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洞窟探検? 2日目 『記念日はいつでも作れる』

 ダンスフロアで眠っていた紫水は起き、辺りを見渡した。

紫水は紅姫に気付き紅姫の元に向かった。


「ねぇ〜ねぇ〜、紅姫さん〜、何で藍介が主人様の胸に引っ付いているの〜? 抜け駆け禁止だって、一番言ってる本人が抜け駆けしてる〜。紅姫さんあいつ処していいかな〜」


「紫水君、それはいけないわ。そっとしておいてあげましょう。藍介さん、さっき恥ずかしい思いしたんだから」


「なにそれ〜、詳しく聴きたいな〜」


 紅姫はさっきまでの藍介と主人様のやり取りを話し始めた。


「藍介って主人様の事になると馬鹿になるよね〜、それなら〜、俺が〜、藍介の代わりに踊ってあげようかな〜」


「紫水君、ダンス踊れるの?」


「楽勝だよ〜、体を揺らしてればいいんでしょ〜」


「え、藍介さんが踊ろうとしてたのは紫水君が考えているようなダンスじゃないと思うんだけど」


「余裕〜、余裕〜、それじゃあ〜、2人の邪魔してくる〜」


 紫水は藍介と主人様の所へと向かった。


「邪魔って‥‥」


「紅姫さーん! 花茶と踊ろ!」


「あら、花茶ちゃんパーティー楽しんでくれてる?」


「とっても楽しい! でも、このパーティー本当は『主人様、1年間お疲れ様です。これからもよろしくお願いします。パーティー』だったんでしょ? まだ、1年経ってないけどいいの?」


「花茶ちゃん大丈夫、そのパーティーはきちんと開催する予定だから、今日のパーティーは『主人様、わたくし達の住処に来てくれてありがとうパーティー』なのよ」


「パーティーって、記念日とかにするんじゃないの?」


わたくし達にとって、今日が記念すべき日なのですから、パーティーを開催していいんです」


「んー? そうだね! 記念日沢山あるって嬉しいもんね!そうだ! 花茶気になることあるんだけど聞いてもいい?」


「いいわよ。何でも話してちょうだい」


「それじゃあ、どうやってこんな素敵なパーティー開けたの?」


「藍介さんにお願いして主人様のいた世界のパーティーやダンス、音楽を色々調べてもらったのよ。それを元にして、子供達と一緒にこのパーティー会場を作ってみたのだけど、子供達のやる気が凄くて、わたくしが考えていなかったことも率先して聞きに来てくれて嬉しかったわ。子供達がね、主人様が喜ぶ姿見たいって張り切っちゃって。それなら、わたくしも頑張ろうって頑張った結果、思った以上のパーティーになっちゃったのよ」


「そうなんだ! 紅姫さんも紅姫さんの子供達凄いね! それじゃ! 紅姫さん踊ろ!」


「ええ、踊りましょうか」


 花茶と紅姫は音楽に合わせて体を揺らし始めた。


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