花茶は最強!!!
花茶はハナカマキリから抜け出し、緑癒お兄ちゃんの鱗粉で回復してもらった。
緑癒お兄ちゃんの鱗粉凄いよ!
食べられた所、すぐに治っちゃった!!!
凄い!!!凄い!!!
「花茶ちゃん痛いところはない?もっと鱗粉いる?」
「緑癒お兄ちゃんありがとう!花茶元気だよ!!!」
「うぅわあーぁー、うぅ、花茶、本当にすみません。私が、1人で行動したばっかりに、本当に本当にすみません」
お兄ちゃんは大泣きしていた。
お兄ちゃんは花茶の背中に乗って頭を撫でてくれた。
「お兄ちゃん、花茶は大丈夫だから泣かないで」
「私が愚かなせいで花茶が、花茶が、あんな目に」
「もう!泣かないの!花茶は緑癒お兄ちゃんのおかげで体、元に戻ったでしょ!お兄ちゃんは謝るんじゃなくて!花茶の事、もっと沢山褒めて!」
「えぇ、そうですね。花茶は、本当に私には勿体無いぐらい素晴らしい妹です」
お兄ちゃんは花茶の事沢山褒めてくれて沢山頭を撫でてくれた。
勝てて嬉しいし、沢山褒めてもらったし、花茶!前よりもずっと強くなれた!!!
「えっへん!花茶は最強なのだぁ!!!」
「そうですね、あのカマキリ族を倒してしまうなんて最強ですね!」
緑癒お兄ちゃんも褒めてくれた。
花茶達は花畑で少し休むことにした。
「ねぇ、ねぇ、お兄ちゃん?」
「ん?花茶どうしましたか?」
「なんでハナカマキリ急に消えたの?」
「あれは幻影魔法の類いですね、流石に魔法名までは分かりませんが」
「幻影魔法?なにそれ?」
「幻影魔法、そうですね。目の前に無いものを有るものとして見せたり、花茶もさっき見た通り自身の姿を隠すことができる魔法ですね」
「無いものを有るものと見せる?うーん、んー、あっ!あの時の壁か!」
「壁というのは?」
「花畑に行く道に壁があって最初花畑見つけられなかったの」
「ハナカマキリの仕業かもしれませんね」
「どうしてそんなことするのかな?」
「憶測ですが、腹が空いた時に道を開き、普段は自身の身を守るために壁を出現していたのか、ですが、カマキリ族がそんなことするのかというと疑問ですね。うーん、いや、獲物が逃げれない様にする為に壁を出現していたが正解ですかね」
「へぇーそうなんだ、あっ、そうだそうだ」
花茶はお兄ちゃんに花冠お願いするの忘れてた!
作ってもらおう!
「お兄ちゃん、お願いなんだけど、花冠作って欲しいな」
「花冠ですか?それならもう作ってありますよ」
お兄ちゃんは主人様からもらった鞄から藍色の花冠を出して花茶の頭にのせてくれた。
うわぁ!凄い!凄い!
とっても綺麗!
「緑癒お兄ちゃん!これが花冠だよ!」
花茶は緑癒お兄ちゃんに花冠を自慢した
「おぉー!とても綺麗ですね」
「そうだ!お兄ちゃん!主人様に作ってあげよう!主人様、洞窟から出られなくてとっても悲しそうにしてたから」
「それなら、もう作ってありますよ」
お兄ちゃんが鞄から主人様用の花冠を見せてくれた。
花茶とお揃いだ!嬉しい!
「もうそろそろ、暗くなってしまうので二人とも帰りましょうか」
「うん!帰ろう!」
「えぇ、そうですね」
花茶達は暗くなる前に洞窟に帰ることにした。
主人様に花茶強くなった事を言ってみよう!
いっぱい撫でてくれるかな!
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