牢屋での会話
この前投稿できなかったので、今日は2本投稿します。
もう一本はいつもの時間帯で投稿します。
「私は真白君に会いたいのよ!!! 邪魔しないで!!!」
勇者協会内にて聖女はハインズに怒鳴っていた。
ハインズは外出をしようとする聖女メリンダを止めていた。
「現在、王国民達はメリンダ様を聖女でなく、魔性の尻軽女と言われている事を知っていますか?」
「はぁ? 私が平民になんでそんなこと言われなきゃいけないのよ。私は勇者教の聖女なのよ!」
「ですが、聖女様はまだ一度もお力を民達に披露してません。なのに、複数の男性と関係を持ち、日頃の傲慢な態度、信徒達でさえも貴方は聖女では無いのではと噂される始末、いつになったら、瘴気を浄化しに行ってくれるのでしょうか? Sランク冒険者チーム『ナギハクル』がいなかったら、5つの村が瘴気に飲み込まれてしまっていたかも知らないのですよ。しかも、『ナギハクル』の緑癒は新たな宗教、凪教を立ち上げ、貴族達を改宗しはじめています。その中で、凪教である神が王都に降臨すると言う話まで出てきています。勇者教が窮地に立たされている今、勇者教の聖女である。貴方は男遊びに興ずると言うことでしょうか!!!」
「そんなの知らないわよ!!! 私に楯突くなんて、貴方こそ凪教のスパイなんじゃない!!! あんた達! ハインズを牢屋に連れて行きなさい!!!」
周りにいた聖騎士達にメリンダは命令した。
「ハインズ様を投獄するのはどうかと」
「聖女である私の命令よ!!! 早く連れて行きなさい!!!」
聖騎士達は渋々、ハインズの腕を掴んだ。
「ハインズ様、申し訳ございません」
「いいえ、私の方こそ、聖女を説得できませんでした」
そして、紫水が捕まっている牢屋の隣にハインズは投獄された。
「お〜〜〜! クソ女以外に〜、ここに来るやつ〜、いるんじゃん〜、てか〜、捕まってるし〜、俺〜、紫水〜、よろしくね〜」
水の魔法で作られたベッドで寝転がっていふ男は、聖女様が一目惚れをした男であり、聖女の行為を拒否した事で投獄されているが、この男はなぜ、牢屋で寛いでいるんだ?
「貴方は急にいなくなった聖女様の護衛の紫水君ですね。聖女の我儘に付き合わせてしまって申し訳ございません」
「え〜!? 俺に謝るの〜? 緑癒に〜、敵対してた奴が〜? どういう〜、風の吹き回し〜なのかな〜?」
「あの時は勇者教を信じていましたからね」
「あの時は信じていた〜かぁ〜、じゃあ〜、今は〜?」
「今は、腐敗し切ったここを出たいと考えています」
「へぇ〜、まぁ〜、その理由は〜、クソ女だって〜、わかるけどさ〜、君も〜、大変だったんだね〜、で〜、君の名前教えて〜」
「これは失礼しました。私の名前はハインズと申します」
「ハインズ〜、よろしく〜、ねぇ〜、俺さ〜、今行き詰まっててさ〜、助けて欲しいんだよね〜ね
「行き詰まるとは?」
「勇者の遺体ってどこにあるの〜?」
ハインズは驚いた。
「勇者様の遺体ですか?」
「そうだよ〜、ここにあるのは〜、間違いないって話なんだけど〜、見つからないんだよね〜」
「その情報の根拠はあるのですか」
「それは〜、秘密〜。で〜、ハインズは知ってる〜? 教えてくれるなら〜、俺がここから出してあげるよ〜」
「私が知っていたとしても、ここから逃げ出す事が出来るわけがない。ここは協会奥深くにある牢屋なのですよ」
「余裕だよ〜ほら〜」
壁越しで話していた男が、私の牢屋の前にいた。
「どうやって、抜け出したのですか!」
「俺は〜、ナギハクルのメンバーだよー? こんな魔法封じとかされてもさ〜、俺の〜、この水は〜、魔力は使うけど〜、魔法ではないからね〜」
「なら、どうして、今まで逃げ出さなかったのですか!」
「言ったじゃん〜、勇者の遺体を探してるって〜。で〜、俺を助けてくれる〜? それなら〜、俺が〜、ハインズを逃がしてあげるよ〜」
「私が知っているのは、勇者様の遺体は、教会内にあると言う噂のみです」
「へぇ〜、正直に話すんだ〜、てっきり〜、何も言わないかと思ったけど〜、まぁ〜、いいや〜、もうそろそろ〜、ここから出ないと〜、主人様の晴れ舞台に立ち会えなくなるし〜、夫として〜、妻の晴れ舞台に〜、出席しないのは〜、いけないよね〜」
「妻? 貴方、結婚していたのですか!?」
「そうだよ〜、俺の妻は可愛くて〜、優しくて〜、寝相が悪いけど〜、それも、それで〜、可愛いんだよね〜」
「は、はぁ?」
「よし〜、俺と一緒に探すよ〜」
紫水は水を硬化させて鍵を作り出し、牢屋を開けた。
「私は、勇者様の遺体の場所はわからないですよ。なのに、どうして、私を牢屋から出すのですか」
「ここを知っている〜、人がいた方が〜、探すよの〜、楽だからね〜」
「なら、私が一度も入ったことのない部屋に行ってみませんか」
「いいよ〜、それで〜、その部屋はどこ〜?」
ハインズは紫水を牢屋よりも地下深くに頑丈なドアで守られた部屋まで案内した。
「やっぱりここかぁ〜、ここ入るのきつかったんだよね〜」
「え?入ったのですか?」
「ここにきて〜、一番怪しかったから入ったんだけど〜、この部屋〜、何にもなかったんだよね〜」
「そうなのですか、すみません。私には、この部屋以外に勇者様の遺体を保管している場所が浮かばないです」
「いいよ〜、いいよ〜、もう一回入ってみようか〜」
紫水は牢屋から出た時と一緒で、水を鍵穴に侵入させて、硬化させ、ドアを開けた。
そして、2人は部屋に入っていくと、部屋には何もなく、ただ暗いだけの部屋であった。
「聖なる光」
ハインズは暗い部屋を魔法で作られた光で照らした。
「ありがとう〜、でも〜、何もないよね〜」
「そうですね。ん?」
ハインズは剣先が真上の剣の紋章が壁に立てかけらていた。
「この剣、勇者様が使っていた聖剣のエンブレムですね」
「それがどうしたの〜?」
「協会内にある聖剣の紋章は剣先は下なんですよ。だから、これを動かせば、何か」
ハインズが聖剣の紋章を正しい位置に動かした。
すると、カチッと音が鳴り、部屋の中央に転移魔法陣が出現した。
「こんな仕掛けあったんだ〜、そりゃ〜、探しても〜、俺じゃ分からなかったわけか〜」
「ですが、この転移魔法陣が何処へ繋がっているのか、不明ですよ」
「分かんなくてもいくしかないでしょ〜」
「それも、そうですね」
紫水とハインズは転移魔法陣に入ると、転移魔法陣が起動し、2人は光の中に消え去ったのでした。
ブックマーク、評価いただけると嬉しいです。
この前発売された、電車で駅を巡って物件を買うゲームを遊んで、自分が住んでいる駅を見つけられて楽しかった!(そのせいで、投稿忘れてました。ごめんなさい)




