温泉回 女性陣 後編
私は体を洗い、いざ、お風呂へ! レッツゴー!
私と花茶は檜風呂に入った。
「主人様、木の香りいいねー」
「はぁー、檜風呂いいわよねー」
白桜と紅姫は地獄風呂に入っていた。
地獄風呂とは、高温、そして、下から泡を出して煮えたぎる地獄釜をイメージして作ったお風呂で、私は熱すぎて入れないんだけど、2人は平気な顔で入っていた。
「お母様、いい湯加減ですね」
「私はもう少し熱くてもいいような気がするわ」
黄結姫は1人髪を洗い続けていたが、1人では洗い終えない為、蝋梅妃が手伝ってあげていた。
「蝋梅妃さんありがとうございます」
「いえ、ここまで長いと洗うのも一苦労ですね」
菊姫と百合姫は泡風呂、電気風呂、壺風呂など様々なお風呂を楽しんでいた。
「百合姫! 次はこっちのお風呂入りましょ!」
「ちょっと、あたいはもう少し壺風呂を楽しみたいんだけど」
「この調子じゃ全部回らないじゃない! ねぇ、早くあったのお風呂はいろー」
菊姫は百合姫の腕を引っ張っていた。
「分かったって、もう、すぐに消えるわけじゃないし、いつでも入れるのに。仕方ないわね、あたいがお守りをしてあげるか」
「百合姫! ここのお風呂床に石があって痛いわ! ツボ押し風呂? 足裏のツボを刺激しますだって! 面白いわね!」
菊姫と百合姫は思いっきり楽しんでいた。
女性陣はそれぞれ好きなお風呂に入り楽しむ中、男性陣は女性陣の楽しい声を聞いて一部が羨ましがっていた。
そして、女性が裸の状態でする会話は、相手の体型の話題となった。
女性陣は露天風呂に皆で入り、虫人となった仲間の姿を話していた。
「ねぇ、どうして紅姫はこんなにその、色々とデカくなったのよ」
私は紅姫の暴力的なまでの大きな胸を下から上へ持ち上げた。
「おもっ!!! スイカよりも重いわよ!」
「主人様、急に私の胸を触らないでください! 驚くじゃないですか!」
「別にいいじゃない、女性同士なんだし、にしても、デカいわ。女の私でもこれは、デカい」
「主人様ー! お母様の胸よりもあたしの方が持ち上げやすいですよ!」
白桜は私に抱きつき、まな板の胸を私の背中に押し当てた。
白桜、ごめんなさい。持ち上げるほど、貴方には胸がないのよ。でも、ほんの少しだけ、背中に柔らかいのが当たっている? わよね? 白桜に胸、あるわよね?
「我も紅姫さんの胸が気になっていたので少し触ってもよろしいですか?」
「ん? えぇ、触っても良いわ」
「それでは、ほぉ、柔らかくて弾力もある。でも、紅姫さんこんなに重い胸なのによく動けますね。我なら胸の重さで動けなくなりそう」
「それが、人の姿になってから肩の辺りが痛いのよね」
「それって、胸が大き過ぎて早くも肩を凝っているって事かしらね」
「紅姫、私が肩揉んであげるから、もう少し湯に浸かってからないかしら?」
「主人様、ありがとうございます!」
紅姫は座っていた石階段から奥へ行き、胸まで湯に浸かった。
私は紅姫の肩を揉んだ時、相当肩が凝っているのがよく分かった。
「うん。これだけデカかったらこれだけ凝るわよね」
「お母様、私も主人様と一緒に肩を揉みますね!」
「白桜、ありがとう」
私と白桜で紅姫の肩こりをほぐしている中、花茶は黄結姫の髪で遊んでいた。
「見てみて! お花!」
花茶は黄結姫の髪をお花の形にしていた。
「あら、花茶ちゃん私の髪をお花さんにしてくれたのね。可愛いわね」
「むむむ、主人様が紅姫様のお胸を触っている。女性同士なら許させるのね。よし! 百合姫! 私もあなたの胸触りたーい」
菊姫は百合姫の胸を彼女の背後から鷲掴みした。
「うわっ!? 何するんだい! ちょっ、やめっ、揉まないでっよっ!」
「ここかいいんじゃろー」
菊姫はおじさんが触るように胸をゆっくりと揉み出した。
「やめっ、あっ、馬鹿、もうっ!」
「ほれ、ほれ!!!!」
菊姫は百合姫の反応に調子に乗ってしまい、揉み続けた結果、百合姫にとてつもなく怒られたのであった。
「ふん! もう、あたいの体に触るの禁止!」
「百合姫ごめんなさい、つい、楽しくなっちゃって」
「ふん! もう知らないわ!」
菊姫は何度も百合姫に謝ったのであった。
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