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テンプレ勇者にあこがれて  作者: 昼神誠
結社再結成編1
188/263

ミモザズリポート(No,1)

 悪魔教コンコン支部、ヴェクトリヤピークの地下深く秘密裏に建設されたピヨリィが支部長を務める海外初の拠点である。


 カタッカタカタカタ


 拠点に戻ったミモザは呪物研究科へと赴き、自身のデスクに腰掛けるとタイプライターでシリウス達のデータを入力する。


 コードネーム、シリウス。

 本名、彩香。

 身長、161cm

 体重、47kg

 年齢、17

 金色の髪色から仙台藩出身だと思われる。

 幼少時、大飢饉により村が全滅。

 両親は飢え死にし、同郷のスピカと奇跡的に生き残った経緯がある。

 春夏秋冬美心に助けられ春夏秋冬邸へ養子として迎え入れられる。

 当時から彼女の戦闘力は異常な強さで星々の庭園では常に皆の中心だった。

 そのカリスマ性からかリーダーシップを振るい隊員達も誰もがそれを認めていた。

 現在のステータス。

 LV  41

 HP  21000

 MP  5000

 ATK 124

 VIT 100

 DEF 111

 INT 152

 DEX 121

 AGI 135

 バランスの取れた驚異的な身体能力である。

 尚、この数値は吾輩の目視での計測であり極限状態では大きく変化することを記載しておく。

 得意武器、日本刀。

 今現在も手にしている刀は星々の庭園唯一の鍛冶師フォーマルハウトに打ってもらったものであり自身の愛刀として手入れが行き届いていた。

 陰陽術に関しても当時から第4境地陰陽術を使いこなしていた。

 この前の戦闘では炎を発現、未だに第5境地には至っていないと思われる。

 

「シリウス、こうやってデータを入力しているだけでも彼女の脅威的能力には驚かされるネ。おっと、対処方法も記載しておかねば……」


 対処法、先の戦闘から他の者が傷付くことに大きな動揺が見られたことにより、まず彼女の心を攻めることが有効打であると考えられる。

 人質に民間人を取るもよし、星々の庭園隊員ならば更に効果的だと思われる。

  

 カタッカタカタカタ……


 コードネーム、リゲル。

 本名、不明。

 身長、159cm

 体重、50kg

 年齢、17

 浅葱色の髪色から紀州藩だと思われる。

 幼少時、野党に襲われ村が壊滅。

 彼女自身も背中を斬りつけられ瀕死の重傷を負いながらも生き延びることができるが身売りに拾われ過酷な環境下で過ごすことになる。

 だが、様々な経緯を経て春夏秋冬美心に助けられ春夏秋冬邸に養子として迎え入れられる。

 当時から星々の庭園内ではシリウスの補佐的な立ち位置で自身の力を誇張していた様子が多く窺えられた。

 現在のステータス。

 LV  39

 HP  18900

 MP  4300

 ATK 92

 VIT 93

 DEF 84

 INT 177

 DEX 141

 AGI 84

 知力と器用さに長けた相手であることがステータスから窺えよう。

 尚、この数値は吾輩の目視での計測であり極限状態では大きく変化することを記載しておく。

 得意武器、弓・スリングショット。

 射撃武器は全般得意だと思われるが彼女自身、幼少時の恐怖体験から銃火器に関しては触れることすら出来ていない。

 現在も未だに弓を扱っていることから銃火器恐怖症は克服できていないことが窺えられる。

 陰陽術に関しては彼女もシリウス同様、第4境地であることは先の戦闘から放った術により安易に予想できる。

 対処法、彼女は承認欲求が高い傾向が多く見られることから周囲に仲間がいることで高い戦闘能力を維持している。

 故に1対1に持ち込めば勝機は難なく見込めると考えられる。

 その際、近接戦に持ち込めば弓ではなくスリングショットに持ち変えることには注意が必要である。


「ふむ、リゲルに関してはもう少し調査してみても良いネ。カペラとの関係も気になるし……いや、その辺りはカペラのデータを纏める時に記載すれば良いネ」

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