蜘蛛とラックルのお疲れ様パーティー
ブロマイド販売を終えた蜘蛛とラックル一向はラックルの自室で販売お疲れ様パーティーを開いていた。
ラックルはコーヒーを蜘蛛達にご馳走してあげていた。
「僕のブロマイドも全部完売しました!男が多かったけど、何人か女性が僕のブロマイド買いに来てくれていて嬉しかったな」
「ラックル君男の人にモテモテだね! これで、モテたいお願いが叶ったね! コーヒー美味しい!」
青雷はコーヒーを飲んで酔っ払っていた。
「青雷君、コーヒーは程々にするんだよ。この前大変だったんだから」
「分かってるって! みんなー! 盛り上がってるかい!」
蜘蛛達は小さなコーヒーカップを片手にパーティーを楽しんでいた。
「次のブロマイドの予定を考えておかないとですね」
「ちょっとそろばん、今は仕事よりも楽しみなさいよ」
そろばんと呼ばれる会計を行なっていた蜘蛛と撮影でのスタイリング担当していた蜘蛛が話していた。そして、その会話にカメラも参加したのであった。
「私めも次回のブロマイド制作には今回見送られたクティス様のブロマイドを売り出したいですね」
「そういえば、カメラどうしてクティス様のブロマイドは販売しなかったの?」
「イデア様のブロマイドの完成度が高く、イデア様だけで充分と白桜様が判断したのですよ。一応、主人様だけにはイデア様のブロマイド集とクティス様のブロマイド集を送ってあるので、クティス様も満足しているのではないですかね」
すると、会話を聞いていた青雷も会話に参加した。
「イデアおじちゃん、あんなに人気があるなんて凄いよねー。ヒック! ほら、人を集める為にイデアおじちゃんとラックル君の等身大パネル作ったじゃん。あれさ、盗もうとした人が多くて朝お店に行ったら等身大パネルの前で10人程地面で伸びてたよね」
「主人様に守るシールを貰っておいて正解でしたね」
「うん! 誰かがその場から持ち出そうとしたら雷魔法で攻撃するなんて主人様すごいよね!」
「まぁ、回収する時に何名かその雷を喰らいましたね」
すると、8つある目の右端の目に傷がある蜘蛛がやってきた。
「あっしは、あれをくらい酷い目にあいましたねぇ。それと、青雷様はこれ以上コーヒーを飲まないほうがよろしいかとおもいやす」
「サンザイ! 僕が解除するの忘れててごめんね。コーヒーはまだ飲むけどね!」
「青雷君、もうそろそろパーティー終わりにしよう。僕、眠くなってきたし、他の蜘蛛達も殆どが疲れ切って眠っちゃってるよ」
「本当だ! それじゃあ、明日に備えてパーティーは終わりで! 皆んなでパジャマパーティーだ!」
「青雷様も紅姫様に似ている事を言うのですね」
「あっしは疲れたんでぇ寝かせてもらいやす」
「あたしはまだまだ! 青雷様! パジャマパーティーしましょう!」
そして、お疲れ様パーティーは終わり、次はパジャマパーティーを開催して、蜘蛛達は朝方までパーティーを楽しんだのでした。
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