表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/591

これは1日かかりそう

 私が異世界にきて5ヶ月ぐらいか経った。

もうそろそろ半年になるのねぇ?

庭であの子達が遊べるように庭を拡張したり、遊びの種類を増やして、サッカー、野球、など色々なスポーツをした。


 まぁ、果物が美味しくて毎日食っちゃ寝の生活をしていたら、少しだけ!少しだけよ!体重が増えたことが判明し、痩せるために運動しよう!ってなって私の知っているスポーツを始めたのだけど、あの子達、運動能力高過ぎて私はついていけないのよ。


 サッカーは、ゴールキーパーの紅姫が強すぎて私は一点も入れられなくて、藍介は他の子達に力負けしてボールと一緒に転がったりしていたわ。

緑癒も運動は苦手みたいで、紫水は途中で寝ちゃうのよね。

私以外の女性陣が強すぎなのよ。


 野球もしてみたわ。

野球と言ってもルールを教えるのではなく、バッティングしかしていないけど、みんな私が作り出したピッチング君の豪速球を簡単にバットで打ち返していて、あっ、バットは虫達でも簡単に持てるように誰でも持てる魔法を想像して作った特製バットよ、花茶と紅姫、黄結姫、紫水は沢山ホームランを打っていたわ。

私は、緑癒はホームランを打てないと思っていたのだけど、緑癒は豪速球をバットで打つことができ、運動苦手組から脱出していた。

緑癒!貴方、私と同じ運動苦手組じゃないかったの!

私と藍介の2人だけピッチング君の豪速球を打つことができなかった。

など、色々なスポーツで遊んだりしていたのだけど、まだ私はクエストはクリアできていなかった。


仲良くなっても直接手で触れるかといったらやっぱり難しいのよね。


 私は障子を開き縁側に座椅子を置き、座椅子に座っていた、藍介は私のスキルで生成したミキサーを使って、リンゴジュースを作ってくれた。


「主人様、採れたてのリンゴで作ったジュースです」


「藍介、ありがとう。そうだ、本読みたいんだけど何か貸してくれない?」


「どのような本をご所望ですか?」


「この世界の人間の生活が知りたいわね」


「かしこまりました」


私はジュースを飲みながら藍介の特殊固有スキル『世界の図書館』で取り出した本を読むことにした。


庭には、花茶と紅姫がボール遊びをしていた。


 いいわねぇ、このゆったりと時間が進む感じ平和だわ。

仕事していた時なんて家に帰って、一人寂しくビール飲んでゲームをする日々、それもそれで楽しいのだけど、残業とかある日は次の日が休みじゃなかったら、ビール飲めずにそのままベッドにGOって生活だったからね。

そういえば、元の世界では私がいなくなってどうなったんだろう?行方不明届出されているのかな?

両親にはなんか悪いことしたなぁ。

私のせいじゃないけどね!リリアーナのせいだけどね!

それか、私を転移した神のせいね!


「紅姫さん!いっくよー!」


花茶は大きなボールに頭突きをし、ボールを転がしていた


「花茶ちゃんこれはどうかしら」


紅姫は花茶からのボールを蹴り返していた。

2匹はボール遊びが楽しいみたいで、2匹の遊んでいる姿を見て私は和んだ。


「あるじしゃまぁぁぁぁ!しすいぃぃぃ!助けてぇぇぇ!動けなくなっちゃった」


突然、黄結姫の声がした。

あっ、また引っ掛かったのね。


「紫水、聞こえたかしら?」


「ふぁぁぁぁ、ん〜、俺もっと寝ていたいのにな〜」


「まぁ、そんなこと言わずに黄結姫を助けに行くわよ」


「え〜、主人様がいってきてよ〜」


「私1人で助けられるわけないでしょ!ほら!行くわよ!」


私はマジックハンドを取り出しトントンと紫水の頭をを優しく叩いた。


「あ〜、もう〜、わかったよ〜」


 私と紫水は黄結姫がいる横穴へ向かった。

4層目を抜け3層目の蜘蛛たちの住処を歩き、黄結姫にとって小さい横穴に入り黄結姫がいる場所に到着した。

黄結姫は沢山ある足をジタバタさせて、前に進もうとしていたが、何故か進められずにいた。


「んっー!んっー!はぁはぁ、どうして進めないのぉ、あっ主人様!紫水!助けてぇぇ」


 今回の原因は、多分、黄結姫は体を間違えて結んじゃったせいで入り口に体が引っかかるいるんじゃないかしら?

だって、黄結姫の真下、私と紫水が通れるようになっているもの。横穴が狭すぎるってことないし。

うわぁ、時間かかりそう。

前は、ここよりも小さい横穴に頭を突っ込んで、無理やり前に進んだせいで頭が抜けなくなったのよね。あの時は、掘削機君を使って穴を拡張して紫水に引っ張ってもらって抜け出すことに成功したのよね。


「黄結姫!足動かさないでもらっていい?貴方の下通っていくから暴れられると死んじゃうわ」


「はわぁわ、主人様、すみません」


「ほら、紫水も一緒に行くよ」


 面倒事から逃げようとした紫水をマジックハンドを使って紫水の足を一本を掴んだ、紫水は仕方なさそうに私と一緒に黄結姫の体の下を歩き、原因を探した。


「主人様〜今回はなんだろうねぇ〜」


「いつも通り間違えて体結んじゃって入り口らへんで引っ掛かっているんじゃない?そういえば、紫水は体を結ぶ事ないけど何か秘訣でもあるの?」


「いや〜、そもそも、自分で体結んじゃうって事自体あり得ない話なんだよ〜」


「そうなのね。あり得ないことを何度もやってる黄結姫って」


「少しは学習してほしいよね〜」


 紫水は眠りを妨げられたのが嫌だったみたいで珍しく辛辣な言葉を言った。おぉ、これは怒っていますな。

長い間歩きやっと原因の場所に到着した。

私の見立て通りに黄結姫の体が結ばれていて入り口を塞いでいた。


「またかぁ〜、かあさん〜、どこを結んでるか教えてるから〜、焦らずゆっくり動いてね〜」


「わ、わ、わかったわ」


 黄結姫は紫水と私に言われた通りに体を動かし、無事横穴から脱出した。

家に帰ったら藍介が夕飯の準備をしてくれていた。


丸1日かかっちゃったわね。


凪が作り出したアイテム紹介


◾️ピッチング君◾️

その名の通り、ピッチングマシーン 

球速300キロ

投げた球は20分後に消える為、

お片付け不要の便利なマシーン

球数無限 連続で打ち出すことも可能

花茶はたまに1人で動かして遊んでいる。


◾️バット◾️

虫達も持てる不思議なバット

藍介以外はよく口に咥えて使っている。

藍介は両手で使っているが、一度も球に当てたことはない。


◾️掘削機君◾️

黄結姫を救出する為に作った1つの巨大ドリルと大きさの違う4つのドリルがついてるマシーン

穴を広げる際、適したドリルを使って穴を広げてくれる

黄結姫は掘削機君の穴を掘る時のドリルの音が嫌いで、できることなら掘削機君以外の方法で助けて欲しいと考えている。

現在、掘削機君稼働数は3回


たまにアイテム紹介していこうかと思います。


ブックマーク、評価いただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ゴキブリの作ったご飯とか食いたくねー
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ