新しい虫人達の自己紹介 前編
新たな虫人達が羽化したが、人間の国にいる藍介は積み重なる仕事が増えに増え、藍介は頭を抱え悩んでいた。
藍介は自室で書類の山に囲まれていた。
「紫水からの報告なし、早く勇者の遺体を見つけてくださいよ。えーと、収支報告書と、はぁー、見合いって、私は結婚していると言うのに、あいつらときたら、私の妻がいないと風潮していると、こんな事を言っている方達には、商品通常価格の5倍で請求しますか」
すると、主人様から連絡がきて、藍介はすぐさま水晶に手を置いた。
「主人さまぁ!!!!! もう、私、無理ぃ!!!」
「藍介!? どうしたの?」
「見てください!この書類の山を!!!」
藍介は水晶を動かして机周りの書類の山を映した。
「うわぁ、イデアさん並みの書類の山ね」
「そうなんですよ! 処理して、他の仕事で外出すると、書類が山となる。そして、その状況が、日々!毎日!繰り返しているのです!!! それに! 紫水から全く連絡なし、緑癒は布教活動はまぁ、うまくいっています。灰土さんは氷月のおもりで手一杯、白桜は独自に情報収集、紅姫さんは白桜のサポート、花茶も、また白桜の元で、アイドル活動をして、凪教の布教活動を支援と支援金集め、黄結姫さんは元スラムの治安維持活動、ライネルは花茶の護衛、ネルガルは現在もまだ水槽の中なので、私の仕事を手伝ってくれる人が皆無!!! そう! 私の仕事を多すぎますって!!! 少しは休みたい!!! 主人様!!! 早くこっちに来れるようになってください!!!私にはもう、心身ともにボロボロです!!!」
「藍介に報告したいことがあって連絡したんだけど、丁度よかったわ。私が集めた生徒達がなんと! 虫人に進化したのよ! それで、藍介に誰を連れてきたいか、あの子達に会って欲しいのよ」
「主人様、今すぐに彼等に会わせてください!」
「今? 分かったわ、ちょっと呼んでくるわね」
「お願いします!!!」
そして、10分後、新たな虫人達が水晶に映された。
「この9名よ!」
「おぉ!!! 始めましてと言っておきますか、6層目長の藍介です。それでは、左から順に自己紹介をお願いします」
虫人となった生徒達は横一列に並び、左から、真白、黒常、ミハエル、キャサリン、桑胡、狂子、強夜、ヤング、DJが、並んでいた。
肌が驚くほど白く、髪も白、瞳が金色の神秘的で圧倒的な色気を放つ、黒い浴衣を着た女性ですかね? いいや、胸があまりにもない、と言う事は、男性でしょうか?
「それでは、真白から! 主人様の愛人の真白です!よろしくお願いします!」
「愛人!? あ、主人様! それは、どう言うことなのですか!!! くそぉ、イケメン死すべし!!! そもそも、貴方、男ですか?」
「真白はオスですよ! 主人様と一緒にお風呂に入った唯一のオスの!真白です!」
「お風呂に入った!? えっ!? 主人様!それは、どう言うことなのですか!!! あとで詳しく教えてください」
「いやぁ、それがねぇ。まぁ、後で話すわ」
「真白さんも後で詳しく、いや、主人様の夫である私達全員に事の経緯を詳しく説明してください。それでは、次!」
紺色の着物を着た褐色よりも黒い肌色のおじさんですね。渋くてかっこいいですけど、う、羨ましくないですよ。私も歳をとったら渋くてイケメンなイケオジになりたいですね。
「俺の名前は黒常、真白の兄になるか」
「いいえ、真白がお兄ちゃんです!」
「いや、お前は弟だろ」
「で、貴方も主人様の愛人など戯言を言うつもりですか」
「いいや、俺は主人様には忠誠を誓っているが、女としては、主人様は俺の好みではないな。俺は色っぽい女が好きだ!」
「ほぉ、貴方は見込みがありますね。それでは、黒常さんありがとうございます。はい!次!」
緑色の髪と白いスーツを着た、これまた腹立つ程のイケメンですね。ちょっと、イケメン、多すぎませんか?
「ハロー! 藍介様! 俺の名前はミハエル! 愛の伝道師なのさ!」
「そうなんですね。ミハエルさんありがとうございます。はい、次!」
「え? これだけ? もっと、俺の事を聞いてくれたって」
「はい!次!」
次の方はカマキリ族で人間の女性的な特徴であり、腕が鎌になっていますね。顔は人間の女性、それも、美人さんですね。
「ごはん! ごはん!ごっはん!!!」
「えーと、ごはんとしか聞こえないのですが、お腹減っているのでしょうか?」
「俺のハァーニィーのキャサリンさ、ハァーニィーはごはん以外言葉が言えなくてね。虫人に進化しても、それは変わらないみたいなんだ、あっ、でも、俺はハァーニィーの夫だから、ハァーニィーが何を伝えたい事が分かるのさ!」
「そうなんですね。キャサリンさんありがとうございます」
「ごはん!」
「次は、私、ですね!」
キャサリンさんの隣にいた、珍しい茶色の蚕が虫人になったのですね。女性の姿でありながらも、長い茶髪、頭には蚕特有の触覚が2本が特徴的なあったらとした印象の方ですね。触覚がもう少し隠れやすかったら是非とも私の仕事を手伝って欲しかったですね。
「私の名前は桑胡といいます! えーと、その、よろしくお願いします!」
「はい、桑胡さんありがとうございます」
「はい! こちらこそ!ありがとうございます!」
この子、良い子ですね。今の所、連れて行けそうなのが、真白、黒常、ミハエルの3名のみ、ですか。この後の人も完全な人型は桑胡さんの次の方と、多分、サングラスをかけた方はDJさんですかね? DJさんなら白桜と紅姫さんサポートをお願いしたいですね。
ブックマーク、評価いただけると嬉しいです。




