突然の転倒、藍介死す!?
2ヶ月が経ったが、私は虫達を触れずにいた。
仕方ないわよね!だって、虫なんだもん!
マジックハンド越しならいけるけどね!
でも、虫達と遊ぶのが結構楽しいし、虫達は私がお願いするとなんでもお願いを聞いてくれて、めっちゃいい子達なの。
そのせいで、罪悪感、半端なくて少しずつ触る努力をしているのだけど、やっぱり無理なのよねぇ。
怖くないのに手が震えるの。
私は普段通り居間の座椅子に座り寛いでいた。
藍介は縁側を雑巾掛けをしてくれていた。
この光景も見慣れたわね。
「主人様!遊ぼー!」
花茶が遊びにきた。
「しょうがないわね、今日はボール遊びしようか」
「うん!」
私は居間から出ようとした時、障子の敷居に私は躓いてしまって、転んでしまった。
段差そんなにないのに躓くってどういうことよ!
「キャッ!うぅ、いたーい」
幸い、私は少し痛いだけで無事だったが、1匹は違った。
縁側には藍介が雑巾掛けしてる最中、
そう、私は藍介に覆い被さってしまった。
「あっ!やば!藍介大丈夫!?」
私は立ち上がり藍介の状態を確認した。
動いていない‥。
まさか、私の体重のせいで藍介を圧死させてしまった?!?!
それは、まずい!非常にまずい!
藍介は有能万能!できるゴキブリ!
特にこの世界においての知識量は半端ない!
藍介がいなくなったら私は外の世界の事調べられらなくなっちゃう!こんなところで死なせちゃいけないわ!
「藍介!!!!おきてー!!!藍介死なないでぇぇぇ」
私は何度も藍介を呼んだが反応がなかった。
マジックハンドを使いチョンチョンと体を揺らしても反応してくれなかった。
まずい、これはまずい!
「花茶!緑癒を連れてきてくれない!」
「わかった!」
数分後、花茶は緑癒を連れてきてくれた。
緑癒は鱗粉を藍介にかけた、すると藍介は足をピクリと動かした。
よかったぁぁぁ
本当によかったぁぁぁ
藍介は辺りをキョロキョロ見渡し、
私を見つけると急に藍介の体がガクガクと震え始め。
「ああ、あぁああああぁぁぁぁあーーー!!!」
藍介は強烈な思念を放ちひっくり返って気絶してしまった。
「藍介!?緑癒!鱗粉早く!」
「主人様、これは鱗粉では治りませんので、そのまま何もせず見守ってあげましょう」
「緑癒何言っているのよ、気絶しているのよ!きぜつ!」
「HPは全開なので少し時間が経てば回復しますよ」
私は仕方ないので、藍介専用布団を作りマジックハンドを使って布団で寝かしてあげた。
目覚めないってことないわよね?
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