天国に逝きました
私は主人様の両手の上でフヨフヨさんに全ての魔力を入れ、超重力球の魔法陣の準備をしました。
『主人様、私の事を放さないでくださいね!』
『分かってるけど、藍介軽いからこれだと飛んでいっちゃうんじゃない?』
『そう言われましても、私は彼にこの魔法を打ち込みますよ』
『他の魔法じゃダメ?』
『ダメです。私の中で最強の魔法でないと彼は倒せないと思うのです』
『分かったわよ。藍介が飛ばないように頑張るわよ!』
『ありがとうございます』
フヨフヨさんは私の魔力によって虹色の輝きを放っていた魔石から輝きがなくなり、黒、いや青色とも見える暗い青色になりました。
「イケメン滅ぶべし!!!!!! 超重力球!!!」
『イケメン滅ぶべしってどういう事!?』
フヨフヨさんは男の目の前に移動して魔法陣を展開、
フヨフヨさんは丸くなり、フヨフヨさんの中央に赤い球が現れ、赤い球は爆発、その瞬間赤い球は漆黒となり、フヨフヨさんは物凄い力で辺りのものを吸い込み始めました。
主人様の魔法で作られた役目を終えた花達はフヨフヨさんの中に吸い込まれて行き、男は地面に足をめり込ませて必死にフヨフヨさんに吸い込まれないように頑張っていました。
そして、私と主人様も一緒で、必死にフヨフヨさんに吸い込まれないように踏ん張っていました。
主人様は魔石の壁にフヨフヨさんが起こす重力を打ち消す魔法を付与しましたが、それでも全てを打ち消すことが出来ずに私と主人様は魔石の壁にへばりついていました。
「これは! やばすぎるわよ!!!!」
「ガウガ!!!! グゥゥゥ!!!」
5つ目の犬みたいな獣は、紫水が倒した魔人を口に咥えて必死に地面にしがみついていましたが、それでも、フヨフヨさんにジリジリと近付いていました。
「あっ! ワンちゃん帰ってきてる! もう!」
主人様は私達がへばり付いている魔石の壁と同じものを5つ目の獣の前に作り出しました。
「これは、考えていた以上に危ない魔法でした!!!」
「だから、言ったじゃない!!! 攻撃魔法使えるようになったからって調子乗りすぎよ!!!」
「ですが、彼はあんな近くにいるのに、フヨフヨさんに吸い込まれていませんよ!!!!!」
「どんだけタフなのよ! それより、この魔法いつ終わるのよ!!! 木が何本か吸い込まれていく所見ちゃったけど、このままだとやばいわよ!!!」
「あと、少しで終わると思うのですが」
私は少しだけ魔石の壁にへばり付いている体勢を変えようと体が動かしたら、フヨフヨさんの重力によって魔石の壁から離れました。
「あぁああああああああ!!!! 主人様!!!!! 助けて!!!!」
「お馬鹿!!! あー、もう! こうしたくなかったけど、やるしかないじゃない!!!」
主人様は私が壁から離れかけた時にすぐに手を伸ばし私を、手の中ではなく、服の中に入れたのです!!!!!
「ふぁぁああああ!! ○△○△□!!?!?!?!?!?」
私は今天国にいます。
主人様の谷間の中という男にとっての最高の天国に!!!
はぅあぁぁあああああぁぁぁ。
さ、さ、さいこうでぇしゅぅ。
柔らかなお胸に体が挟まれている‥‥。
お胸、あるじしゃまのおむね。
ふぁはあああああああ!!!!
主人様の甘い匂い、優しい暖かさ‥‥。
紫水、すみません、私が貴方よりも先に主人様の服の中のお胸に触れる事ができましたね。あれ? この事を紫水に言ったら速攻殺されるのではないのでしょうか?
そんなの考えなくてもいいのです。この暖かく柔らかいお胸の感触を全身で堪能することこそが1番大切なこと!!!
本当にしゃいこうでしゅう!!!!!!
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