おいこれ! うめぇじゃねぇか!!!
俺とネルガルは服を着て家から出た。
「なぁ、ライネル、俺このままここに暮らしていけるのかな」
俺とネルガル、緑癒、紫水は洞窟の主人の家に歩いて向かっていた。
「飯と寝床があれば俺は大丈夫だぜ」
「何か〜、欲しいものがあれば〜、主人様にお願いすれば作ってもらえるよ〜」
「そういえば、あい」
「ん? ライネルさん僕は主人様の呼び方をお教えしましたよね?」
「主人はどうして家を出したり出来るんだ?」
「主人様が持つスキルの力ですね」
「スキルの力ですってだけじゃ納得いかねぇよな」
「そんな事を言われましても、スキルの力としか言えませんよ」
主人の家の門まで着くと、庭からめっちゃくちゃ美味そうな匂いがしてきた。
「めっちゃ美味そうな匂いがするな」
「藍介さんが朝食を作り終えたのではないでしょうか」
「これは期待しても良さそうだな」
俺達は庭へ着くと庭には大きなテーブルが置かれ、その上には大皿の上に美味い匂いの料理が山盛りで乗っていた。
「どうして、揚げ物料理が洞窟の中にあるんだぁ?」
肉を大量の油で揚げている藍介が俺達に気付いた。
「おや、皆さんいらっしゃったみたいですね。それでは、皆さん! 朝食をだべるとしましょうか!」
すると、花茶が物凄いスピードでテーブルの前にやってきた。
「やった!!!!! 花茶お腹ぺこぺこ!!! 早く食べよ!!!」
「朝から唐揚げ、でも、この匂いの誘惑には勝てないわ!!! レモンかける人いる? 私唐揚げはレモンかける派なんだけど」
「それでは、私の分をかけてもらってもよろしいでしょうか」
洞窟の主人は小皿に揚げ物料理を分けていた。
「了解! ほら、花茶足バタバタしないのお皿に移してあげるからじっとしていなさい」
「だってー!!! とっても美味しそうなんだもん!!!」
「ライネルさんネルガルさんも一緒に食べましょう。藍介の料理とっても美味しいのよ!」
俺とネルガルは小皿に移された揚げ物料理を受けたった。やべぇ、美味すぎる匂いで腹が鳴っちまった。
「この料理作ったのは本当にお前かよ。主人さんが作ったんじゃねぇのか」
「えぇ、私が作りましたよ。紅姫さんと黄結姫さんの分を揚げないといけないので、先に食べていてください。唐揚げは熱々のうちがとっても美味しいですよ」
「それじゃあ、お言葉に甘えて、いただきます!」
「いっただきまーす!!!」
俺とネルガルと花茶は一斉に唐揚げと言われる揚げ物料理を口にした。
衣がサクッとして、衣の中にある肉、鶏肉かぁ? その肉から溢れ出す肉汁。うめぇ、これはめちゃくちゃうめぇ料理じゃねぇか! 衣のサクサク感がマジやべぇ、こいつは無限に食えちまうじゃねかよ!!!
「うまい!!! ライネルこれ美味いなって無心で食ってやがる」
「美味しい!!! お兄ちゃんは料理の天才だよ!」
「ありがとうございます。この勢いですと、まだ揚げ続けないといけませんね」
「うまっ! ダイエットしないといけないのに、美味しすぎてご飯が進んじゃうわ!!!」
「主人さん、飯もらってもいいか?」
「いいわよ」
「俺も米が食いてぇ!!!」
「花茶も!!!」
「はいはい、お米よそってくるわね」
「はうわぁあわぁあわぁあああ!!! 唐揚げなんて美味しい料理なんでしょうか!!! 私こんなに美味しい物食べたの初めてです!!!」
「紅姫さん、酸っぱいの大丈夫ですか、レモンというとても酸っぱい果実の汁をかけるとより美味しくなりますよ」
「黄結姫さんレモンかけてもらってもよろしいですか」
大きな蜘蛛とムカデは別のテーブルで料理を食べていた。にしても、あの量を揚げるなんてすげぇな。
その後、庭にいた俺達は無心で唐揚げを食べ続け、30分もしないうちに全ての唐揚げを食べ終えたのであった。
「花茶、もっと唐揚げ食べたかったなぁ」
「すみません、まさかあそこまで好評とは思いもしなくて肉が底をついてしまいました」
「なぁ、鳥を狩ったら唐揚げまた作ってくれるか?」
花茶は食いしん坊なんだな、そうだよなこんなうまかったら、もっと唐揚げ食べてぇよな。花茶見てると弟達を思い出すな、あいつら元気にしているかなぁ。
「なぁ、花茶鳥がいる場所教えてくれねぇか、俺が鳥を狩てぇからよ」
「いいよ! 花茶が教えてあげるー!!!」
「よし! ちょっくら狩に行ってくるわ!!!」
花茶は俺のいう事を真似していた。
「ちょっくら狩に行くぞぉ!!!」
「まだ、唐揚げ食べるのかよ!!!」
「ネルガル、うめぇもんは無限に食えるんだぜ」
「食えるんだぜ!!!」
「俺はもう、腹が一杯だから休むことにする」
「行くぜ花茶!!!」
「おー!!!」
俺は花茶の案内で豊穣の森へ向かって、俺と花茶は鳥を大量に捕まえるとこに成功した。これで、唐揚げがまた食えるな!!!
ブックマーク、評価いただけると嬉しいです。