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異世界転移!?一般女子ゲーマーが死にゲー高難易度虫ダンジョンの主人になりましたが、少しゲームジャンルと違うような?  作者: 吉田 亜蓮
第四章 人間の国

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藍介との再会

 ついに! ついに! 皆さんがやっと手伝いにやってきてくれました!!! 睡眠時間を削り、必死に仕事を続け、有名人となりました。が、主人様とイチャイチャ出来ないのはどうしてなんですかね!!! 4人が羨ましすぎる、私だって主人様とお茶したいし、一緒に布団で寝たいし、やりたい事沢山あるのですよ!


 すると、スーツ姿の女性が藍介の部屋に入ってきた。彼女はアンナ、スミスエレガントでメイドとして働いていた彼女だったが、藍介が彼女の管理能力の高さをかい、アンナを自分の秘書に任命した。


「藍介様、友人の方達がお見えになっています」


「やっとですか、これで、私の睡眠時間が増やす事ができる! アンナ行きますよ!」


「はい、藍介様」


 アンナは藍介を尊敬していた。


 藍介はスラム街を改革しそこに住む者達に衣食住を提供し、暮らしていくための働き口も有り、仕事がなく苦しんでいた人、体が不自由で働く事が難しかった人など、藍介はそこに住む人々と協力し、そして、スラム街に住む人々は豊かな生活をおくれるようになった。


 藍介は応接室に向かった。そして、応接室に入ると、大切な妹が駆け寄ってきた。


「お兄ちゃん!!! 会いたかったー!!!!!」


 花茶は藍介に飛びついた。


「花茶!!!! 私も、花茶に会いたかった!!!!」


 2人は抱きしめ会い、灰土と黄結姫は少しだけ涙を流していた。


「花茶ちゃん、藍介様に会いたかっていたからな」


「藍介さんも寂しがっていましたからね」


「藍介様、私はテンサー様から送られた書類整理をしておきます」


「ありがとうございます」


 アンナは家族の水を差すようなことはしたくないと考え、仕事へ戻って行った。


「お兄ちゃん、さっきの人誰なの?」


「彼女は私の秘書のアンナさんです。彼女仕事も早く、スケジュール管理も完璧なんですよ」


「そうなんだ。うーーん、花茶はあの人苦手だなぁ」


「マジかよ、花茶に苦手な人っているのかよ!?」


 ライネルは驚いていた。


「ライネルお兄ちゃんそれってどう言う意味!」


「花茶、ライネルは今は奴隷ですから、お兄ちゃんを付けて呼んじゃダメですよ。ここにいる時はライネルと呼び捨てでいいのです」


「えー、えっと、ライネルお兄ちゃん、おっと、兄ちゃんって呼んじゃダメなんだ、ライネル、ライネル? 難しい!」


「まぁ、俺達だけの時は今まで通りでもいいんじゃねぇか?」


「いえ、これからは人間と会話する事があるかもしれませんからね。特に貴族の方達は奴隷に厳しいですからね。ライネルも話し方を正さねばなりませんね」


「俺、喋らないようしよう」


「それが、1番安全なんじゃないか、まっ、俺は余裕だけどな!」


 ネルガルがライネルにマウントを取っていた。


「ネルガル本当に大丈夫なの〜、魚人って〜、珍しいみたいだし〜、その辺で〜、奴隷商人に〜捕まって〜、オークションで売られるんじゃない〜」


「おい、紫水、その情報は一体どこから仕入れたんだよ!」


「主人様〜!」


「お、おう」


「紫水、大丈夫だよ! 花茶が! ライネルお兄ちゃんとネルガルお兄ちゃんを守るんだから!」


 花茶はドーンと胸を張った。


「花茶ちゃんなら〜、安心だね〜」


「俺らって花茶の護衛だよな?」


「まさかの俺達が守られる側かよ」


「それで、藍介様、俺達は無事にFランクの冒険者になりましたが、これから俺達は何をすればいいんですか?」


「灰土さん良い質問ですね、まず最初にやってもらいたいのは、ミスリルリザードの討伐をお願いしたいのですよ。あいつ、私が買った鉱山に住み付きまして、メタルリザードだったのに、ミスリルの鉱脈を見つけ出してしまったみたいでして、いつのまにかミスリルリザードに進化していたのですよ。メタルリザードだとBランクの冒険者で対処が出来るのですが、ミスリルだとAランクでも手も足を出ない状況でしてね」


「ミスリルリザード? それなら、俺様が倒した相手ではないか!」


「はい?」


「藍介様、ここへ来る途中で、氷月がミスリルリザードを倒したのですよ」


「本当にミスリルリザードでしたか?」


「その証拠に俺のポーチの中にミスリルリザードの頭部と皮が入ってます」


「見せてもらってもよろしいですか?」


「はい」


 灰土はポーチの中からミスリルリザードの頭部と皮を取り出した。


「これは、まさに、ミスリルリザードですね。と言うことは、害獣がいなくなった今、ミスリルを採掘可能!よっしゃぁぁあああ!!! これで、アレが作れる! 氷月さんありがとうございます!」


「ハッハー!いいってことさ! 俺様は強いからな!!!」


 応接室で話で藍介と長達が話している間、商会はと言うと、美男美女が現れた事で従業員は彼らに興味津々であった。


 女性従業員達は灰土、緑癒、紫水、氷月の中で誰が1番イケメンかをにしあったり、男性従業員達は紅姫と白桜の気をどうやって引くかを話し合っていた。


 そんな中、アンナは事務室へ向かうと、早速、美男美女がどんな人なのかと4人の女性従業員がアンナに質問攻めをした。


「私はまだ話した事がないので分かりません! そんな事よりも、仕事をしなさい!」


「そう言って、アンナは誰狙いなのよ。あの人達指輪はしてなかったわよ」


「いつのまにそんな所を見てたのよ」


「私は鎧を着ていた人がタイプね、鎧を抜いた姿、見てみたいわ。筋肉すごそう!」


「私は紫色の髪の子が気になるわ」


「私は緑髪のプリースト様一択ですね! 顔が1番良い!」


「それなら、大剣を持っている人の方がイケメンじゃない?」


 4人は綺麗に好みが別れていた。


「藍介様の友人しか私は知らないわよ。ほら、気になるのは分かるけど、仕事しなさい」


 アンナは浮き足立っている従業員達に喝をいれ、仕事に戻らせたのであった。

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― 新着の感想 ―
ふ~~む。どうやら安息の日々は当分来そうも無いようですね。 真の敵はここに居た!!ってね(笑)
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