほんの少しだけでいいので、真白の頭を撫でて欲しいのです」


「それって、明日も石像に入れって事?」


「主人様のお身体が筋肉痛で動かすのが大変なのは知っています。でも、主人様に会えなくなって、自由に外出出来なくなったりと真白はずっと、寂しかったのです。だから、ほんの1分で構いません。真白の頭を撫でて欲しいのです」


「うーーーーん、分かったわ。4日間、頭を撫でに少しだけ石像に入ってあげるわ。えーと、夜に行くよりも、お昼あたりがいいかしら?」


「いいえ! 出来れば夜でお願いします!」


「でも、お仕事って基本夜でしょ? 大丈夫なの?」


「はい、この頃は真白が人気になり過ぎて真白を買える人が減って来ているので、大丈夫です! それでは、主人様、帰る前に、ここの部屋で石像になると、運ぶのが大変なので、真白の部屋に行きましょう!」


「そうね。ここで、石像になったら真白じゃ運ばなそうだしね」


「黒常がいれば、良かったのですが、真白が弱いばかりに、主人様申し訳ごさいません」


「謝る事じゃないわよ。さっ、真白の部屋に案内してちょうだい。もうそろそろ、帰らないと、筋肉痛で、明日、真白に会えなくなっちゃうからね」


「それは嫌です!!! さ!こちらです!」


 真白は主人様を自室に案内した。


「へぇ、ここが真白の部屋も昔ながらの雰囲気ね。それにしても、掛け軸とか、屏風とか、どうやって作ったの?」


 ムカデが描かれた掛け軸と、白いムカデと大きなゴキブリに乗った女性が描かれた屏風が飾られていた。


「藍介様にお願いして作ってもらいました。趣があって真白のお気に入りです! 特にこの屏風は主人様と真白が出会った時を描いてもらいました」


「こんな、幻想的な出会いだっけ?」


「はい!黄結姫様が転んだせいで、押しつぶされそうになった真白を主人様がレース中なのに助けてくれたではないですか! あの時から、真白にとって主人様は大切な存在だったのです!」


「そういえば、そんなことも、あったような?」


「もう、主人様、もしかして、忘れていたのですか」


「いやそんなことあったわよね。それじゃ、ここら辺で私は帰るから、石像よろしくね。また明日」


「はい!また明日!!!」


 主人様の魂が抜け、主人様の体がその場で倒れた。


「おっと、主人様、主人様」


 真白は主人様の体を支えて、主人様が本当に帰ったのか、体を揺すって確認した。


「目覚めないと言うことは、主人様の魂は帰られたみたい。ふふふ、真白の思った通り、魂が抜けても、石像はすぐには石には戻らない。多分、徐々に元の石に戻るわけですから、ふふふ、今のこれは人形そのもの、だけど」


 真白は主人様人形の唇を手で触った。


「やはり、柔らかい。それに、主人様は勘違いなさっている。この人形は主人様の体そのままのだと言うのに、石像だからと、味覚は無い、嗅覚も無いと思い込んでいる。本当に、あの方は、一度、思い込んでしまうと、そのまま勘違いし続けてしまう。真白は、そんな、主人様が可愛くて好きなんですけどね!」


「さぁ、真白は主人様の隅から隅まで学び、来るべき主人様への奉仕の準備をしましょう!そして、長達をねじ伏せ!主人様の愛人を確固たる物とするのです!!!」


 真白は主人様の人形を調べ始めた。


 やはり、主人様の体そのもの、体の大きさ、柔らかさ、そして、ホクロ位置まで一緒です。それなのに、味覚、嗅覚が使えない? いいえ、味覚は確認できませんでしたが、嗅覚はありました。主人様が天海の間に入る際、香を嗅いた時、最初に触れた時と体の反応が違いましたし、それは、主人様の体が少しだけ火照っていました。つまり、主人様の体は香に反応した、嗅覚は存在する。と、言う事ですね。


 真白が主人様の人形の口を開けた。


 おや? まさか、体液まで忠実に再現されているとは! ふふふふ、このあと、真白が楽しめそうですね。おっと、まだ早いです。今日は隅から隅まで主人様の体を学び、そして、石に戻る時間を確認しなくては、でも、その間、少しぐらい、楽しんでも問題ありませんよね?だって、これは、ただの人形なんですから。


 ですが、もし、真白の行為を主人様に見つかってしまった場合、怒られてしまう可能性がありますね。そうなると、これからの真白の楽しみが減ると言うもの、そして、長達にこの事実を知られてしまえば、より一層、主人様を独占する事が難しくなります。あまり、やりたく無い戦法ですが、彼等を陥れる方向で、動きましょうかね。


「ふふふふふ、あぁ!!! 主人様、真白はもっと、もっと!!!貴方を愛したいです」

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― 新着の感想 ―
え~~っと……うん、観なかったことにしましょう。私も命は惜しいですし。 離れたせいで重くなってますね。Gの彼や教会の彼の方が幾分かマシに視えるなんて。 ……眼科に行った方がイイかな? 雪山の彼らは…
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