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異世界転移!?一般女子ゲーマーが死にゲー高難易度虫ダンジョンの主人になりましたが、少しゲームジャンルと違うような?  作者: 吉田 亜蓮
第四章 人間の国

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生徒を集めよう! 前編

 凪は真白と黒常と共に生徒集めの旅をしました。


 まず最初に出会ったのが、車を磨くサンザイでした。


「あ!主人様見てくださいでやんす!ピッカピカになったでやんす!!!」


「ちょうどいいわ。サンザイ、私ね」


 凪はサンザイにことの経緯を話し、生徒にならないかと尋ねた。


「生徒になるでやんす! そしたら、白桜様の仕事はキャンセル出来るでやんす!」


「サンザイ、白桜に何をお願いされたの?」


「それが面倒事を押し付けられたでやんす。藍介さんが魔族の国の通貨で魔族の奴隷さん達に給料の支払いをすることになったでやんすが、この前に貯めたお金が底がつきそうでやんす。だから、あっしに魔族の国へ行って金稼ぎしてこいと言われちゃったでやんす」


「それは早急に解決しなきゃいけない事よね。それなら、今回はサンザイは見送ると言う事で」


「待ってくださいでやんす!そもそも、あっしらがお金を稼ぐのは間違っているでやんす! 魔族側が支援をするのが妥当でやんすよ!」


「まぁ、それはそうね。分かったわ、その事は私がイデアさんに相談してみるわね」


「ありがとうでやんす! それでしたら、あっしは生徒になると言う事でいいでやんすか?」


「サンザイには魔族の国へ行ってもらうわ」


「え!? あっしが何で行かなきゃいけないでやんすか!」


「私だけじゃ説明不足の可能性もあるし、サンザイが向かってくれたら頼もしいわね」


「くぅ、分かったでやんす。でも、そんなすぐにはつかないでやんすよ?」


「大丈夫、最高のタクシーを手配しておくわ!」


「それなら、お願いするでやんす!」


「それじゃあ、話がまとまったら呼ぶわね」


「了解でやんす!」


 サンザイは生徒になる事は見送られた。


 凪の右手に乗っている真白は凪に話しかけた。


「主人様、サンザイがダメなら次は誰を選ぶのですか?」


「そうね、DJとか、そうそう、あけぼのなんてどう?」


「あー、あけぼのは断ると思うぞ」


「黒常、主人様の誘いを断れる虫なんていませんよ!」


「いいや、あいつは断るね」


「それじゃあ、あけぼのに会いにいこうかしらね!」


「おー!」


 そうして、凪はあけぼのに会いに行き、事の経緯を説明して勧誘した。


「主人様、申し訳ない。俺は辞退させてもらいます」


 あけぼのは頭を深く下げて断った。


「うぇっ!? どうして!?」


「ほら、言った通りだろ」


「主人様の勧誘を断るなんて、不届者です!」


「それが、ムシムシレースの階層大会があるので、今はレースに向けて鍛錬をしたいのです」


「それは、仕方ないわね。分かったわ」


「主人様本当にすみません」


「いいのよ。それじゃ、次はDJに聞いてみましょう!」


「おー!」


「DJさんも多分無理だろうな」


「黒常! DJさんが断るなんてしないですよ!」


「どうだろうな」


 そして、DJ蜘蛛に会いに3層目に向かった。


「是非参加させてください!」


「生徒3人目ゲット!」


 DJ蜘蛛は即答で承諾してくれたので、次の候補のヤングに会いに偽ダンジョンへ向かった。


「人間の文化が知れるのですね。新たな知識を得ればより良い罠を作れるようになる。是非、生徒にならせてください!!!」


 ヤングも生徒となった。


 そして、凪は候補者が浮かばなくなってしまった。


「うーーーーんんんん。ねぇ、真白、次は誰のところへ行こうか?」


「うーん、黒常次は誰を訪ねたほうがいいかな?」


「主人様は名前付きしか話してないから次は名無しの奴に話しかけてみたらいいんじゃないか?」


「そうなると、2層目に向かってみる?」


「蚕さんの中から決めるんですね!」


「あいつら、寿命が短いから生徒には向かないんじゃないか?」


「緑癒みたいに寿命が長い子もいるんじゃない?」


「緑癒様は長だから、寿命が長いが、本来なら7日ぐらいしか持たないんだぜ」


「まぁ! 行ってみましょう!」


「おー!」


「幼虫じゃないと話にならないんじゃないか?」


 こうして、凪は2層目の蚕達に会いに向かったのでした。

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― 新着の感想 ―
なんか部員集めみたいですね♪DJの彼はどっちかというと補助要員なのでは(笑) そして手癖の悪い彼は抜け出せなかった(笑)諦めてお使いに行きましょう。 ……ホントにダンジョン?
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