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新しい力

 いつもだったら体当たりすれば花茶が勝つんだけど、お花の化け物は強いみたい。


「花茶ちゃん!僕は戦えないのでサポートします!」


緑癒お兄ちゃんは花茶に赤い鱗粉をかけてくれた。

なんか強くなった感じがする!

花茶!絶対に負けないんだから!

もう一度体当たりをしてみた。

お花の化け物は両手の鎌を使って花茶をつかもうとしたけど、花茶はとってもすばしっこいのだぁ!


「そんな攻撃、花茶には効かないよ!」


花茶は鎌を避けると急に知らない思念が伝わってきた。


「ゴハン、ゴハン」


「何!この化け物ゴハンって言ってくるんだけど」


「花茶!!!気をつけなさい、そいつはハナカマキリ、カマキリ族のものです!それと、私も強化魔法でサポートします。『筋力・中』『防御力・中』『素早さ・中』

選択強化魔法チョイスリインフォースメント、あとは庇護プロテクト


お兄ちゃんが魔法を唱えると花茶の体の下に赤、黄、青色の順番で魔法陣が展開された。

その後に体の周りに緑色の薄い壁が現れた。


「カマキリさんだったのね!?お兄ちゃん強化魔法ありがと!花茶がんばる!!!」


お兄ちゃんはやっぱり凄いなぁ。

花茶、魔法一つも覚えてないし、お花の化け物がカマキリなんてわからなかったもん。


 花茶はハナカマキリに一撃攻撃してすぐに逃げてを何度も繰り返した。

それにしても、お兄ちゃんと緑癒お兄ちゃんの強化魔法で花茶とっても強くなったのに勝てない‥。


「ゴハン、ゴハン、ゴハン」


「はぁ、はぁ、こいつ倒れない!お兄ちゃん!どうすればいい?」


どうしよう、強いよ。

花茶戦うのが少し怖くなってきた。


 花茶は怖いのを我慢してハナカマキリに攻撃をした。

花茶が戦わずに逃げたら、お兄ちゃんと緑癒お兄ちゃんが狙われちゃう!それはダメ!

でも、お兄ちゃん達は花茶が戦っているせいで逃げれなくなっているし、どうすればいいの。


「藍介さん何か策はないのですか?」


「このままじゃ、いくら魔法で強化したとはいえ花茶に限界がきます。炎属性の付与魔法を使えば‥。ですが、花茶にも負担をかけてしまう可能性もある。炎属性耐性を付ければ耐えられる可能性も‥」


花茶はハナカマキリに体当たりをしようとハナカマキリに突っ込んだら、急に目の前にいたハナカマキリの姿が見えなくなった。

あれ!?さっきまでいたのにどうして‥。


「かちゃぁぁぁぁ!!!うしろ!!うしろです!!!!」


お兄ちゃんの声が聞こえた瞬間、ハナカマキリは花茶の背後に現れ、花茶を鎌で捕まえて花茶の背中を食べようとしてきた。だけど、お兄ちゃんの庇護プロテクトのおかげでダメージを負わなかった。でも、逃げようともがいても相手の力が強くて逃げ出せない。


「お兄ちゃん!!!助けて!!!逃げれない」


「かちゃぁぁぁ!!!今すぐ助けます!!!」


「藍介さん、貴方が助けに行っても無駄です。僕が行くので待っていてください」


お兄ちゃんは叫びながら花茶のところに来ようとしたが、緑癒お兄ちゃんがそれを止めて、緑癒お兄ちゃんはハナカマキリ目掛けて突進をしたが、遅かった。

お兄ちゃんの庇護プロテクトが消えた。そして、ハナカマキリは花茶の背中をムシャムシャと食べ始めた。


「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」


花茶死ぬの‥‥。

まだ、死にたくない。

お兄ちゃんともっと一緒にいたい、主人様、みんなともっと、もっと遊びたい。

もっと生きたい、生きたい、生きたい!!!!



花茶のステータス画面が現れた


固有スキル獲得:生存本能せいぞんほんのう

『身体が欠損してもHPが残っている状態なら生存可能』


魔法獲得:木杭ウッドスティック

『木属性初級攻撃魔法、木の杭が魔力量に応じて出現する』



木杭ウッドスティック!!!!!」


花茶は魔法を叫んだ、するとハナカマキリの頭の左に魔法陣が現れ魔法陣から鋭い木の杭がハナカマキリの頭目掛けて突き刺さった。

ハナカマキリの頭は胴体から取れたが、鎌は花茶を捕まえたままだった。


「しつこい!!!離して! 木杭ウッドスティック木杭ウッドスティック木杭ウッドスティック!!!」


花茶はハナカマキリの身体中に木杭ウッドスティックで攻撃し、ハナカマキリの身体は穴だらけになった。


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