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異世界転移!?一般女子ゲーマーが死にゲー高難易度虫ダンジョンの主人になりましたが、少しゲームジャンルと違うような?  作者: 吉田 亜蓮
第四章 人間の国

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おまけ 魔王様は今どこにいる?

 魔王城にて、魔王とオビリオンがいない中、魔王軍幹部、イデアは現在、仕事に追われていた!!!


 イデアは机に山積みに置かれた書類を処理していた。


「終わらない!!! なんで、オビリオンさんまで行っちゃうんですか!!!」


 そして、床では蜘蛛たちが必死に書類整理を行い、イデアの仕事を手伝っていた。


「マオウ、ノヤツ、カエッテ、キタラ、ユルサナイ」


「ストライキするでやんす?」


「ストライキ、イデアオジチャン、カワイソウ」


「そうよ。イデアおじちゃんの顔を見てごらんなさい!もう!げっそり!」


「くぅー、そうでやんすな。そういえば、魔王様は今どこにいるでやんすか? もう、1ヶ月以上はいないでやんすよね?」


「さぁ?絶華ちゃんの所にいるんじゃないの?」


「それにしても、長すぎるでやんすよ」


 蜘蛛達が魔王様の噂をしている時、その、噂の本人はと言うと。


 桔梗の国の最高級旅館に泊まっていた。


 舞妓3人が魔王を取り囲む様に彼を接待していた。


「へっくっしゅーい!」


「きゃっ!魔王様、くしゃみする姿もかっこいい!」


「いや〜、久しぶりの長期休暇とれて最高!」


 すると、襖が急に開かれ、オビリオンが激怒しながら部屋に入ってきた。


「何やってるんですか!!! 早く、絶華姫のご機嫌取りをしてきてください!!!」


「まぁまぁ、俺がいなくなると、彼女達が寂しがっちゃうから、もう少しだけ、いようかな!」


「ラヒートさんに伝えますね。いやー、魔王様の愛はそれほどって事ですねー。あんなにカッコよくてラヒート、愛している。とか、言ってた割には、これですか」


「ラヒートの事は愛している。だが! 今は彼女達が俺のそばを離れたくないみたいだからね!」


 すると、今まで笑っていた舞妓3人は急に真顔になった。


「いえ、本当は私、帰りたいです。他のお客さんの相手をしないといけないので」


「私はもともと休暇なのに、魔王様が来たってだけで、駆り出されて」


「私も帰りたい」


「んな!」


「ほれ!見たことか!すみませんねぇ、この馬鹿の相手をさせてしまって、さぁっ、さぁ!帰ってください。大丈夫、後で怒られたりしない様に、伝えておくので、さぁ!帰ってください」


「はーい」


 3人はそそくさと部屋から出ていった。


「なんで!なんでだよぉ!」


 魔王は激怒しているオビリオンと2人きりとなり、オビリオンの説教が始まったのでした。

 

 

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― 新着の感想 ―
自分を顧みなさい。普段の行いがその結果です。 ……惚れた弱みとはいえ……ま、「アバタモエクボ」とも云うからな~。 帰って来たらトイレに縛り付けて仕事をさせては?
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